カテゴリ:観劇レポ
行って来ました!舞台「労働者M」
真冬並みの寒さの中(雨には降られなかったのでまだよかった)行ってきましたよー。 前日からそわそわしちゃって深く眠れなく、当日もかなり早起きをしてしまって少々ボーっとしていました。 この日がくるのがどれほど長かったか・・・子どもを風邪引かせちゃいけない・旦那には絶対休みが取れるように言っておいて(元々火曜は休みなのですが一応念を入れてお願いをする) だから当日迎えるまでにかなり疲れちゃいました。おかげで3キロも痩せちゃいました^^これこそ「舞台ダイエット」!? まあそんなこんなで当日を迎えいざシアターコクーンへ。 会場の10分前に到着。あーまだカーテンも入り口も開いてないんだあ。 早かったかなあと思ったけれど、入り口前にはもう結構お客さんが待っている。 みなさんで千秋楽を盛り上げましょう! なんて心の中で叫びながら待つこと少々、入り口も開き中へ入りました。 さてと私の席はと。。。コクーンシートだから一番上まで上がるんだなと。 とその前にプログラムプログラム・・・おまけにパソコンのパットまでつけてくれるなんてサービス良いなあ。 さすがサービス精神旺盛なケラさん!? さあ上に上がろう。よいしょいしょ・・・ 席に着くなり、「あ、結構近いかも^^」やったー、嬉しくガッツポーズ! まあなあ、1階席や2階の中央席に比べたら見難いのはかなりあるけれど、(左端だったので下手にきちゃうとほとんど見えない、体を乗り出してみよう!) でもこの場にいられるだけでも感謝しなくては^^神様ありがとう さあ舞台上を見てみると、白いスクリーンがある。 何映すんだろう?想像はつく。 タイトルバックと出演者の名前が出てくるんだなあ、きっと。 ケラさん舞台だから音楽も期待できるし・・・てことはPVか! なんて始まる前からいろいろ想像を駆り立てる。 スクリーンの上は人が歩くであろう通路発見。 歩くかねー歩くよきっと。だとしたら結構近くで見られるな! さあはじまるぞ^^携帯の電源を一応切って。(劇場内は圏外なんですが一応念のため) 上手下手から「ニセ堤」&「ニセ小泉」現れた。 後ろのスクリーンには台詞が並べ始める。 はてなんじゃこりゃー0-と思っていてもどんどん話し始めるニセコンビに引き込まれていっている。 少しずつだが観客も一体になってきてるぞー。(最終日だからかもしれないけれど) なるほどーこの舞台には欠損箇所があって、2つの世界を行ったりきたりするんだー。 うどん・そば・うどん・そば・すば・そどん・・・休憩・・・またうどん・そば・・・ はいはいよくわかったよ^^ そしてスクリーンが上に上り観客席の端からキャストが登場。 どうなっていくんだろう・・・ とここで、文章能力がない私です。 箇条書きに書いていきますので、読んでいってください。 1幕2幕、多少具ちゃ混ぜになっておりますがあしからず。。。 ・キャストみなさんの声質が素晴らしい。個性的だ。 ・収容所がどんなことがあっても壊れないというたとえで「象が踏んでも壊れない筆箱」登場。偶然にも数日前私たち夫婦の間でこの話題が出ていたので、かなり驚いた。 ・堤さん(どんな台詞かど忘れしてしまったが)子どもみたいに口をとんがらせるところ、かなり笑えた!あの目。大きくして「すごいだろー」みたいなあの目が上から見ていても面白くてケラケラ笑っちゃった。 ・キャスト紹介のスクリーン映像。個人的には結構好きなものだった。 なんかに似ている・・・と思って思い出す。そうだ、YMO(70年後半から80年代に流行ったテクノ音楽)のプロモビデオ。彼らのプロモもシュールな笑いと今まで見たことないような破裂感がある。なんか、こいつらやるなあみたいな。特に「体操」という曲のプロモに似ている。 ・欠損した言葉がなくなって違う世界の話に飛び込んだり、セットは近未来なのに収容所(居住空間)の人物が登場したり・・・「え、なんでなんで?」と。どうして??という言葉が頭の中を駆け巡った。 ・台詞回しや体の動きはコミカルでだったりして笑えるのに、行われている現実は金もらって体を売ったりだまされて人を殺しちゃったり、間違って殺したり・・・喜劇と悲劇の同居。不気味な世界だった。 ・でもそれでも私はかなりの場面で笑っている、だから面白かったんだなーきっと。 ・言葉や動き、間のとり方のすごさ、面白さって恐い。だってそれで悲惨な世界が見えなくなってくるから。 ・芝居全体からして「シュールな笑い」と「言葉の笑い」が多いと思った。 テレビじゃ絶対いえない禁止用語もバシバシ飛んでくるし。でも自己満足的な笑いではなかったのでそれはよかった。 ・今回の舞台、2つの世界が構成されてるわけで、それも同じキャストで(それがおもしろい)なので衣装チェンジが大変そう。衣装はまあすごいんだけど、どうやってるのか気になったのが髪型。 堤さんはあれカツラ?現実世界ではすごいところで分けてるスタイルで、近未来では茶髪・・・上から見てもいまいち分からなかったが果て真相は・・・ 女性陣はカツラでしょうね。 ・待合室でのシーン、酔っ払ったハイテンションの牧田(堤さん)登場。かばんを持って振り回すが取っ手が取れてしまう「あらら取っ手が取れちゃった」観客の笑いを誘ったがこれはアクシデント? ・「なんか面白い話してよー」マングースの話のシーン、黛(松尾)との掛け合い最中空気いすに座れず転がる堤さん。すごいノリで1回転以上を披露。黄緑色の変な色のカーディガンを脱ぎ捨てコートを着るところも(これはたぶんアドリブ)かなり時間とっていた。 ・今回はどのキャストも楽しみだったが、やっぱり大笑いしちゃったのが松尾スズキさん。あなたはすごい!あのちょっとねちっこいしゃべり方といい、声のトーンといいなぜだか面白くて引き込まれてしまう。 ふつう、ああいう自然な感じで面白くやろうとすると声が出ていなかったりするが。又は声を出そうとして張り上げた結果、自然さが損なわれてしまう。演技って奥深くて難しい。 ・やはり今回も感じたのは堤さんは声を自然に出せる人だなあと思った。たぶんこれは努力の賜物なのだろうけど。 コミカルな芝居も十分楽しめたし、間がなかなか愉快で小気味いい^^ でもこれは堤さんだけでなく他のキャストにも感じた! ・皆さん、声がよく通る^-^1ヶ月やっていて声が嗄れてるキャストはいない。小泉さんはちょっと苦しそうだったけど・・・ ・収容所が崩壊していく中で堤さん、上から落ちていった-0-こわいよー。運動神経のすごさと度胸のよさに驚いた。かなりびっくりした。あれを毎日(休演日があるにしろ)、ハードな仕事だ。タフだ。 ・Mっていったい誰だったんだ?みんなのこと!? ・「すごいおもしろい」とストーリーが土台の話ではない舞台。これが感想。でも一つ一つの場面が面白く作られていて、「どうしてこうなるの?」といろいろ考えさせられた不条理さが感じられた舞台だった。 とこんな感じでした。文章能力ないなあー^^ 我ながらそう思います・・・ 高岡早紀が観に来ていました。休憩中には一般人に混ざって1階のカフェコーナーで関係者と談話していました。 顔小さいー^^そうですね、「ピュア」で堤さんと共演していました。 今回は誰つながりだったのでしょう?? カーテンコールは4回ありました。(あれ3回だったかな?) 上から花火が出てきてわーびっくり! 最後にはケラさんもやってきました。 観客のものすごい拍手の中(私はスタンディングで拍手しておりました♪)、堤さんは思い切り笑う様子はなく(ちょっとは微笑んでたけど)しっかりとお辞儀をしていました。 でも表情には「1ヶ月終わったなあ」という安堵感が感じられました。 時間があったので出待ちをしてきました。 ケラさんはじめキャストの皆さんが出てくるたびに「お疲れ様でした。ありがとうございました」と声をかけさせてもらいました。 ふと後ろを振り返ると貼ってあったポスターがはがされている・・・(涙) もう終わってしまったんですねー。 もう1度くらい見たかったなあ。 あら、雨もポツポツ・・・さてそろそろ帰ろう。 後ろ髪ひかれる思いでbunkamuraを後にしました。 そう、私は主婦なんだ。買い物して帰らないと。 東急のB1紀伊国屋でパンを買い、渋谷から離れていきました。 さあ、明日から 働けー!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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