後戻りも大事な進歩
今にも動き出しそうな躍動感あふれる人形たちによって、懐かしい20世紀の庶民の生活を描き出す。見るものを懐かしい世界へと誘ってくれます。●南條亮・ジオラマの世界「人間・この愚かですばらしきもの展」●2002年8月1日(木)~7日(水)●大阪・梅田の阪神百貨店~僕がジオラマを通じて訴えたかったのは、「後戻りも大事な進歩」ではないだろうかと言う事。この20世紀、人類はものすごいスピードで進歩を遂げてきました。戦争、復興を繰り返し、それでもまだ懲りずに地球上のいたるところで戦争が起こっている。環境汚染も取り返しがつかないほど進んでいる今、このまま未来に突っ走るだけでいいんだろうか。人間はもう一度、ここで少しだけ後戻りして過去を見つめ直して、これからどこへ行けばいいのか目標を見定める必要があると思うんです。~7/31新聞広告より******7月の映画*****★「少年の誘惑」・・・中国映画:シネ・ヌーヴォにて★「海辺の家」