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先日「ねんきん定期便」がきた。 巷のあれだ。 これまでに払い込んだ保険料と、年金の受給見込み額が書いてある。 数字だけを見ると良いように思われるが、トリックがあるので、ご注意。 男性の場合だが、65歳から20年受給した場合の・・・、とあるが、男性の平均寿命は82歳なので、本当は17年。勿論85歳まで長生きすれば、問題はない。 後は、厚生年金の保険料。 会社と従業員が折半という仕組みになっていると解されているが、そうではない。 仕訳で考えるとこうなる。 給料400万の場合 給料400万 預り金(社会保険料)40万 手取り 360万 後、会社が払ってくれるので 法定福利費 40万 現金預金 40万 というのが、一般的 だが、実際はこうだろう。 給料 440万 預り金(社会保険料)80万 手取り 360万 要するに、会社負担の法定福利費(社会保険料)は、実際は給料の一部と考えた方がいいのだ。だが、それを公言すると、余りにもひどい仕組みなので苦情殺到するため、折半負担という耳障りの良い、いかにも「会社と労働者が負担を分かち合ってます」というシステムに聞こえさせているという訳だ。 というわけなので、年金定期便に書いてある、厚生年金保険料は2倍する必要がある。 2点の修正を入れると、何とか保険料を上回る水準にとどまっている。 一応私も世帯主なので、死んだとき遺族厚生年金が支給されるが、その保険料も含まれると考えると、まあ、こんなものか、と思っているが、年金に関しては、世代間の「格差」が極めて大きいと思われる。 勿論、社会保険料は所得控除の対象なので、税率分(一番安くて、所得5% 住民10%)分税金が安くなっているのを考慮しないといけない。 が、サラリーマンの場合、標準報酬月額による決定のため、給料が高いほど、健康保険料が上がってしまう。この負担増のコストも、年金のコストと考えるならば、両方の効果は相殺されるかもしれない。(分かりにくい人は、実際に計算式を書いてみるとよいですが)
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最終更新日
2009.06.06 23:38:12
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