レインマン★午前十時の映画祭
■レインマン■高級中古車ディーラーのチャーリー(トム・クルーズ)は、幼い頃から折り合いが悪かった父の訃報に接し、葬儀に出席するため故郷のシンシナティへと向かった。遺言書を開封し、自分に遺されたものが車1台と薔薇の木だけという事実にショックを受けたチャーリーは、300万ドルという莫大な遺産が匿名の受益者の手に渡ると聞かされる。その受益者とは、長年施設暮らしを続けている実の兄、レイモンド(ダスティン・ホフマン)だった―。 高い知能指数と並外れた記憶力がありながら、自分を上手く表現できないサヴァン症候群の兄、そんな兄の存在を知らずに生きてきた自由奔放な弟―離ればなれに暮らしていた兄弟が次第に心を通わせていく姿を描いたロードムービー。第61回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、脚本賞、ダスティン・ホフマンの主演男優賞の4部門を受賞した。この作品のもう一人の主役といえるのが、1949年型ビュイック ロードマスターコンバーチブル。曲線のボディラインが美しく、直列8気筒の「ファイヤーボール・エイト」エンジンが搭載された特別仕様車。当時8,095台の限定生産だったという。★コンバーチブルとは、オープンカーのこと。「幌やハードトップの取り外しができて、屋根付き、オープンカーの切り換えができる自動車」のこと。日本では一般的に「オープンカー」と呼ばれるクルマの一つです。コンバーチブルとは英語で「Convertible(変換できる)」という意味。「オープン状態」と「クローズド(屋根を閉めた)状態」を変換できるからこう呼ばれています。 二人が旅する国道66号線はルート66とも呼ばれ、西部の発展に重要な役割を果たした大陸横断道。幾度となく映画や小説、音楽などで扱われ、アメリカの古き良き時代を象徴する道として知られている。★レインマンとはなにか?このことが、気になって仕方が無かった。高級中古車ディーラーのチャーリー(トム・クルーズ)は、2歳で母親が亡くなった。さびしくなかったのかという問に、チャーリーは、「レインマンが来てくれたからさびしくなかった」と答える。私はレインマンは、チャーリーの空想の人だと思っていた。まだ幼かった、チャーリー自身にも、分からなかった。旅の途中までは・・・。★高い知能指数と並外れた記憶力がありながら、自分を上手く表現できないサヴァン症候群の兄、レイモンドを演じたのがダスティン・ホフマン。サヴァン症候群とは、知的障害などがある一方で、特定分野で高い能力を持つ症状のことである。映画内では自閉症とされているが、自閉症=サヴァン症候群ではない。レイモンドは、電話帳や6組のカードを覚える記憶力、4ケタの掛け算を瞬時にできる計算能力、床に散らばったつま楊枝の数を瞬時に言い当てる能力などを持つ。高い能力を持つ一方で、コミュニケーション能力に問題があり、金銭の概念について理解できない。また、外界に恐怖を感じているため、決まったテレビ番組を見て決まった食事を取るなど、パターン化された行動を好むなど、1人で生きていくのは困難である。「レインマン」の原作者であるバリー・モローは、サヴァン症患者のキム・ピークからインスピレーションを受けたという。また、レイモンドを演じたダスティン・ホフマンは、何人かのサヴァン症候群の患者と会い、役作りを行ったという。■「レインマン」■★高級中古車ディーラーのチャーリーを演じるのはトム・クルーズ。若い、美しいトム・クルーズ。この映画は、1988年前のもの、今から、35年前のものだ。そりゃあ、トム・クルーズが若いわけだと先日の■トップガン マーヴェリック■を思い出しながら納得した。とてもいい映画だった。・・・・・・・・・・・・・・・・ にほんブログ村・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・