よっ、中村屋!「船乗り込み」:川のある町づくり
歌舞伎俳優の勘九郎改め18代目中村勘三郎さん(50)が29日、大阪市中心部の川をめぐる「船乗り込み」に参加した。江戸時代、芝居小屋に出演する役者が船で乗りつけたのが発祥の伝統行事。お囃子(はやし)の音もにぎやかに土佐堀川や道頓堀川を通り、大阪・ミナミの松竹座近くまで約1時間。終点の戎橋の上や両岸の遊歩道には約3千人が集まり、「待ってました。中村屋!」という掛け声や紙吹雪で一行を出迎え。 襲名披露公演は7月3日から28日まで。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・♪生まれ難波のハ百八橋(はっぴゃくやばし)と歌われる、大阪は川のまち。「船乗り込み」(ふなのりこみ)とは、歌舞伎興行の際、役者が船に乗って御披露目しながら、お客様のご来場を呼びかけていく、江戸時代からの儀式で、歌舞伎独特の伝統行事。いったん廃れていたのですが、79年に55年ぶりに復活しました。そうだ、こうやって、川を利用すればいいのだ。そうすれば、川に対する無関心が消える。そうすれば、川がきれいになる。今は埋められて、道路になってしまった川も多いはず。それをもう一度、川に戻す。川の両脇に柳の木を植える(間違っても桜ではダメ)。川にそって遊歩道を作る。川で泳ぎ、憩う。生活の中に川がある町作り。都市のヒートアイランドが、言われる昨今、まちに水辺を取り戻すことが大切だ。都市に川の復元は、夢物語ではなく、お隣の国、韓国では、もう始まっている。◎地球を救う127の方法・水◎58.自然の水循環を生かし、川は川らしく、海は海らしく保全する。2003年7月、韓国の首都ソウルの中心部で、川を覆って造られた高架道路を取り壊し、元の川を復元する大工事が始まりました。素適な宇宙船地球号シリーズメガシティーの挑戦 【第15回】 「高架道路が川に戻る日」 ~ソウル1000万人の決断~ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★6月30日*6月の暦*UP