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2024.10.05
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カテゴリ:環境問題

自然を残すというのは、「文明」が持ちはじめたあたらしい意志である。

●(マンハッタンの最北は)三方が河水にかこまれている。
ニューヨーク湾の満潮のときは、海同然になるにちがいなかった。
「ようこそ、インウッド・ヒルズに」
という、ニューヨーク市がたてた立札が路傍にあった。
このあたりの地名がインウッドで、起伏する丘がことごとく自然のままの公園になっていた。

自然を残すというのは、「文明」が持ちはじめたあたらしい意志である。


「街道をゆく39 ニューヨーク散歩」司馬遼太郎
NY ●インウッド・ヒルズ●
マンハッタン北端に広がる公園。
自然がよく残され、島の岩盤が露出しているところなどがある。
かつてインディアンが住んでいた。

 司馬遼太郎が、ニューヨークに行き、マンハッタン島の最北の部分に立った時の文章だ。

日本では、「開発」という名もと、自然が破壊されるのをよく聞く。
神宮外苑の再開発という名の自然破壊

市民から反対の声が上がっているのに、無視をして、3000本もの樹木を伐採しようとしている東京都。(2023年)
そんな東京・明治神宮外苑の再開発に対して
「遺産危機警告(ヘリテージアラート)」を出したイコモスの専門家らが9月15日、記者会見を開き問題点を語った。

公園に高層ビルを建てるという計画=「開発」=進歩的という日本の常識は、世界から見れば大きく間違った非常識なことだといえる。
 日本の「開発」好きな首長たちよ、自然を残すというのは、「文明」が持ちはじめたあたらしい意志であることがわからないのか!!

神宮外苑1000本の樹木を切らないで~再開発計画は見直しを!
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Last updated  2024.10.05 01:11:17
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