6681239 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

おしゃれ手紙

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2020.03.24
XML
テーマ:読書(8621)
カテゴリ:詩歌・名文
桜 ●「願わくは 花の下(もと)にて 春死なむ 
そのきさらぎの 望月のころ」
 西行法師

歌というものは時として、「いかに詠んだか」よりも「だれが詠んだか」の方が重要になる。
『願わくば桜の下で死にたい。
花咲き初める二月の満月の桜の木の下で』。
桜と満月の取り合わせに、今の人は理想的な美の風景を思うかもしれない。
しかし、伝統的な和歌でこれらを合わせて詠むことはない。
過剰なのだ!
盆と正月、寿司とステーキ、山盛りの宝石!!
今日の歌は優雅を遥かに超えて下品なのである。
しかしこれが許される場合がある、詠み人だ。
まあご存知だとは思うが西行である。
西行は花と月という色の極みを求めて仏の道を歩んだ、支離滅裂、むちゃくちゃである。
その人だからこそ成り立つ一首、稀代の作品だ。
今日今宵はまさに如月(旧暦二月)の望月、隈なき月下の桜に出会えたら、彼の狂気を一寸感じられるかもしれない。
●「われ死なば 焼くな埋めるな 野に捨てて
飢えたる犬の 腹を肥やせよ
」(歌川広重)
●「生き過ぎて 七十五年 くいつぶし
限り知られぬ 天地(あめつち)の恩」
(大田南畝)

「この世をば どりゃお暇(いとま)を せん香の
煙とともに 灰さようなら」
(十返舎一九)


石の上3年たったら次の石
 「昭和よ、」より
昔の人の死生観を詠んだ歌。


つひに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを
  古今集 在原業平
(ありわらのなりひら)
・・・・・・・・・・・・・・・・
バナー ボタン

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
・・・・・・・・・・・・・・・・・
   





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.03.24 00:02:00
コメント(0) | コメントを書く


PR

Recent Posts

Category

Archives

Favorite Blog

火野正平さん New! りぃー子さん

こぼれのネモフィラ… New! dekotan1さん

プリムラが咲き始め… New! アトリエもこさん

ミミズバイの! New! snowrun29さん

★☆ 「どうして書く… New! sunkyuさん

Freepage List

Comments

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X