プレゼント:「マーガレット・ハウエルの『家』」
著者は人気ファッションデザイナー。洗練されたセンスでファッション、インテリア関係者にもファンが多い。本書ではそんな彼女の海辺のセカンドハウスやロンドンの自宅などを大公開。そのインテリアスタイルの魅力を存分に味わうことができる楽しい一冊だ。「ダ・ヴィンチ」2007年1月号掲載 去年の10月24日~25日、■癌を患っていた友人■を見舞いに千葉に行った。その時、友人は「はるなさんにも、なにかあげないといけないね」と言いながら本棚を探した。なにかあげないとというのは、形見としてという意味だ。その時にもらったのが、「マーガレット・ハウエルの『家』」。美しいものが大好きな彼女が大切にしていた本を、私も言葉には出さなかったけれど形見として受け取った。彼女が亡くなったのは、それから4ヵ月余り後の3月17日。友人は今年■3月17日に亡くなったけれど、■多くのものを私にくれた。折々、書いておくことにする。■記録:親友の死■ 「プレゼント」あなたが私にくれたもの キリンがさかだちしたピアスあなたが私にくれたもの フラッグチェックのハンチングあなたが私にくれたもの ユニオンジャックのランニングあなたが私にくれたもの 丸いレンズのサングラスあなたが私にくれたもの オレンジ色のハイヒールあなたが私にくれたもの 白い真珠のネックレスあなたが私にくれたもの 緑色した細い傘あなたが私にくれたもの シャガールみたいな青い夜(以下略) 【内容情報】(「BOOK」データベースより)1989年から17年間にわたる取材で、LEE掲載のたびに反響を呼んだ彼女の家の洗練されたインテリアや暮らしぶり。ファッションやインテリア関係者から、「私のお手本」「昔の記事を大切にしている」といった声も。彼女の“今まで”のスタイルを本書で再編成。さらにイギリスではインテリアデザイン通として一目置かれる彼女の、新しいセカンドハウスなど“現在”のインテリアスタイルをお届けします。 【目次】(「BOOK」データベースより) 私の家/サフォークの海辺の家で始まった、新しいインテリアスタイル/インテリアデザインの発信地になった、ウィグモアストリート・ショップ/好きなものを一つずつ集めた、心やすらぐロンドンの家/暮らしに彩りを添える、休日の心豊かな時間/信頼する年上の友人フィオナの、雑貨あしらいの光る部屋/訪れるたびに刺激を受ける、友人達の5つの家/おわりに 【著者情報】(「BOOK」データベースより) ハウエル,マーガレット(Howell,Margaret)ファッションデザイナー。1946年9月5日、イギリス南部サリー州生まれ。ロンドンのゴールド・スミス・カレッジでファインアートを学ぶ。アンティークマーケットで出会ったシャツに魅かれ、1970年にメンズシャツを発表。大評判を呼び、1977年にはロンドンに初のショップを持つ。1981年に日本上陸。以降、上質で洗練された服で、おしゃれな大人達を魅了し続けている。1999年にハウスホールドグッズのラインをスタート。2002年、ロンドンの旅艦店ウィグモアストリート・ショップ、2006年フルハムロード・ショップをオープン。モダンブリティッシュデザインに造詣が深く、インテリア分野でも一目置かれる存在(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2013年10月18日*豆名月・栗名月・・・片見月*・・・・・・・