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普段は携帯電話を携帯していないことの多い私だが、
その日はめずらしく手元に置いてあった。 「プルッ」 鳴るか鳴らないかのうちに「もしもし」と出ると、相手は 「あっ、たなかさんですか?当たりましたよ!DVDレコーダー!」 と、まるで自分のことのようにうれしそうに発表した。 そういやあ、不動産やさんで部屋の契約をした際に 「よかったらここに住所と名前書いて下さい。 今、契約してくださった方に抽選でDVDレコーダーが当たるんですよ。」 とものすごく小さい紙切れを差し出されたのだった。 まだ持っていなかったので、とっても欲しかったが 字のデカい私はそんなスペースに書き込むのが面倒だったし、 まだ入居してもいなかったので「住所ならそっちの方が詳しいでしょうが」 「代わりに書いてよー」と言いたかったのだが、 小心者ゆえ、自分で欄からはみ出させつつも、契約書にある住所を写して 「絶対当ててやー」と言うのがせいいっぱいだった。 「うわあ、ほんまに当ててくれはったん~おおきに~」と、素直に喜ぶと 「この電話に5回コールして出られなかったら、次の人にまわすとこやったのに、 アンタ0.1秒で取らはったなあ」 と、不動産やのおにーちゃんは、ラッキーガールにあきれたような口調で言っていた。 「発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます」 という、よくある方式ではなく、自ら引き取りに行かねばならんシステムだというので その前にまずはツタヤへGO! プレーヤーだけあって、ソフトがなかったら観られないもんね。 が、しかし!私の望んでいるような洋画が見つからない!ないないない。 しょうがないので、特に見たくもない妻夫木くん主演のドラマを持って 混んでいるレジに向かった。 やっと順番がまわってきて、レジの人に 「あのー、どれもこれも吹き替えみたいなんですけど、 洋画の字幕版って置いてないんですか?」と質問してみた。 レジの人は何を訊かれているのかわからないという顔をした・・・・。 謎が解けても、再び並びなおす気力もなく、そのまま妻夫木くんを借りて 不動産やさんへ向かったが、ちょっとテンション下がり気味。 しかし、いつもどおりなれなれしいおにーちゃんたちに 「おめでとうございまーす!」と写真を撮ってもらい、 「等身大に引き伸ばして店の前に立てかけておきます」と言われると 化粧直しぐらいするべきであったと後悔しつつも、スキップで帰った。 ありがと~ありがと~ 「私以外に契約したひといなかったんちゃうん~?」 なんて、イジワル言ってごめんよー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.09.26 02:08:31
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