3月10日 東京大空襲の記念日に・・・・・・
◇東京大空襲記念日 1945年3月10日深夜0時8分、東京でアメリカ軍B29爆撃機344機による焼夷弾爆撃があり、死者約10万人、焼失家屋約27万戸という、第二次大戦で最大級の被害を出した。ここから「和波たかよし」氏の日記を抜粋して紹介しよう。 今日は「東京大空襲」の記念日、58年前の今日、アメリカの爆撃で10万人の東京市民が殺されたという。 私は、これまでずっと、「理不尽な太平洋戦争を起こしたのは日本だから、アメリカの激しい空襲を受けたのも当然の報いであり、悪いのはあくまでも日本だった」と考えてきた。だが、イラクを攻撃すると狂気のように叫んでいるアメリカの様子を目の当たりにすると、この考えが揺らいでくる。「日本はそんな攻撃を受けるほど悪いことをしたのか?」「本当に悪いのはアメリカだったのではないか」とふと思う。 度重なる爆撃に加え、2発の原爆まで落として、罪のない無数の日本人の命を奪ったアメリカ、自分たちの「正義」を通すためなら人の命などいくら奪ってもかまわないという、残虐な本性がそこに見える。今も、イラクの政権が自分たちにとって都合の悪いものだというだけの理由で、何十万、何百万もの人を不幸にする戦争を平気で始めようとするアメリカ、そんなアメリカに、日本は付いていって良いのだろうか。 戦争が始まれば、世界経済にも計り知れないほどの悪影響があると心配されている。それでもアメリカは、戦争をしようとする。これはもう、自分たちの強さ、「俺たちの言うとおりにしないとひどいことになるんだぞ」と脅している以外の何者でもない。なぜそんなアメリカに付いていくことを、日本は選択しなければならないのだろう。 小泉首相や自民党の考え方はわかるが、国民世論はどうなるのか。北朝鮮の拉致問題であれほど世論を大事にした日本政府が、イラクのこととなると全く国民の声に背を向けている。おかしいではないか!ああ、なんとかしてアメリカの戦争を止めて欲しい。それだけが願いだ。 和波たかよし 確かに、戦争はみんなを不幸に落としいれる。何のために、誰を幸せにするために戦争を始めるのだろうか?きっとこの答えは誰も答えられない問題なんじゃないかと思う。アメリカの言う「正義」って何なんだろう、みんなの言う「正義」って何なんだろう。