テーマ:環境問題、環境保護(200)
カテゴリ:環境問題
自然を残すというのは、「文明」が持ちはじめたあたらしい意志である。 ●(マンハッタンの最北は)三方が河水にかこまれている。 ニューヨーク湾の満潮のときは、海同然になるにちがいなかった。 「ようこそ、インウッド・ヒルズに」 という、ニューヨーク市がたてた立札が路傍にあった。 このあたりの地名がインウッドで、起伏する丘がことごとく自然のままの公園になっていた。 自然を残すというのは、「文明」が持ちはじめたあたらしい意志である。 「街道をゆく39 ニューヨーク散歩」司馬遼太郎 ●インウッド・ヒルズ● マンハッタン北端に広がる公園。 自然がよく残され、島の岩盤が露出しているところなどがある。 かつてインディアンが住んでいた。 司馬遼太郎が、ニューヨークに行き、マンハッタン島の最北の部分に立った時の文章だ。 日本では、「開発」という名もと、自然が破壊されるのをよく聞く。 ■神宮外苑の再開発という名の自然破壊■ 市民から反対の声が上がっているのに、無視をして、3000本もの樹木を伐採しようとしている東京都。(2023年) そんな東京・明治神宮外苑の再開発に対して 「遺産危機警告(ヘリテージアラート)」を出したイコモスの専門家らが9月15日、記者会見を開き問題点を語った。 公園に高層ビルを建てるという計画=「開発」=進歩的という日本の常識は、世界から見れば大きく間違った非常識なことだといえる。 日本の「開発」好きな首長たちよ、自然を残すというのは、「文明」が持ちはじめたあたらしい意志であることがわからないのか!! ■神宮外苑1000本の樹木を切らないで~再開発計画は見直しを!■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.10.05 01:11:17
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