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カテゴリ:こんな医者います
以前、「科の特性」という記事を書きました。結構医療関係者や、お知り合いに医師がいる方には共感を頂いたようで、「地位が人を造る」ということわざではありませんが、それぞれの医師の科によって、似た雰囲気というのは日本全国であるような印象を受けました。
head&neckも他人に影響を受けやすい面がありますから、やはり自分の科の雰囲気に染まってきているんだと思います。そこでふと考えたのは、「じゃあ、他科の先生の前では自分の態度が変わっているのかな?」という点です。勿論、年齢がぐっと離れている相手には共通した常識が態度にでます。例えば、うんと年上の先生には目上の年長者にたいする物腰になるし、後期研修医などが相手であればこちらが教え諭すこともあります。ですから、以下の記事はあくまで自分と同年輩の医師に対するhead&neckの態度としてお読み下さい。題して、 「~科の先生に相談する時」 ・内科 自分がマイナー科の外科系のせいか、何を尋ねても答えてくれると勘違いしてしまう。呼吸器の先生に心電図のことをついでに聞いたり、神経内科の先生に糖尿のことを質問した事あり。 ⇒「優等生に質問する不良」 ・外科 こちらは内科と逆に、自分も外科系なので、つい自分のキャパシティをこえる要求がきてもがんばってしまう。下咽頭癌で移植用の腸を取ってもらった患者さんの術後、つい腹部の創も診察する。←判るワケ無い。 ⇒「部活のコーチの前で頑張ってしまう選手」 ・眼科 なぜか病棟が同じことが多くて、マイナー科の悲哀を語り合うことあり。 ⇒「放課後のひと時」 ・皮膚科 自分の湿疹や手荒れを診せてしまう。 ⇒「いま私は患者」 ・放射線科 CTとかMRI写真だけしか診せていないにも関わらず、患者さんのことをすべて相手が判っていると勘違いしてあれこれ相談することもしばしば。放射線治療の先生にもかなり無理な要求をしている気が・・ ⇒「おまわりさん助けて」 ・病理 相談に行くと色々と教えてくれる先生が多いがhead&neckにはチンプンカンプンだったりする。 ⇒「学校の先生の前に立った生徒」 ・麻酔科 電話がかかってくると<びくっ>・・なんか術前検査で問題あったの見逃したかな?⇒「花粉症なので診てください~」⇒<ほっ> ⇒「風紀委員にいたずらを見つかった学生」 ・・・・書いていて、だんだん自分の医師としての欠点をえぐりだしている気分になってくるのでした。 ←まだまだ参加中。一日一回クリックを。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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