昔語り:人のねうちと煙草の味は、・・・。
父の葬式は、やらないと決めていた。遠くの親戚に、会社を休んでまで来てもらうのは、気の毒だ。この先、なにかあっても、お返しが出来ないかもしれない。私たちは、故郷を遠く離れて暮らしているのだから・・・。けれども、妹の夫や私の夫が、是非、すべきだと言って譲らなかった。麦わら帽子の父の 写真を飾ったささやかな葬儀をしたが、結果的には、良かったと思っている。通夜や葬儀の慌ただしさが、悲しみを紛らしてくれたのだから・・・。葬式が終わって火葬場に行く。火葬場の待合室は、ホテルのロビーのように明るく、ゆったりとしていた。そこで、待っていると、故郷の遠縁が数人、来て言った。「49日の法要を兼ねた『お別れ会』を、うちの村でやって。私らが、なにもかも用意するから・・・。いやとは、言わせんよ。」思いがけない、ありがたい申し出に、ビックリした。血の繋がった人は、誰もいない故郷・・・。家を空けて、はや5年が経つ、故郷・・・。その故郷で、村の人が「お別れ会」を開いてくれるという。百姓仕事と人と話をすることが大好きだった、なんの肩書きも持たない父・・・。人のねうちと、煙草の味は、煙にならないとわからない。そんな、諺が、頭をよぎった。::::::::::::::::::::::::::::●February 28, 2003の日記を再度アップしました。 ♪ピンポンパンポン~ピンポンパンポン~いつも、ご来店いただき、まことにありがとうございますm(_ _)m222222番をおふみのお客さま、いらっしゃいましたら、最寄のコメント、掲示板でお知らせくださいますようお願いいたします。♪ピンポンパンポン~ピンポンパンポン~写真は、年末の買い物、6666円のレシート。ねらったわけではないのですが( ̄▽ ̄) 人気blogランキングへ・・・・・・・・・・・・・◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★3月26日*父の麦わら帽子:花ぞ昔の 香ににほひける* UP