臨床の現場より

　本日は、麻酔科の先生の慰労会です。
　もともと、うちの病院の麻酔科の先生方は非常に協力的で、「２４時間、外科系の医師のしたい時間に麻酔を提供する」というのがモットーなのですが、それにしても周りのコメディカルの問題もあり、予定手術はなるべく日中にくむことになります。緊急手術はもちろん時間外に多く、外科、産婦人科、整形外科等の科はどうしてもこの件数が増えますが、われわれのような科は、予定手術で深夜に及ぶ組み方となってしまうのです。
　麻酔科の先生方は、嫌な顔ひとつ見せずに引き受けてくれます。自分自身がここの病院の麻酔科で研修を受けただけに頼みやすい面もありますが、連日深夜におよぶロング手術の苦労を予定手術として引き受けてくれる麻酔科の先生方にはただただ頭が下がるばかりです。同じようなことは脳外科や、形成の先生も考えていて、「よし、それじゃあ感謝の気持ちを言葉だけでなく食べ物でつたえよう！」という流れになり、４科合同の焼肉パーティーとなったのです。
　宴会や忘年会、新年会など、飲み会嫌いな人に言わせると、あんなものは仕事ではないという返事が返ってきますが、こうした有志での会は楽しいものです。
　縁の下の力持ち的な存在である、麻酔科の先生にたらふくお肉を食べていただこうと思っているのでした。