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医療崩壊が叫ばれる日本。
第一線の臨床病院で働く医者のつぶやき。 医者も人間。喜びもあれば愚痴もあります。 (なお、当ブログでは個人情報に配慮するため、記事中には実際と異なる名称や期日を使用することがあります。また、荒らし目的、宣伝目的のみのコメント、トラックバックは削除させていただきますのでご了承下さい。)
カテゴリ:医療報道
このブログはあまり読者が多くありませんが、それにしてもマスコミの横暴さは目にあまります。先日、下記のような記事をTECCMC's BLOG(但馬救命救急センターのブログ)で目にしました。
----------------------------------------------------- 4月23日 マスコミの人間に心はあるのか 本日,京都府亀岡市で悲しい事故が起こりました.当ドクターヘリも出動し対応しています.検証されるべき事項は沢山ありますが,1つの命をすくい上げようと誰しもが全力をしくしました.結果,望まない終末になることもあります.その後のご家族の心のケアには人として,医療者として十分な対応を心掛けております.当然,院内や病院敷地内に勝手に入り込み,勝手に取材,写真をとるマスコミには取材の許可を出しませんし,取材拒否の旨をきちんと伝えております.もちろん必要があれば病院から情報を伝えます. しかしながら,マスコミ各社の記者たちは霊安室の前にカメラをかまえ,お帰りになるご家族の映像を勝手に撮影していました.再三にわたって取材はお断りの旨を伝えていたにもかかわらず,一番大切にしたい瞬間に,ズカズカと土足で割り込んできました. ご家族,医療者,関係者の心情を考えられないくらいマスコミの人間の心は腐っているのでしょうか.このブログが多くの方に読まれていることは十分に存じ上げております.だからこそ敢えてここで述べます. ------------------------------------------------ どう感じるかは人それぞれです。「それが仕事だ」という人もいるでしょう。マスコミの一部の人間の行動かもしれません。ただ、各々の記者は、各々が各自の新聞社の看板をしょっていることを思い起こしてほしいです。このような記者の行動を許している大手マスコミの品位が問われていると思うのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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