四国バス旅行:ダムは必要か?
ダムは必要か?本当にこんなに大きなダムが必要だったのだろうか?各地の川がやせ細っているのを見るにつけそう思う。かつては、高瀬舟で賑わっていた■吉井川■も今は水量は少ない。ダムのせいだ。9月28日、四国の早明浦(さめうら)ダムに行った。この早明浦(さめうら)ダムは、西日本に住んでいると毎年、必ずといっていいほど渇水のニュースをテレビで聞く。このダムの計画があがったのは、1949年、今から65年前。出来あがったのが1975年というから20年以上、かかっている。住民は四国四県の新たな水資源開発のために住み慣れた故郷を永久に失うという犠牲を払った。またダム建設に伴う漁業権喪失に対する吉野川流域の漁業協同組合との補償交渉も難航し、ダム本体建設工事に伴う濁水補償に2,330万円、ダム放水による河川塩分濃度への影響に対する補償として2億9,500万円が補償費として支払われた。現代だと自然を守れという運動が起きて、ここまで巨大なダムは造らなかっただろう。政治家の利権がからんだのだろう。「ダムネーション」という映画がくる。最近は、ダム建設が本当に必要かと日本でも言われ始めたが、これはアメリカのダム撤去の選択。■映画:ダムネーション■アメリカ全土につくられた7万5千基のダム。それらの多くは、川を変貌させ、魚を絶滅させ、それにもかかわらず期待される発電・灌漑・洪水防止のいずれにおいても低い価値しか提供していない。むしろダムの維持には高い経済的コストもかかっている。そんな負の面ばかりのダムを「撤去」する選択が、アメリカでは現実になってきた。だが「ダム撤去」が当たり前に語られるようになるまでには、「クレイジー」と言われながも川の自由を求め続けてきた人びとの挑戦があった。彼らのエネルギーにより「爆破」が起こるドキュメンタリー。2014年11月22日(土)より自然の上に、構造物を造る時代から、自然に戻す時代になったのだ。嬉しい!!■写真はドイツのマイン川。■自然が残っていて、ボート、ヨット、川遊びをしている人が多かった。これが、本来の川の姿だ。■四国バス旅行:リョーマの休日■2014.9.27■四国バス旅行:バス故障で立ち往生■2014.9.27■四国バス旅行:県境にある雲上のカルスト高原■2014.9.28■四国バス旅行:中津渓谷■2014.9.28■四国バス旅行:沈下橋■2014.9.28■四国バス旅行:ダムは必要か?■2014.9.28・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・