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カテゴリ:読書
ようやく昨日読了。
裏表紙には「ゴーギャンの伝記に暗示を得て、芸術にとりつかれた天才の 苦悩を描き、人間の通俗性の奥にある不可解性を追求した力作」(なんのこっちゃ?)とあります。 生きているうちには見向きもされなかった天才画家の話です。 絵を描きたいがために妻と子を捨てフランスに渡り、そこでもまた知り合いの 妻を奪い結果的には彼女は自殺してしまう。始終お金は無いがそんなことは全く 気にしない。ふむふむ。 ときおり「ビンゴ!」と叫びたくなる記述があり、結構楽しめた。音楽は聴けば知識がなくてもそれなりに感動できるが、私は絵画となると全くわからない。 巨匠と呼ばれる画家のそれこそ作品はすばらしいとは思うものの果たしてそれは 自分自身が感じた感動なのかそれともいままでに得た情報から得た感情なのかわからない。単に鑑識眼がないだけなのだろう。ただすばらしいと感じることが大切なのかもしれない。 私的には絵画に関しては、書いている本人が一番幸せなんだろうと思う。 などとこの本を読んで思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 4, 2005 12:14:05 AM
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