テーマ:懐かしい昔の話(548)
カテゴリ:昭和恋々
昔は、12月28日に正月用の餅を搗いたら重箱に入れて、前と後ろの家におすそ分け。
持って行くと、おばちゃんが 「はるなちゃん、ありがとう。はい、おつり。」と言って、 空になった重箱にマッチ棒を一つまみ、入れてくれた。 ■おつりはマッチ■ しかし、なぜ、マッチを入れる時、「おつり」と言うのだろうと考えていた。 その答えは、偶然読んだ本にあった。 以下、書き抜き。 以前はお祝いのお赤飯や五目寿司やお彼岸のおはぎなど、家で作りましたから、余分に作って近所や親せきに配りました。 もらった家では、入れてきた重箱やお皿を返すときに、ちょっとしたお返しを入れました。 これが御移りです。 「おため」、「おとめ」、「とび」、「とみ」、「とめ」、「としのめ」などと呼ぶ地方もあるそうです。 お返しの品には、おくられた赤飯や五目寿司の一部とか、豆、梅干しなどのほか、半紙や付け木、マッチなどが使われました。 届けてくるのが子供だったりすると、子供が喜ぶお菓子や鉛筆、ノートや、ノートや、ちょっとしたお駄賃を渡しました。 以上、「昭和なくらし方」より。 「御移り」→「おうつり」→「おつり」となったのだ!! そういえば、結婚祝いをもらった時。 もらった金額の半分を返す「半返し」と共に、半紙を「おため」として渡した。 50年近くたって、「おため」の半紙の意味が分かった!!! *妾の本宅伺いのお為は、桐箱入りの絹一匹と定まっていた。 (■お為とは■ お盆を使わずに出すお為は、下目のものに遣わす駄賃替わりの意味。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.12.28 00:08:11
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