愛を読むひと★ナチズム
■愛を読むひと■ 愛は本に託された。1958年のドイツ。15歳のミヒャエル(デヴィッド・クロス)は、気分の悪くなったところを21歳年上のハンナ(ケイト・ウィンスレット)に助けられる。その出会いから、2人はベッドを共にするようになり、ハンナはミヒャエルに本の朗読を頼むようになる。だが、ある日突然、彼女が姿を消してしまう…。数年後、法学専攻の大学生になったミヒャエルは彼女と法廷で再会する。彼女は戦時中の罪に問われ、無期懲役の判決を受ける。時は流れ、ミヒャエル(レイフ・ファインズ)はハンナの最後の“朗読者”になろうと決心し、彼女の服役する刑務所に物語の朗読を吹き込んだテープを送り続けるのだったが――。ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説「朗読者」の映画化。 何ヶ月も前から待っていた映画。ケイトの濃い一文字眉やちょっとクラッシックな顔だちが大好きで、この人の映画は、「ネバーランド」、「ホリデー」、「レボリューショナリー・ロード」など、けっこう見ている。映画館では見ていないけれど「いつか晴れた日に」や「タイタニック」も大好き。この映画、1958年のドイツが舞台。ハンナ(ケイト・ウィンスレット)の部屋には、キッチンがあり、ホーローの鍋がかけてあった。キッチンの隣には、バスタブも仕切りのない質素な部屋。15歳のミヒャエル(デヴィッド・クロス)がハンナに頼まれて石炭を運ぶシーンがあったが、この頃は煮炊きや暖房は石炭だったようだ。1958年ごろのドイツの暮らしが垣間見れて楽しかった。それにしても、ハンナはなぜ、文字を習わなかったのだろう。アルファベットは簡単なにに・・・。映画の中では、ナチの問題が大きい。ドイツでは、つい最近までナチズムに加担した人が裁かれていたのだと実感。この映画はケイト・ウィンスレットが第81回アカデミー賞主演女優賞に輝いた映画だ。・・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★6月30日*サルビア歳時記:6月の季語 *・・・・・・・・・・・・・・