本と着物と時々ごはん

すこし前の話ですが、着物について面白い（？）出来事があったのでまとめておきます。

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10月下旬の出来事。2週間振りの休み、しかも2連休！
やっと着物で出かけられる～♪　と1日目はフルで遊ぶ計画をたて、
外歩きまわるから足下はブーツ、防寒用の帽子に帯は角だしと
こんな（→）普段着コーデで出かけようとした矢先、上司から電話が。

「急な仕事発生したから、夕方5時に会社来て」
……まぁ仕事があるから着物買えてメシ食えるわけなんでしょうがないけどね……。
それでもせっかくの休日、時間まで遊んできもののまま会社へ。


きもの初披露だったので、なに言われるか内心ドキドキ。
年近い上司や同僚は　「お、着物。遊んできた帰り？」　と普通に突っ込むか完全スルー。
白い目で見られないだけでもよかった～と安心してたら……甘かった。

50代上司が私の姿を見た途端、カッと目を見開いて
「なんて格好してるの！！」
と母的ツッコミ！　以前から趣味で着ているとは話してても、実際見ると驚くようで。。


その後も　「それは遊び着なの？」　「それで街とか行くの？」
はては　「よくそんな格好でそと歩けるな、勇気ある～」　とからむ、からむ （苦笑

近年和服ブームで、仙台でも着物を日常的に楽しむ人が増えていると説明しても
「俺は見たことない」　と納得してもらえず。
正統派の着物だったらこんなに驚かれなかった？　と反省しかけたけど
それはそれで　「お見合いか!?」　と騒がれるのは確実だし、
第一、コーデについては一言もふれない。

よくよく話をしてみると　『普段着として着物を着ている』　ことに
強い違和感をおぼえるそう。

「あくまで着物は礼装儀式用のものであって、日常的に着るものではない」
という口ぶりに、これが噂の
『着物が自由に楽しめない理由』　になる　『口やかましい家族や、ご近所さん』　か！
と納得。
幸いうちは　「あら着物。いいわねv」　で済ましてくれる環境だったので
このような拒否反応おこす人には初遭遇。
そりゃ、こんな人が周りにいたら気持ちよく着れなくもなるわ……。


TPOとは関係なく　「なんでもない日に着物を着る」　こと事体が異常と
とらえる人もいると、身を持って知ることができた出来事だった。

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街や骨董市では確実に和服人口増加。着物イベントも数多く行われている。
それにともない普段きもの（おしゃれ着も含む）の認知度も高くなってると勝手に思ってたのは
大きな間違いだったんだな～。
気づかせてくれた上司にちょっと感謝です （笑

あんまり調子のらないよう気をつけつつも、もっと普段きものを楽しんでやるぜ！　と
逆にやる気が起きた出来事でした♪　（はい、天邪鬼です）