父は山口県美和町の出身です。

上京後芥川家の三女フクを娶り、生まれた子が後の龍之介。

芥川家に養子として育てられたから、芥川龍之介になったそうです。

龍之介は、山口県由宇町から岩国錦帯橋に上がり、その奥　山中にある父方の故郷美和町を望んだそうです。

「本是山中人」
この揮毫は長くどういった意味か分からなかったのだそうです。

訪れた碑は無人とおぼしき「真教寺」にヒッソリとありました。

人気もない里山の一角、龍之介のルーツ。

こんな緑したたる山中をルーツにする人が、どうして、あの、オドロオドロシイ
「地獄変」が書けたのでしょうか。

龍之介が病んでいたことは、まごうことなき事実でしょうが、あまりにその才気走った感性は、龍之介を短命たらしめたのでしょうネ。

合掌。　　　　　・・・じゃげなnet