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臨床の現場より

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カテゴリ:医療行政
 head&neckの病院には、現在200名以上の医者が在籍しています。このうち、旧制度のいわゆる医局人事で当院にきている人が6割位、新臨床研修制度以降、医局に属さずに当院に就職しているのが2割強、残りはまあ、医局人事で派遣され、そのまま居着いているような印象でしょうか、部長クラスで在院10年以上の方々です。現在のような制度の過渡期では、人事にいろいろな混乱を生じます。ある科の定員が6名とすると、以前は部長は医局員であるものの自分から希望を出さぬ限りはそう簡単に交代は無く、部下5名を医局の意向に従って数年単位で交代し、鍛えてゆく。新陳代謝の意味からもそれなりにうまく機能していました。現在はいわゆる後期研修医で病院として人材確保してゆくと、3年から5年、彼等が専門医や認定医の資格をとるまでは身分保証をしますが、それ以後の保証はせず、部長の一存でスタッフとして迎えるかどうかを判断するような感じになっています。ところが、まだ部長以下、中堅に医局人事での派遣の医師がいるわけで、たとえば病院就職の医師が増えてゆくと、中堅はどうするのか、という問題もあります。限り無く増員するわけにもいかないので、いつかは定員一杯になったときに誰かがほうり出されるシビアな状況がうまれるかもしれません。
 実際、自分が評価する、もしくは査定される立場に立つことを考えると冷静ではいられないのですが、考えてみると、これまでは人事交代に伴う義理や人情への葛藤を医局が肩代わりして楯になってくれていたことに思い至ります。
 
 新臨床研修医制度と、それに伴う医局崩壊は、制度施行以前の現場の医師にも様々な意識変革を強いていると感じるのでした。





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最終更新日  2007.09.22 22:47:14
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