あかいくらやみを2度観る。
1回目 5月31日マチネ2回目 6月2日 千秋楽予備知識入れずに観た1回目。原作となった山田風太郎の小説も読んだことがなかったので、水戸天狗党についてはその存在すら知らず。架空のものだと思ったけれど実在するものでした。現在と過去、それも多重に展開されるためいつ切り替わったのかついていくのが少し難しかったです。ですが時折くすっと織り込まれる小さな笑いや、妙に耳に残る歌、旗やラッパ、天狗などの小道具も印象深く、飽きさせない2時間半でした。家に帰ってパンフレットを熟読。天狗党と諸生党のあらましを頭に入れて2回目に臨みました。誰が天狗党で誰が諸生党か、だれが穏健派で誰が過激派か、誰と誰が親子なのかがわかっているとわりとすんなり物語が入ってきました。いつの時代も、先を見据え正しい考え方をする人はいるのだと気づかされる。ただ、その声が世界に聞き入れてもらえるとは限らないのだけど。楽日、カーテンコールは数回。もはや覚えていません(手が痒くなるほど拍手しました)。小日向さんと小栗くんが二人舞台に残って何するわけでもなく(笑)小栗くんが最後に取り残されてお辞儀して帰ったり、天狗さんが面を取って挨拶したり。回り舞台がくるくる回るのの上で皆が挨拶してくれたり。客席も精一杯の拍手を送り、カンパニーの皆さんも応えてくれたという感じ。今日のカーテンコールはなぜかしらココロが温まる感じで、とってもよかったです。