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2005年10月03日
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カテゴリ:主婦としての私
ダンナの名言を、もうひとつ紹介したい。

もう、3年前ぐらいになるかな?
某、お仕事関係のMLで、仕事の辛さをこぼした女性の書き込みに、
「なぜ女性がそんなに無理して働くのか?」
と返した、とある男性からの発言に、メールが殺到して、
MLが一時ストップしてしまう、という騒ぎがあった。

その事件を、「こんなことがあってね~」
と、ふだんの会話の延長で何気なく話した時、
「それは、その仕事がその女性の存在理由だからでしょ?」
と、事も無げに言ったダンナの言葉に、私は心で泣いた。(もちろん感涙)

昨日挙げた「休日ぐらい夫を休ませてあげたい」という主婦の話には、
仕事量と収入がぜんぜん違うし、休日ぐらい夫を休ませてあげたい・・・とあった。

うちのダンナだって、朝は、6時過ぎに出て、7時から仕事、
帰りは、ノー残業Dayの水曜こそ早いが、ふだんは10時、11時・・・。
かれこれ毎日12時間ぐらい働いている、働き盛りの激務である。
収入だって、ちょこっとパート程度の私に比べたら、やっぱり10倍は違う。

それでも、私は、遠慮しなかった。
なぜか?という答えが「奥さんのキモチ次第」という私の結論になる。

「夫を休ませてあげたい」奥さんと私が違うのは、キモチの問題で、
つまり、奥さんがそれで満足か、それだけでは満足できないか、
というその一点に尽きる。

「夫を休ませてあげたい」理由として、仕事量や収入を挙げているけれど、
要するに、その奥さんは今の生活に満足している、のが一番の理由でしょう。
それはそれで結構だし、それを他人にとやかく言われても「余計なお世話」で済む話。

でも、私は、家事と育児だけでは満足できなかった。
家事と育児だけでは、私らしさを発揮できなかったから。
物心つく前から弾いてきたピアノは、親の意思だったとはいえ、
やはり、私の大事な自己表現手段だったから。

「ピアノを弾くこと」が私の取り柄だし、
「家事」をいくらがんばっても人並み以上に特別できるとも思えなかった。

家事の出来栄えはともかくとしても、家事自体に、
私にとってのピアノ以上の魅力や意味づけを感じなかった。

まして、結婚したから、というだけで、その責任を全部「妻」に押し付けられる
・・・というのは、どうしても納得できなかった。

「妻」であるより前に、わたしは「私」なのだから。

(またまた明日に続く)





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最終更新日  2005年10月03日 19時10分52秒
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