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前回の日記で新品種「つや姫」を紹介しました。
これまで山形で栽培されているお米の主力品種は 「はえぬき」でした。 「はえぬき」という言葉を使い慣れていない私は このネーミングを初めて聞いたときものすごい違和感を感じたものでした。 はえぬき???ハエ??蠅??? なんか変… 語彙の少ない者が感じる違和感としては まああり得るものだと思います。 その後ジャイアンツの選手で「生え抜き」は誰だとか そういう話題をテレビなどではたびたび出てきたのを見聞きし ごく普通に使われている単語だと知りました。 さてこのはえぬき。 全国的にはどんな評価だったのか。 私自身もよく知らなかったのですが (財)日本穀物検定協会が発表した平成20年産米の食味ランキングにおいて、 「山形内陸産のはえぬき」は、15年連続の「特A」ランクになったそうな。 庄内産でも13年連続ということでこれはすごい。 15年とか、これだけ連続して「特A」ランクになっているのは ほかに魚沼産コシヒカリだけだということだ。 魚沼産コシヒカリといえば全国に知れ渡るブランド米。 これと肩を並べるほどのおいしさを誇るお米なのに なぜか山形以外で栽培されることはほとんどなく 知名度はあまりないのが実情。 なぜその味の良さの割に知名度が低いのか。 それはこのお米が生まれた時の最初のPRがうまくなかったから。 ゆえに魚沼産コシヒカリよりは安価であるということだ。 (苦労している農家の皆さん、残念だろうなあ) ただ、このお米のおいしさを知っている人は知っているので、 レストランやコンビニ、旅館など業務用で流通することも多いのだという。 なんと!! そんなのを私毎日食ってたの? 知らなかったよ。 とまあ、味以外にも良さはたくさんあるんだけれど この米を栽培するに、農家ならではの苦労もあるそうです^^; 最初のPRに失敗した「はえぬき」 その後を継ぐ「つや姫」 つや姫のルーツは「亀の尾」です。 「亀の尾」は今から110年ほど前の明治時代、 現庄内町の農家「阿部亀治」が発見、開発したイネの品種です。 今亀の尾だけを食用として用いられることはまずないのですが 酒造米として、また、今おいしく食べられている多くのお米の ルーツとなっています。 つや姫もまたその一つ。 日本のおいしいお米のルーツを作った「阿部亀次」は、 間違いなく庄内町のヒーローと言えるでしょう。 庄内町の子供たちはみんなその功績を知っています。 私が子供のころ食べていたお米は「標準価格米」で いわゆるブランド米を食べることなんてほとんどなかった。 でも、ごくたまにたま~~~に母が「ササニシキ」を買うことがあり それを食べた時の感動ったらなかった。 世の中にはこんなにおいしいお米があるのか― こりゃおかずいらないわって。 あれから数十年、標準価格米を食べることなんてありません。 いつも「はえぬき」を買って食べています。 当たり前にブランド米を食べています。 しかも新米の季節になると、店頭にはいきなり新米しか並ばなくなるので 今であったら20年産の米っていったいどこに行っちゃうの…? ということがものすごく疑問です。 なんか、お米の選び方も食べ方も ものすごく贅沢になってしまったんだなあ。 な~~んていろいろ書きましたが 農業には疎い私が知ったかぶりするのも何なので あやしいうんちくはこの程度で。 3連休の1日は葉山に行きました。 葉山御用邸ではありません。 かつては出羽三山のひとつにもなっていた 寒河江の葉山です。 出羽三山も今は月山湯殿山羽黒山なんですが メンバー交代もあったそうな。 いつもは登りながらそのピークを仰ぎ見ている月山 たまには遠くから眺めるのも悪くない。 人工物が全く見えず、まさに絶景。 しかしながらやっぱ写真ではその壮大さを表現しきれない。 沼に映し出された青空。 沼の向こうには葉山が見えます。 10月半ば。 おいしいお米の季節です。 いろいろお米ののことを調べていたら 大好きなご飯がますますおいしく感じられるようになりました。 やっぱりお勧めは「塩おにぎり」です。 夏頑張ってダイエットしたのに もうおなかがヤバいです。^^; コメントありがとうございます。 お返事はのちほど、 いつもお邪魔している皆さんのところへも 後ほど訪問させていただきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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