「博士の愛した数式」★数学って奥が深い
博士と過ごしたひとときは私とルートにとって本当に大切な時間でした。+++映画「博士の愛した数式」を見てきた。胸がキューンと痛くなるような映画でした。■あらすじ■不慮の交通事故で、天才数学者の博士(寺尾聡)は記憶がたった80分しかもたない。何を喋っていいか混乱した時、言葉の代わりに数字を持ち出す。それが、他人と話すために博士が編み出した方法だった。その博士のもとで働くことになった家政婦の杏子(深津絵里)と、幼い頃から母親と二人で生きてきた10歳の息子。博士は息子を、ルートと呼んだ。博士が教えてくれた数式の美しさ、キラキラと輝く世界。母子は、純粋に数学を愛する博士に魅せられ、次第に、数式の中に秘められた、美しい言葉の意味を知る―博士と過ごしたひとときは私とルートにとって本当に大切な時間でした・・・・・・・・・・・・・・・・・博士は家政婦の杏子に、なにかと数字を聞く。それが、博士の会話の仕方。例えば、杏子(深津)に向かって、「君、足のサイズは何センチ?」と毎日聞く、博士。博士にとって80分しか記憶が持たないのだから、毎日聞く。「24センチです」と杏子が答えると「いさぎよい数字だ」と言う。24を割ることが出来る数字は、1、2、3、4、6、8、12だけれど、1+2+3+4+6+8=24になるからだという。誕生日を聞いたり、電話番号を聞いたり・・・。杏子の息子が一人で留守番をするのは、寂しかろうから、連れてくるようになど博士は優しい人だった。その優しさと純粋に数学を愛するに博士に魅せられ、次第に、数式の中に秘められた、美しい言葉の意味を知る母子。数式という一見小難しく思われるものも博士は、美しいものを語るようにいとおしげに、愛情豊かに語る。母子は、かつて野球の選手でもあったという博士を息子の野球の試合に誘ったり、散歩にさそったりして、博士の行動半径を広げる。博士と家政婦とその10歳の息子。驚きと歓びに満ちた日々がいつまでも続くかと思われた・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・人間に対するように数学を愛した博士が純粋で美しい。完全数、階数、ルート・・・。大きくなった、ルート(吉岡秀隆)は、博士と同じように愛情をこめて数字を語る。「博士の愛した数式」は本屋さんが選ぶ「第一回本屋大賞」に選ばれた本が原作。数学って奥が深いなあ・・・。■おまけ■「完全数」とは?自分自身を除く約数の和が元の数を等しくなる数字のこと。最小の完全数は6。6の約数は、1,2,3,6で6以外の和→1+2+3=6 人気blogランキングへ・・・・・・・・・・・・・◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★5月3日*雨の名前:薬降る(くすりふる)* UP