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2020.05.04
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テーマ:つぶやき(12179)
カテゴリ:詩歌・名文
 悟りといふ事は如何(いか)なる場合にも平気で生きて居る事であった。   正岡子規
 俳人にとって悟りとはいつでも平気で死ねることではなく、生をひたすら愛(め)でることであった。
激痛にのたうちまわるなかでも、弟子たちを頻繁に迎えた。
 薬や麻痺剤を服用する一方で、パン、スープ、鶏卵、刺身、焼き物、飯と三食しっかり食べ、間に牛乳や菓子パンも。
死の直前まで床で画譜画帖(がじょう)を楽しみ、絵筆をとり、料理や社会情勢・教育を論じた。
「病床(びょうしょう)六尺」から。
2016.3.16朝日新聞 「折々のことば」341
病牀六尺 正岡子規 二十一

 俳句や短歌、文章の革新運動を進めた正岡子規は脊椎カリエスに侵され、34歳の若さで世を去った。
その最晩年の随筆『病牀(びょうしょう)六尺』は、明治35(1902)年の5月5日から亡くなる2日前の9月17日まで計127回、新聞「日本」に連載された。
不治の病で床に伏し、激痛と闘いながらも森羅万象への好奇心を持ち続けた日々の記録は、今も読み手の心を揺さぶる。

病床六尺、これが我世界である。
しかもこの六尺の病床が余には広過ぎるのである。■

6尺は約1・8メートル。
その狭い床からほとんど動けない生活がもう何年も続く。
そんな厳しい病状から書き起こされる日記形式の随筆は、6月以降一日も休まず掲載された。

コロナウィルスで毎日、家に閉じこもる日々。
けれど、買い物くらいは行くことができる。
体力が落ちないように家の周りをウロウロと歩く自由はある。

台所でご飯を作り、食べる楽しみがある。
ネットがあるから、家に居ながらにして、世界の様子が分かる。
ブログだって書くことができる。
なにより、子規のような激痛がない。

子規に比べてなんと自由だ!!
そう思って、もう少しこの時期を耐えようと思う。

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Last updated  2020.05.04 18:09:38
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