行ってきました。アオリイカ釣り。(田辺湾沖磯 前編)
先日の12月13日(土)に釣り雑誌「関西のつり」でアオリイカ釣りの釣行記アオリーロードに連載している角田さんとアオリイカ釣りに行ってきました。角田さんは私より10歳も若く、でもアオリイカ釣り暦は10年近くの大先輩です。ウキ釣り中心に日夜研究されています。(角田さんのホームページ アオリーロード)今回は角田さんのお勧めで和歌山県の田辺市にある黒田渡船さんにお世話になり田辺湾の沖磯に渡っての釣行です。この沖磯は春には3キロ4キロ級がたくさん上がる一級ポイントです。角田さんは京都在住なのですが、先日12月1日に待望の愛娘が誕生し(おめでとうございます!)奥さんの実家の松原市に来ており、あおりねっとショップから近くなので、来て頂き私の車で同乗して行く事にしました。あおりねっとショップに深夜1:30に集合しすぐ出発。阪和道のみなべICで降り、私が今年の春によく行っていた堺漁港近くの釣太郎みなべ店で活きアジを各自25匹ずつ(1匹105円)購入しました。(フッカーヤエン・挟み式ヤエンも売っていましたよ)アジの大きさがむちゃ大きく、最近買っていたアジと比べると倍くらいありました。今日は大潮の満月。角田さんが言うには、こんな日はいつもアタリが少ないそうです。ちょっと不安。現地の3:30ごろ到着。1番船の出船は4:30なので着替えや朝食をすまし、準備万全です。渡船代は湾内が3,500円、湾外が4,000円です。今回乗った磯は湾内の一番近くの神楽島という磯です。月夜で多少明るかったのですが夜釣りにまだ慣れていない私は不安でいっぱいでした。足場もよく分からずとりあえず沖向きに釣り座を構えました。どうも目の前はシモリ(最干潮時でも水面下に沈んでいる岩礁のこと)がありそうな感じです。 無難にまずはウキ釣りをしてみようと最近、お店に入荷した「リュック針」をセットし釣り開始。でも、すぐ根掛かりするわ、潮が満ちてきて足場は水浸しになるわ、ヤエン釣りも用意しましたがアジを投げるとラインがケミホタルに絡みプチンと切れ飛んでいくわ、と一人パニックです。そんな中、30mくらい離れたところで釣り座を構えた角田さんはウキ釣り竿を2本出し、朝の時合で順調にアオリイカを3杯上げています。(すべて500g~1キロ級のグッドサイズ)私はウキ釣り竿を早くもあきらめ、ヤエン竿1本に集中することにしました。で、アタリ有り!まずは確実に仕留めようとフッカーヤエン標準型を投入。このくらいのサイズになるとアワセを入れなくても寄せて来る時の何度かの逆噴射で自動的にフッキングします。水面に浮いてきて墨を吐けばアジを放して針がさらに食い込み、深く掛かっている証拠なので余裕をもって取り込めます。650gのまあまあの食べごろサイズ。さらに満ちてきて、私の足場はえらい事に・・・非難非難。でもアタリは続きます。嬉しい!ドラグが鳴りラインはどんどん出て行きます。今度はテスト中の新型ヤエン「フッカーヤエンスペシャル(仮称)」を投入。前回の釣行で失敗した原因を元に改良しました。下記の写真はヤエンを入れる様子を私の知らん間に角田さんが撮っていました。正面に満月が移っていて水面に月明かりが照り返しむちゃまぶしかったです。前回の失敗原因はいろいろあるのですが1つはヤエンを入れてから寄せてくるスピードが速すぎたとことも大きな原因です。余裕をもってゆっくり寄せてくればイカとヤエンがクルクル回転することはありません。新型フッカーヤエンSP大成功、見事上がりました!サイズが800g級でしたが、でも嬉しい。時間は朝7時前。ようやく夜が明けて明るくなってきました。向こうの方に見えるのが白浜の有名ホテル「ホテルK久」です。またもや、角田さんにアタリ有り、取り込みを手伝いに行き、見事ゲット!なんと1.4キロのビッグサイズ!!!少し離れた磯にも1人来ました。でもアオリイカ釣りではなさそうです。 時間は7時半くらいになり、アタリが全く止まりました。私はヤエン竿をもう1本対岸向けて出してみました。が、全然アタリなし。時間はもう9時過ぎ。磯換えをしようかと相談しましたが、やはりこの磯で粘る事にしました。で、思い切ってアジの胸ヒレを切り、深く沈めることに。すると、リールのドラグがジージージーと大きくなりラインがどんどん出て行きます。これはそこそこの大物。またもや、テスト中の新型フッカーヤエンSPを投入。見事!待望のキロアップを釣り上げました!!今シーズン初めてです。年末というのに、むちゃ暖かく、トレーナーだけでも暑いくらいでした。さすが南紀白浜。もうすっかり明るいのにヘッドランプを付けたままですね。このアオリちゃんを自然に出来た潮溜まりで生かせておこうと手に持ち走って、磯の境目を飛んだ瞬間です。ポチャン!という、音がしました。何が落ちたのかなあって思いながら潮溜まりに着きイカを投げ入れライフジャケットを見るとポケットのチャックが開いており、中に入っている私のデジカメ(SONY サイバーショット)が無いではあーりませんか?その音がした磯の境目の海中を見ると底深くに私のデジカメが見つかりました。「良かった良かった」って、防水ではないですよ!!!普通のデジカメです。ストラップがあるのでギャフで引っ掛けようとしますがなかなか掛かりません。約10分くらいかかり、ようやく海底から回収出来ました。(ちなみに現在3日経ちますが電源入りません、これってご臨終?)、下記の写真は最後の撮影となりました。ココからの写真は角田さんのデジカメをお借りしての写真です。これは角田さん撮影データです。アジバケツに貼っているのは、関釣りのステッカーです。アタリがあまり無いので2人ともいろんなところに竿を移動して探ります。風と波が出てきて少し寒くなってきました。時間はもう午後1時。お昼ご飯も済まし、もうアタリ無いのかなって思っていると、私の竿先が大きく会釈をし、アジの動きが激しくなり、イカが乗る前兆です。案の定、動きが止まり、ラインが横に走ります。これはイカかなって思いながら竿で聞くとイカのようです。でも横に止まらず走ります。リールを巻きながら磯を走ってイカに近づきます。少し寄せるともう水面近くにいるではありませんか。小さそうでしたがフッカーヤエン標準型を投入。ゆっくり寄せて来てギャフも使わずゴボウ抜きで見事釣り上げました。サイズは500g級の食べごろサイズ。(まだヘッドランプ着けていますね)隣の角田さんにもアタリ有り、今が時合って感じになってきました。 私の竿にもまたアタリ有り!!文字数オーバーにつき、この続きは「田辺湾沖磯 後編」に続く!(もう疲れたので後編は明日アップしますね)