over_dogになる日まで

全326件 (326件中 51-100件目)

< 1 2 3 4 5 6 7 >

• リコ、３８才になりました。

  １１月も一度も更新せずに、さっさと今月を振り返るリコ。リコは、１１月１日でとうとう３８才になっちまった。ゴロがいいので、周りから覚えやすいのが今となっては仇となっているが。３８才。あと２年で十の桁が３から４へとシフトする。どうにもこうにも４０才が手招きしている、３８才。５年前くらいから、毎年「あと１年もあればどうにか結婚もできるだろう」などと、何の当てもないまま、３６５日あれば何とかなるだろうなどと思っていた。しかし、何もなかった。正確に言えば、何もなくはなかったが・・結果的に言えば「何もなかった」。母からの１０月のカレンダーを捲るときの冷ややかなアノ言葉すら、今年はなかった。ホッとしたと同時に、なぜか、いつにも増す絶望感。そして、今月は大きな買い物をした。正確に言えば、せざるを得なかった。愛車「スターレット」が１２月に１３年目の車検を迎えることになっていた。しかし、見積額が２０万円であったため、急遽これを頭金にしてクルマ購入という決断をしたのだった。先月にちょっと高い化粧品を買い、パーティーがあるから、とワンピースを買い、それに合わせてあれやこれやを買い、今月は超赤字だというのに、この緊急出費。こんなとき「カレ」も居れば、相談にも乗ってくれるだろうによ。頼る人もいない→孤独→淋しい→この先どうすんの？・・と、見事なまでの負の連鎖に絡まり、絡まったまま１日会社を休んだ。しかし、起死回生。窮地に追い込まれたリコは、助けられたのだった。車内の車マニアに難民リコの情報が伝わり、大いに助けられたリコは、展示車下がりの新古車日産「マーチ」のＨ１９式を諸経費込みの１０２万円でサインすることができた。貯金ゼロに等しいリコは、親から借り・・２年前から貯めていた５００円玉貯金箱を割り・・掻き集めた額「５０万」今週末に納車予定。クルマが変われば、気分も変わるさ。悶々としてたことも吹っ切れるさ。きっと・・いい風が吹くって。・・と、自分に言い聞かせてみる。百均で買った「５００円玉貯金箱」。１０万円用のハズの貯金箱の８万くらいの目盛りまでしか貯まっていなかったのに、割ってびっくり玉手箱。なんと１２万円貯まっていたんですよ。こんな誤算は、いつでも嬉しいもんだ。また始めなきゃ。な。そして、４０才に向けてイイ女になってやるのだ！

  2007年11月26日

  コメント(4)

• 空白の理由

  またすっかり怠けていたなぁ。色んなことがリコに起こり、一喜一憂してたのにね。何にも記してないや。脳のシワに静かに刻みこまれ、いつのまにか忘却の彼方へ行くのだろう。ある時から、リコのブログは、もうブログではなかった。色々な事情があり、本当に思っていることが、自分の言葉で書くことができなくなっていた。閉鎖して新たに立ち上げようか・・。できなかった。財産を捨てて新たに始めることはできなかった。このブログをこのまま続けても、もう何もならない気がした。何の為に始めたのだろう？日々思ったことを、何の制約もなく自由に書き、自分を客観的に見つめるつもりだった。いつからか、もうこの機能は果たしていない。ちょっと、深呼吸でもして・・。リコの財産は守ろうと思う。

  2007年10月29日

  コメント(5)

• もう秋なのに・・

  そんなこんなで・・悩み苦しみ・・悶々とただただ日を食い潰し・・今年も残すところ、あと４ヶ月足らずとなった。Ｈ木Ｋ子が天使のようにも思えた「好運期」の予想も大きくハズれ、リコはまたもや抜け殻のようになってしまった。道端に落ちているセミを見ては、まるで自分のようにも思えた・・・・・って、いや、セミほど必死にも生きていなかった。はは。今月早々に課内の女子、マチコちゃんの結婚。来月はまた課内の女子、カナコちゃんが結婚。あれよ、あれよという間に見送り席も慌ただしい。リコの年ともなると「見送り席」の住人のようになった気分だ。そして、いつまでもリコの指定席があるような気になり、ふと恐怖さえ感じる。しかも課内の女子のベビーラッシュも相次ぎ、おめでた続きの雰囲気だった。この波に乗りたい！！思ってはみても・・。この３連休も、特にイベントも予定もなく、気がつけば寝過ぎてクマができていた。どういうこっちゃ？！夜風が涼しくなる今日この頃。。リコのココロも少しずつ夜風になびき始めた。

  2007年09月17日

  コメント(0)

• イモリよ、何処に？

  今日で夏休みがやっと終わる。指折り数えてやっと終わる。ったく、「休み」が多い会社は、ハケン泣かせだよ。先日、トロを失い。主人を失った水槽は、敷いていた砂利と一緒に乾かし、納戸にしまった。餌の「アカムシ」もだいぶ余っている。日ごとに募る悲しみ。毎朝の餌やりの日課も無くなった。ひょっこり埋めた土の中から蘇生したりしないだろうか？またイモリを飼いたくて、以前に特別に仕入れてもらったペットショップに行ってみた。平日の昼間だったからか、素人っぽい、気が利かなさそうな店員が対応に出てきた。聞けば、今は、やはりもう取り扱ってないという。店員：「入手困難かと思います」おい、それで終わりかよっ！？「両生類、爬虫類を取り扱ってる店をちょっと探してみましょうか？」とか「市内では、困難ですが、○○市の△店なら扱ってるかもしれません、ちょっと調べましょうか？」とか・・言えねぇのかよ！！それでも、リコは食い下がる。リコ：「他店とか紹介してはいただけないですか？」店員：「あぁ・・ちょっとわかりませんね」なんだと～？何もしようとせずに、「わかりません」だ！？あ？今日の猛暑がリコの苛立ちに拍車を掛けていた。リコ：「ちょっと！・・本当にわからないんですか？」あﾞ～。オバちゃんになると、やっぱり強くなるもんだわ。店員：「・・ちょっと聞いてみます」と、ちょっと困惑気味の表情で、ココのオーナーか誰かにケイタイで連絡を取り始めたが、二言、三言ですぐ切った。やっぱり、ダメか。ますます募る淋しさ。自宅へ戻り、タウンページで適当に当たってみる。「Ｆ水族館」どうせだめだろうと思って聞いてみると、店員：「扱ってはいるんですけど・・時期的に今はどうかなぁ～。しかも今、ツボカビ病ってのが流行っていて、なかなかイモリが流通し辛くなってしまってね。ちょっと状況調べて折り返し連絡しますよ。」希望の光、一筋。数分後、Ｆ水族館の店員から電話があった。店員：「申し訳ないです。やっぱり今は流通してないみたいなんですよ。この病気が一段落すればまた流通するとは思うんですが、何せ地球温暖化が進んでる状況ですからね。。。それよりかこの辺だとＳ川付近に池があるんですけどね、その池に居るっていう話ですから、こちらを待っていただくより、捕まえに行った方が早いかもしれないですよ。また、状況変わりましたら、連絡しますよ。それでは・・」何て、いい店員だ。こうあるべきだよ。それにしても、「捕まえた方が早い」・・って。。。リコ、３７歳。こうなったら、その池とやらに長靴と、網持って行かねばなるまい。子供のためでなく、誰のためでもない、自分のために。

  2007年08月20日

  コメント(1)

• 置き去り

  ９／１は久々の結婚式にお呼ばれいたしました。で、今日は、格安でパーティー用の服を調達しようと近所のアウトレットへ、高校時代の友人、ユミコちゃんと出かけた。ユミコちゃんと最後に会ったのは５月後半だっただろうか。この時、友人に紹介されたという「男性」との話を初めて聞いたのだった。ユミコちゃんは、５年程前に離婚を経験。聞けば、この紹介された男性も離婚経験がある一つ年上の人らしかった。この年齢の「まっさら」な男より全然安心だ。・・と、勝手にリコの中で安心していた。車の中で、リコから「あ・・そういえば、例の彼とはどうよ？！」と、ゆっくりとした進捗を聞こうと振ったところが、「・・あぁ、私・・結婚するかもしれないの。・・いつ言おうかな、って思ってて・・」ひぇ～ま、マジっすか？予想してなかった答だけに思わずブレーキを踏みそうになる。「『付き合って』とか、そういう言葉も特になかったから、よくわからなかったんだけど、彼は最初から結婚を前提で私のこと考えていてくれたみたいで。１日も早く結婚したい、って言ってくれているんだけど・・。親にも何も言っていないし。仕事も辞めなきゃならないし・・」出会って、３ヶ月。中距離恋愛。そして、結婚。こういうのが「運命的な出会い」って言うのかねぇ。リコが最も理想として止まない「運命の出会い」。まだちょっとクリアしなきゃならない所もあるようだが、そんなの「運命」を前にしては、きっと鼻クソのようなもんさ。でも、ユミコちゃんも嫁いでしまうと、また一人遊べる友人が減る。・・こういう淋しさが２年おきくらいにやってくる。いやいや、おめでたい。おめでたい。９／１にはマチコちゃんの結婚式。この夏休みには親友エリコが年下彼氏と沖縄旅行。そして、年内にもしかしたら、ユミコちゃんの・・。猛暑は続くが、リコには「冷夏」だった。

  2007年08月18日

  コメント(0)

• イモリ、死す

  Ｈ木Ｋ子の六星占術によれば、7月からとてつもない好運期に入る「予定」だったのに、そんな兆しどころか、イヤなことばかりが続く、２００７年、夏。「自分の”常識”が他人には決して当てはめることはできないのだ」などと自己嫌悪に、自信喪失に悩まされ、僅かに残る前向きな「気」さえも奪い去るようなこの猛暑にうんざりしている時に悲劇は起こった。いや、起きていた。夕方近所からの買い物から帰って来たリコと母。リビングに入って間も無く母が悲鳴を上げる。目線の先には、飼っていたイモリがいるではないか。「なんで？！・・」と普段よりちょっと小さく見えたイモリを拾い上げるリコ。カラカラに干からびたイモリ。体の水分が蒸発してしまったせいか、一回り小さくなったようだった。目を閉じ、もうすでに固くなっている。昼間にエサをやったばかりだったのに。いつから出ていたのか？「まさか・・」と思い、慌てて水槽に戻してはみたが、ソフトコンタクトレンズのようにすぐイモリが潤うはずもなかった。乾ききったイモリの体は、水泡に包まれ、水槽に浮くばかりだった。ブログにも一度も書いたことがなかったが、リコがイモリを飼い始めて４年目くらいになっていただろうか。正式にはアカハライモリ。そう、体の表面は黒でお腹は鮮やかな朱色の持ち主である。きっかけは、幼い頃に近所で飼われていたイモリのなんとも言えない可愛らしさが、ずっと忘れられず、３０過ぎにして勇気を出して飼ってみたのだった。ココで勘違いしていただきたくないのは、イモリは両生類。ヤモリは爬虫類。・・なのですよ。イモリには「トロ」と名づけた。ちょうど友達が犬に「ウニ」と名づけたので、「じゃ、寿司ネタシリーズで・・」などと言って「トロ」と名づけた。飼い始めてみれば、その飼育のラクさに驚き、この不精なリコさえ、面倒みることができた。「イモリの寿命は２０年近い」ことを何かで読み、「嫁入りペットだな・・」などとも思っていた。トロは愛敬があった。水槽の中に置いた石の上に乗っては、半身を起こして前足で空中を掻いてみたり。トロは人懐っこかった。近づけば水槽からよくこちらをリコと同じように覗いた。テレビがついていれば、石の上から画面をじっと見ていた時もあったっけ。動くものには興味津々だった、トロ。体温のある動物が人を癒すのとはちがって、この冷たく湿ったトロも十分にリコを癒した。「命」あるものは、それだけで何かをもたらすものなんだと思う。この夏は、暑いせいか、よく石の上に乗っていたっけ。な。ちょっとした「開放感」を与えようだなんて水槽の蓋を取っていたのが仇となった。まさか這い上がり切りはしないだろうと思っていた。「奇跡」を信じたが、やはり起こらなかった。どこかの清流にでも流してあげようか、それとも、どこかに埋めようか。飼い始めるときに「気持ち悪い」と言って大反対だった７０を過ぎた母が、「埋めてあげたら」と、ベランダからスコップを持って来た。日が落ちて間も無く、リコは部屋に面して立っているマンションの敷地内の大木の根元にトロを埋めた。このリコの長くて暇で悶々とした夏休み。トロは、リコを一緒に冒険に連れ出そうとしていたのかもしれない。我が家で一つの命を失った。ごめんね、トロ。天国にある清流では伸び伸びと、好きなだけ冒険するんだよ。

  2007年08月17日

  コメント(0)

• イチ抜け

  親友のエリコから、「ご報告」というタイトルのメールが届いた。「ご報告」何とも焦らせるタイトルだ。最近、エリコは１０才近い年下男性と親密になり、付き合えるのか、どうなのかという所にいた。そして、今日のメール。from：エリコ私たち付き合うことにしました。年齢のことを切り出したら、「そんなこと気にならないよ」と言ってくれました。あらら・・ウマくいっちゃったか。。大学時代の親友独身４人の「三十路会」員からもエリコは、早イチ抜けとなった。その後、飛び交う飛び交う残された３人の「祝福メール」。それにしても、エリコのこの「彼」の器の大きさに感動せずにはいられなかった。そんじょそこらの「小者」たちに爪の垢でも飲ませたいほどだ。エリコの「彼」よ。リコたちにも希望の光を与えてくれてありがとうよ。やっぱりＧＷにお参りに行った「ラゾーナ川崎」での「出雲効果」なのだろうか？エリコ曰く、「たぶん、『ターバン野口』の本のペアリングをお財布に入れていた効果のような気がする」・・・らしいが。それにしても「縁」のある人とは、こういう風にススっと進むもんだーね。・・リコに当てはめて考えれば、やっぱり「縁」がなかったのかね。ま、エリコ！早く、彼氏紹介してよ～そして、更なる、「ご報告」があることを祈るのであった。

  2007年07月01日

  コメント(0)

• 初体験

  恥ずかしながら、３７才にして、初めて「婦人科検診」を受診してまいりました。派遣会社からの「健康診断」。毎年スタンダードな「定期検診」しか受けていなかったが、今年の目標でもあった「婦人科検診受診」をこの際オプションでつけることにした。そして、おまけに「乳ガン検診」も受けることにした。こういう機会でもなきゃ、きっと今年も受診しないに違いない。先日亡くなったＺＡＲＤの坂井泉水も「子宮がん」だったと言うし、山田邦子も「乳ガン」だったと言うし・・年取るたびにさすがに「他人事」ではなくなってきたぞ。もしかしたら、月のモノに当たる可能性もあり冷や冷やしていたが、カラダもリコの気持ちを知ってか、腹部の鈍痛はありながらも、何とか受診させてくれた。いい子、いい子。乳ガン検診を受けた友達は皆揃って「すっごい痛かった」と言っていた。何せ、乳房をグニューっと潰されるのだからね。覚悟はしていたが、貧乳、微乳のリコは痛かったの何のって。。だって、挟む箇所が言わば「ない」わけですから。看護士さんが「あ、ごめんなさいねー」と何度も言っては、リコの「無い」胸を引っ張ったりして、何とか台に乗せてくれたのが、何とも恐縮だった。午前中に乳ガン検診までの検査が終わり、お昼を挟んで婦人科検診。初めての「台」。カーテンの向こう側の男性は「医師」だとわかっていても、この恥じらいの女心。無機質な金属音を立てながら、子宮内の細胞を取られ、次にポリープがないかどうか下腹部を触診された。あっという間に終わった。触診では問題はなかったようだったが、リコはガン家系の血筋。結果が来るまではちょっと不安だが、今年の目標は一つ成し遂げた。

  2007年06月29日

  コメント(0)

• だめ女

  「彼女」の都合で急遽、さしのみ会になった月曜日。週末にかけて飲み過ぎていたし、今週末は健康診断も控えていることもあり、ちょっと抑え気味にしなければならないことが、気が引けた。「彼女」との「さしのみ」もコレで２回目だろうか。彼女はリコより３才ほど年下だろうか。プライベートで濃い付き合いをしているわけでもないのだが、要所、要所でお互い相談し合ったりの心地良い間柄だった。「リコさん、悲観的？・・じゃ、私が話を聞いて、前向きに考えを変えさせてあげる！」何とも心強かった。リコのダメ女っぷり、暇な故の執着心。男見る目無さ過ぎっぷりをツラツラと語ると、「ほーんと、リコさん・・って、カワイイね。あたしだったら、絶対付き合いたいって思っちゃう」などと言ってくれる。以前にも会社の女の子に「私がオトコだったら、絶対『リコさん』がいい」などと言ってくれたコもいた。あﾞー、あの人もこの人も「男」だったら、良かったのによー。何てこった。彼女の恋の話、リコの恋の話、２人で飲んで話して、あっという間に時間が過ぎた。リコがトイレに行った隙に、支払まで終わらせてくれた彼女。何とも「男」らしかった。「リコさん、もっと男をたくさん作ってさー、執着なんかしちゃだめだよ。もったいないって！私がリコさんのために何か考えるから！」これまた「男」らしかった。リコがモテモテで男に不自由しないくらいだったら、簡単に執着心も解けるんだろうけどね。。そんなイケてる女なんかじゃ、ないのよ～。はぁ・・わかっちゃいるが、抜け出せない。

  2007年06月25日

  コメント(0)

• 吠えるハケン

  今日はスゴかった。気が散って仕方なかった。というのも、庶務であるハケンのヤマザキさんが、リコの後ろに座る主任のナガタさんに向かってヒトが不快に感じる音域でキャンキャンと吠え捲くり、噛み付き捲くり、ナガタさんが噛み殺されてやしないか、と怖くて振り向くこともデキなかった。チラ聞きした感じだと、どうも来月からの課内の組織変更に伴い、ある配布物の配布を他のアシスタントたちでやってもらえないかという提案から始まったようだった。「庶務」と｢アシスタント｣とは一応職種も違うわけで、その提案をすんなり受け入れようとはしない口振りだった。もともと姐御肌で、「皆に好かれなくて結構」というスタンスのヤマザキさんは言いたいことが何のフィルターにも掛からずに口から出るタイプ。こういう人ってストレス溜まらないんだろうなぁ。とは、思うが、決してリコが「目指す人」ではなかった。確かに１００人以上いる課員たちの配布物をヤマザキさんがサバくのは大変なことなのは、よくわかる。そして、今回の｢提案｣したい気持ちもわからないではないが、モノには言い方ってもんがある。「・・こう言っちゃ何だけど、暇そうにしてるアシスタントが居るじゃないですか！」「・・『そんなこと』って言うんだったら、アシスタントだってできるでしょ！？」「・・アシスタントの女のコたちを可愛がってるのは、わかりますけど・・」という、戦闘態勢のヤマザキさんからマシンガンのように吐き出されるトゲ、ハリが、ナガタさんに突き刺さっていった。四十路のハケン、ヤマザキさん。ナガタさんの目の前にアシスタントが座ってるってのに、どうして、そーゆーこと言えちゃうのかなぁ。。周りの人からの話では、普段穏やかで、淡々としているナガタさんが、途中から舌打ちし出し、ヤマザキさんが毒を吐き出して行った後には、小声で「クソババァ」とつぶやいていたらしい。

  2007年06月20日

  コメント(1)

• ダイスケとの再会

  今年１月に入会したジムも何とか半年過ぎた。しかもコンスタントに平均２回／週で通えてるのは、過去に挫折して２回退会してるリコにとっては、今回は正に奇跡だった。火曜日２１：３０からは「ヨガ」のレッスンを受けると決め、何とか通えている。そんなヨガレッスンで最近会うのが同級生のダイスケだった。ヤツをヨガで見かけるようになったのは、数ヶ月前だったが、声を掛けるタイミングもなく、中学卒業以来ということや、リコが未だ独身ということもあり、何となく声を掛けられずにいた。そして、先月思い切って声かけてみると「リコだろ？覚えてるよ・・。知ってたけど、こっちも話し掛けづらくてさぁ」なーんだ、面が割れていたか。小さい頃から肌がブツブツだったが、相変わらずブツブツで、中学時代、男子は「坊主」が何となく常識だった時代に唯一長髪だった、ダイスケ。今日は２週間ぶりくらいにジムでダイスケに会った。珍しくちょっと話をした。「俺さ・・３２才で結婚して、３５才で離婚してさ。。離婚？今時、珍しいことでもないっしょ？子供は奥さんが引き取ってる・・。家に居てもすることねーし、５回／週はジムに来てるよ。明日はエアロビにバランスボールのクラス行こうと思ってるし。暇だから、ジムに来くるけど、体も鍛えられるし一石二鳥だよ」まーねぇ。暇だからって、ギャンブルに酒に女遊びに走られるより、よっぽどマシだ。それにしても・・波瀾万丈だったのね。。昔からインテリ風で、ちょっとヤなやつ的で、市内の進学高校に進学して・・何かデっかいこと言ってたような気もするが、現実はそうはいかなかったようだった。とりあえずは、来月早々に飲みにでも行くか、ってことにはなったが、ツマらないのは、ダイスケがリコの全く好みでないどころか、どちらかと言うと「有り得ない」世界に位置しているってことがちょっと、淋しいところ。ま、約２０年ぶりの再会に乾杯でもしますかね。

  2007年06月19日

  コメント(0)

• 淋しい女と呼ばないで

  陽もすっかり延び、定時上がりで帰った今日は、夜が長ぇ～な。おい。夕飯は、黒豆納豆、茹でアスパラ、ビール少々、枝豆、大学芋。またこれも地味だな～。おい。ジムにでも行こうと思ったが、明日行くからやめにしよう。今月で辞めるハケンのスズキさんは、残業続きだったシゴトを振り返って「自分の時間がないから辞めたい・・」と、先月、リコや社員の上司たちを目の前にして、堂々と言ってのけた。やさしい上司も「・・そっか。自分の時間は欲しいよな」と肯いていた。「なんてイイ会社なんだ」と思うのと同時に、２５才のスズキさんを「今どきのコ」などと、オバちゃん的に冷ややかに見たりもした。「２５才」じゃ、今どきでも、ねっつーの。一般的なのかねぇ。こーゆーの。その昔、「毎日飲みに行ってた」と言っていたスズキさんにしてみたら、この会社での最近のシゴトは過酷だったのかもしれないな。残業続きだったとは言え、２０時台には帰宅できていたし、２回／週ペースでジムに通い、他愛のないケイタイメールを「三十路会員」に送り、くだらないバラエティ番組を見たり・・・リコには十分な「夜」だった。むしろ、これくらいが丁度よかったりもする。・・いやーん、淋しい女と呼ばないで。

  2007年06月18日

  コメント(0)

• 「魔法の杖」

  ふと、何年か前に買った本「魔法の杖」を引っ張り出してみた。イエスかノーで答えられる質問を頭に浮かべながら、本を開くと、そこには問いに対しての「答え」があるという、「魔法の杖」。あることを思いながら、開いてみる。　　「吊られた男のカードが出ました　　答えはイエス　　ただし何かを犠牲にしなければなりません」綴られた短かい文字たちが、何だか冷たい視線でリコを見てる気がしてならなかった。

  2007年06月17日

  コメント(2)

• 解答

  そういやあ、昨日も「梅雨入りだね・・」とメールしてみたが、「あの人」はウンでもなければ、スンでもない。もういい加減にしろ、リコ。相手が気がないのは充分過ぎるほどわかったじゃないか。先週末、ケイタイ電池切れで放っておいたという彼について考えてみても「リコから連絡があるかも・・」とか、「リコに連絡してみよっかな・・」とか、「リコ・・何やってるのかな・・」とか、こういった感情が微塵も湧かなかったということだ。微塵も。ケイタイの電源入れて、リコからのメールが入っていたから、たまたま連絡してきた・・ただそれだけだ。淋しい限り。「たまには遊ぼうよ」と言ってみても、「・・遊ぶ友達、俺よりいるじゃない・・？」とかツレない返事。「来週末、何処か行こうよ」と言ってみても、「・・・」と、無言。子供の頃に聞いた「♪山口さんちのツトム君」をちょっと思い出す。－あ～～ツマんないな－キモチがあれば自ずと行動に出るってもんだ。ん？！これは普通のコトじゃないんだろうか？表現の仕方は人様々だろうが、その人を思った時にどうしようもないキモチは、行動になって表れる・・。そういうものじゃないんだろうか？・・と考えれば、答えは簡単。「あの人」はリコに全く気がないのだよ。・・と思うしかないみたい。

  2007年06月15日

  コメント(2)

• 出雲効果か！？

  「三十路会」と称している大学時代の友人とリコを入れての４人の間で、最近、久々に「恋」の話題が持ち上がっている。親友エリコがどうやら、「恋」の真っ只中にいるらしい。お相手は・・９才年下の会社員。エリコが通うテニススクールで出会ったという。「みんなで」飲みに行ったり、遊んだりと集団での付き合いから、ここ最近個人行動へシフト。今週末は銀座に「デート」に出掛けるそうな。ＧＷも終わりろうとしていた５月初旬。我々三十路会は一人欠けてはいたものの、川崎のショッピングモール「ラゾーナ川崎」へ行った。トラベルカフェの「堂島ロール」も目的だったが、ここには「ラゾーナ出雲大社」があるのだ。そう、縁結びの神である出雲大社。この場所はもともと東芝の工場跡地らしく、東芝時代からあったという出雲大社の分社をそのままラゾーナ川崎内に移したようだ。そして、その当時から分社の池で飼われていた金魚もそのままラゾーナ川崎内に住居を移したという。都会の金魚・・かなり羨ましいな。たまたま見かけたからお参りするのか、目的を持って来たのか、敷地内の地味な場所の割には、ひっきりなしに人がお参りしていたように思う。もちろん、リコたちは「５円」を持って。そして、その御利益なのだろうか、エリコの年下男性との「恋」。リコは目下迷走中。・・また振り回されてるって話もあるが。何はともあれ、エリコにはウマく行ってもらいたい。私たち、まだイケるぜっ！って希望の光を持たせて欲しい。縁結びの神様・・どうか、わたしたちにお恵みを。焦らず、自然にガンバるんだよ～、エリコ！

  2007年06月15日

  コメント(2)

• たかが２０円、されど２０円

  派遣会社から７月からの３ヶ月間の契約書が届いた。やっと、時給が「２０円」上がった。やっと。チロルチョコ２個分アップした。リコは今の会社に派遣されて今年で３年目に入っただろうか。派遣元Ｔの営業が来るたびに「時給・・もうちょっと上がらないですかねぇ・・」と交渉し続けていたが、そのたびに、「いやぁ・・こちらの会社は・・なかなか厳しくて・・交渉してもダメなんですよ。申し訳ないです・・」と頭を下げられていた。しかし、ネバったかいがあった。しつこく言ったかいがあった。何せ、リコの前に座るサユリちゃんの派遣会社Ｍが「５０円」アップという「事実」を突きつけると、リコの派遣会社Ｔは「・・ほんとですか！？・・ちなみにどちらの派遣会社ですか？・・そうなんですか・・わかりました。・・ちょっと調整してみますが、期待はあまりしないでくださいね・・」と、リコの目に入らない膝上に置いた手帳にシャカシャカとメモを執っていた。この時から、手応えは感じていた。そして、先日、派遣会社Ｔの営業が「２０円アップ」の旨をリコに報告に来たのだった。「社内での調整をつけました。但し・・他のスタッフさんには絶対に言わないという約束は守ってください。お願いします。」んだよ、ヤればデキるじゃ～ん！はいはい、守りますよ。守りますって。誰にも言いませんよ～。それにしても・・２０円かぁ。１ヶ月にしたら、３０００円ちょっとアップか。しかし、アップしただけマシか。次は、ココの会社で取られる駐車場代２０００円／月を肩代わりはしてもらえないかね？

  2007年06月07日

  コメント(2)

• リコ、上半期を振り返る

  思えば、今年も半年が過ぎた。早かった。毎年思うが、早い。そして、振り返る・・・一昨年後半から去年にかけて、恋愛に関しては、かなりの傷心気味だったが、今年に入ってからは見事に、虚しい程の「無」という状況で「無」に慣らされた。無・・。そう、何も無い。恋愛はすっかり小康状態になったが、いいか、悪いか仕事が多忙だった。しかし派遣社員。今のこの会社の目まぐるしい変化の波に乗りながら、やっぱり今年も「契約打ち切り」の声にビビりながらの生活だった。ハケンは使い捨てだからね。自分の身は自分で守らなきゃ。な。強い女になんかちっとも憧れもしないけれど。。このまま、一人で生きていくとしたら、ちょっとは強くならなきゃな。・・・もっと前向きにならなきゃな。

  2007年06月04日

  コメント(0)

• 「Ｂ－１グランプリ」を知っているか？

  Ｆ－１、Ｍ－１、Ｒ－１・・・ワンにも色々あるけれど、行ってきました、Ｂ級グルメ祭典「Ｂ－１グランプリ」。６／２、３で静岡県富士宮市で開催された。前回は八戸で開催されたらしいが、この時に「富士宮やきそば」で覇者となった「富士宮」が今回の開催地となったらしい。先週、「あの人」との再会時にリコからの「行こうよ」に乗ってくれた、彼。彼と昼間に２人で会うなんてことも久しぶりだった。前日までリコからの連絡にも全く音信不通だった彼。所詮、リコとの約束なんてそんなものらしい。行くのか、行かないのかハッキリしないまま当日の朝を迎え、体調を崩しているんじゃないか？などと心底心配したが、やっと連絡が取れたかと思えばただ単に飲み明かしていたのだった。いつになってもリコはこんな扱いかたしかされない。１０時開場のイベントであったが、富士宮までそう遠くないリコたちは、のんびりムードで出掛け、１２時頃に到着。驚いたのは人の多さだった。こんな田舎にこんな人。甘かった。富士宮にある浅間神社内がグランプリ開場となった。高砂にくてん(兵庫県高砂市)行田ゼリーフライ(埼玉県行田市)青森生生姜味噌おでん(青森県青森市)静岡おでん(静岡県静岡市)などなど・・２２店が並んだ。今日、明日で一番美味しかったところに「箸」を入れて投票するとうこのイベント。大きな富士山バックに、イベントの付加価値はバツグンだが、場所が何といっても狭すぎる。行列もグルっと回って最後尾が見えないほどだ。「よーし、全部制覇してやるぅ」と意気込んで行ったものの、その行列の長さ、暑さ、人の多さですっかり意気消沈。リコたちはビールを２杯、列も短めな富士宮の地場産品を２品ほど食し、早々と退散することにした。根性なしの２人。でも、楽しかったからいいもんね。「あの人」はどう思ったか知らないけどね。６／３のニュースによればグランプリは「富士宮やきそば」二日間で２５万人の来場者数を記録したそうな。場所・・・狭すぎる、って！！

  2007年06月02日

  コメント(1)

• 「大日本人」だよ

  松ちゃんは、好きだけど・・謎多き映画だったから、期待し過ぎたのかもしれないけど・・正直・・カンヌに、前評判に躍らされた。松本人志監督作品「大日本人」。封切り初日に邦画を見たなんて、リコは未だかつて無かったかもしれない。な、だけにリコの中でもその期待度は高かった。インタビュー形式で綴られるストーリーに最初は気を失いかけたこともしばしばだったが、ＣＧでのＢ級いやＣ級映像では、そのくださらなさに笑えた。ダウンタウンなり、松ちゃん企画のテレビ番組の中でのワンコーナー的な扱いの作品なら、「面白い」で終わるのかもしれないが、１８００円出して足を運んで観るものとして考えると、果たしてその価値は・・・。松ちゃんの考えられた「くだらなさ」は、リコは大好きだ。ありそうで誰にも考え付かなかったことを発想する松本人志は多才なんだと思う。結局のところ「大日本人」が一体何なのか？という疑問を持たせながら、終わってしまう、終わらせるこの作品は、やっぱり「天才・松本人志」を感じるところではあったかもしれない。な。すご～い暇で、お金がある人にはオススメ致します。

  2007年06月02日

  コメント(1)

• ＺＡＲＤ、死す

  －もう少し、あと少し－この曲は１０年程前の最初の「忍ぶ恋」の時期に、カラオケに行けば必ず、「彼」を目の前にしてよく唄ったものだった。彼女のファンという訳でもなかったが、彼女の唄う歌詞に、共感し、励まされたことを思い出す。叶わぬ恋の歌が何となく多く、テレビでの活動はなく、ジャケット写真では、うつむく彼女の表情が定番だったようにも思え、この悲報を目にした時にその「死」がちょっと謎めいたものに見えた。近年は子宮ガンの為入院していたようだった。知らなかった。そして、４０才になった彼女は今後のライブ活動等の打合わせも病室で行っていたと言う。再起を病室で誓った日の矢先・・病院のスロープからの転落死と報道された。今夜、改めて彼女の曲を聞いてみようと思う。ご冥福をお祈りします。

  2007年05月28日

  コメント(1)

• 中国の脅威

  仕事の一部が中国に移管されるため、今日から中国人への引き継ぎが始まった。３月についで２度目である。社会的常識に欠けているのが恥ずかしいが、こういうカタチが今、日本の会社で採用されているらしい。中国への移管。コストが安い中国へ定型化した仕事を出す、ということだ。リコの派遣先の会社では人事関係の仕事も中国へ移管済み。そして、リコたちハケンで賄ってきていたこのシゴトもついに持って行かれる。「リコサン、オヒサシブリデス。キョウカラ２シュウカン、マタヨロシクオネガイシマス」と、丁寧な挨拶も受け、「ツマラナイモノデスガ・・」と言って中国からのお土産をリコたちに差出す。満面な笑顔。必死な眼差し。先に移管済みの業務について連日問合わせの電話、メールで正直嫌気も差していた。「ありがとう。気なんか遣わなくていいのに」差出された土産を快く受け取り、今日から２週間の「引き継ぎ」をお互いに実感した。リコたちの日本語での説明を必死に日本語でメモを執り、不明な点は納得するまで追求してくる。「セイカクナ、シゴトヲシナケレバナリマセン・・」と、半ばいい加減に、今までの経験から何となくやり過ごしてきた「シゴト」にできたシワ一枚一枚を彼女たちに延ばしてもらっているようだった。そりゃあ、シゴトも中国に持って行かれるわな。。日本語の読み書き、意思伝達も問題なければ、定型化された業務はコストが安い中国にどんどんと持って行かれるのが当たり前だ。そんな時代でしょ？恐ろしい国だ。

  2007年05月21日

  コメント(0)

• 悲しいほどお天気

  土日、嫌味なほどの好天に恵まれた。「行楽日和ですね・・」と言うテレビのお天気キャスターが憎らしいほどにも思えた。こんな日は芝生で昼寝。ピクニックランチ。自然の中の目的のないドライブ。どれもこれも気持ちがいいに決まってる。なのに。。。もともと引きこもり型のリコ。先週はショッピングに行ってしまったし、街に出れば、また出費がかさむ。友達とランチ？なんだかそんな気にもならず、いや、気軽に誘える友達が毎年確実に減っていっているのが現実だった。珍しく、誰からもメールも入らない。みんな何してるのかねぇ～。土曜日の午前中はジムに行き、軽くトレーニング。テレビ画面を見ながら室内でランニングする人を「こんな天気のいい日にもったいない・・」と言う視線を投げかけ、リコはスタジオレッスンを終えて早々に帰宅したのであった。一つ年上の独身の友人が「これからのことを考えて、自給自足の術を習おうと思って・・」と先週言っていた。「これからのこと」あまりにも「自由」な休日は、彼女の言葉やら何やらがリコに近づく「現実」を思い起こさせた。英語でもまた勉強し始めるか・・・いや、ライターの勉強をしよう・・・何か文章を作って、売り込みにでも行ってみようか・・・３７才。もうすぐ、人生折り返しというのに、一体何をやっているのだろう。またハケンのリコの仕事が一つ中国の会社に移管される。明日からはその引継ぎ第二弾が始まる。「リコサン、コレハドウイウコトデショウカ？」移管先の２０代半ばの中国人の女の子の一人は母国でもうマンションも購入したそうだ。「一度も日本に行ったことがなかった」と彼女たちは言うが、ひらがな、カタカナ、漢字を使い普通の日本人同様にメモを執って行く。一体、どんな教育を受けてきたというのだろう？明日からはまた自分の情けなさを痛感しながら、彼女たちの明るい未来への一歩を共に踏み出さなければならない。

  2007年05月20日

  コメント(1)

• 自問自答

  ブログ復活！！と４月に自分自身に誓ったにもかかわらず・・・怠け続けて、あっと言う間にひと月が過ぎ、毎年恒例のコレと言ったイベントを見出すことなくＧＷを無駄に終え、平々凡々に５月半ばを迎えたリコ。あー、こうやって今年は昨年の波瀾万丈とは裏腹に「無」という一文字で２００７年が終わって行くのだろうか？４月から今日にかけて、色々と細々したことはあったと言えば、あった。。４月初旬。社内の「イケメン」と呼ばれる男性とたまたま飲み会で同席し、イイ男を前に、またもやお酒に飲まれたこと。いつになってもイイ男にはめっぽう弱い。４月下旬。席替えでヤマモト氏が視界から消え、顔を見なくなって済むかと思いきや、彼の薄くなった後頭部を拝むようになったこと。そして、５月・・２００６年１月にまさかのストーリーを作り出したノサカ氏と再会した・・・。リコの宿命星である金星人マイナスは７月から運気が上昇するそうな。こんな助走とも言い難い、ちっさいことだけが無造作に転がっている中で運気上昇の予感は毛頭感じない。いや、事故の如く、想像できない展開が待ちうけているのかもしれない。恋もしてないなぁ～。たぶん。。自分の中でくすぶる感情はあるような、ないような。してるような、してないような。好きなような、そうでないような。淋しいだけのような、それだけのような。何かに遠慮してるような、「そうではない」と言い聞かせてるような。自分の中の理解し難い感情を分析している「今」はちょっとだけ謎解きでもしているようで、少し面白かったりする。ぷっ。。それにしてもとりとめのない、理解不能なこの文体。。きっと今の自分がよく表れているような気がする。失うものは何もない。リコのありのままをまた徒然と書き続けて行こう。一体、何度目の誓いか！？・・忘れた。

  2007年05月14日

  コメント(0)

• 春は来た！のか？

  怠けた、怠けた、怠け過ぎ！仕事が忙しかったり、この部屋が寒すぎたり、ハリのない生活が続きすぎたり・・で、すっかりまたブログを怠けてしまった。一杯、書く事もあったのにさ。って、恋の話なんぞひとつもないが。リコのハケン生命が危うかった、２月。シゴトの乗っ取られ先の「中国」への移管業務にストレス大だった、３月。そして、今日から４月。重いコートは脱ぎ捨てて・・さぁ、外へ出よう！・・とキレイにかっこよく、潔く、春らしくも決めてみたいが。。そんなキモチにもまだちょっとなれない、４月の始まり。明日は雨だと言うし、黄砂が混じるかもしれないから、白っぽい服はＮＧだと言うし・・そうだ、先週買ったグリーンのニットでも着ていこう。袖は流行りのバルーン。今年はこの手の形ばかりになってしまったなぁ。また今日からブログ復活さ。るん♪

  2007年04月01日

  コメント(0)

• 今年は「見ていなさいっ！」

  仕事始めから約１週間。ようやくカラダも普段の生活の「勘」を取り戻したところだ。ヤマモトさんは生やしていた顎鬚を剃っていた。そして、通路ですれ違う時も全くお互い視線を交わすことなく、彼の顔つきは、全くの「無傷」を象徴するかのようにも見えた。もう、こんな男どうでもよくなったじゃないか。今年のための「去年」。リコは今年に入って、ジムに入会した。コレで３回目の入会だ。入っては続かずに辞めて、早２回。アンチ・ジム派だったリコであったが、ホームエクササイズ！と誓ってはみたものの、悲しい哉、弱い意思。結局「自由」に甘えてばかりだった。そして、今年になって入って来た「今なら入会金無料！」に、またもや刺激され、コレで３回目。今日は午前中のスタジオレッスンの「ボディシェイプ」を「ボクササイズ」を受けようと意気込んで出掛けた。ボディシェイプでは、バーベルを使っての筋トレ。オバちゃんちの多いこと、多いこと。負けてなんかられないわっ。思い浮かべるは、黒木瞳や今井美樹のような細いながらも筋肉質のアノ腕。そして、背中が大きく開いたドレスから主張する美しい筋肉とともに動く肩甲骨。年齢に合った、いや合わない！？「美」を手に入れたいのだ。イメトレも十分。今年は絶対、あんなカラダになってやるんだ。そして・・・あんな男、こんな男を見返してやるんだ！バイク２０分でウォーミングアップ。そして、バーベルを使ったレッスン３０分の後は、ボクササイズ３０分。そして、腹筋と背筋を鍛えるマシンでトレーニング。いつもダラダラ過ごしていた土曜日の午前中を考えると、今日の何と充実していることだろうか。たかがコレだけのことではあるが、この充実感がとても大きく感じられて仕方なかった。帰りに寄ったコンビニではほとんど買ったことのない雑誌「クロワッサン」を買ってみる。『痩せやすいカラダが、今年の目標』意気込みも熱い２００７年。とりあえず、３ヶ月は強い意思でジム通いをガンバらねば！

  2007年01月13日

  コメント(1)

• さしのみ

  今日はリコとサユリちゃんとの女二人の「さしのみ新年会」。場所は、ここのところ二人のお気に入りの会社の近所の店。メニューが一切ない、気風のいいオバちゃんのお任せで出てくる料理屋だ。サユリちゃんには本当に申し訳なかった。ヤマモトさんとのことで彼女を巻き込み、単なる「友達関係」だったサユリちゃんとまでもヤマモトさんと絶縁状態にしてしまった。あんな男居なくなっても、全然問題ないから。気にしないで。サユリちゃんには本当に申し訳なかった。二人新年会。最初はグラスビールで始まり、２杯目から「日本酒ください」と言うと、奥からオバちゃんが瓶を１本置いて行った。そして、「今日のオバちゃんの料理」が次々と運ばれてくる。芋の煮物、鮭・鰯・蓮根のフライ、シラスの和え物、おでん、ガーリックトースト・・・「あとは自分たちで継いで飲んで」サユリちゃんも一時期同棲もした不倫の彼も異動で離れ、「今年は彼氏強化年間だから！リコさん・・一緒にガンバろうよ！」と力強く言う。そう。その通り、今年は絶対ガンバろうよ！ここ最近、お互い恋愛にはツイてなかった。サユリちゃんも「不倫」が続いていたようだったし。。「３０過ぎたら出会いなんてないでしょ！」と、ちょっと仲良くしていた庶務の女性に酔った席で面と向かってこう言われたらしくキレ易いサユリちゃんは、表には出なかったが静かにブチっとキレたらしい。そして、ソレを聞かされたリコも静かにキレた。自分自身半分わかっていながらも、それでもまだ「信じてる」自分がハッキリといる。他人から見たらみんなこんな風にリコたちを、嘲笑っているのかもしれない。「あの庶務の女を、ギャフンって言わせてやろうよ」と、サユリちゃん。いつのまにか、置かれた日本酒の瓶も残りわずかとなっていた。カウンターを占めていた客も全て帰って行った２１時半過ぎ。「何時まで居ていいですか？」と尋ねると「・・２２時半までは居ていいよ」とお皿を洗いながら、オバちゃんが答える。この雰囲気がまた来たくなるんだよなぁ。「・・はい、今日は二人で５０００円ね」と、レシートもなければ何もない。前回と同額だ。充分に食べて飲んで２５００円／人。「また２月になったらこの２人で来ますから」と、店を後にした２２時半。

  2007年01月12日

  コメント(1)

• 今年こそ・・

  新年明けて３日目ですが、改めまして、新年明けましておめでとうございます。今年も、勝手にブログやります。－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－それにしても、飽きた。正月休みに飽きた。こんなときにお金でもあれば南の島へバカンスにでも行けるだろうにね。はぁ～。。。今年は、リコはイイ年になるのですよ。細○先生が言う所の大殺界明けの何チャラって言うのですから。そして、景気づけにと昨年からフツフツと湧いていた自分へのご褒美の定番貴金属購入を本日実行したのです。「いくつ買ったら気が済むの？」と先程、貧乏リコに冷ややかな意見も友人から飛び込んで来たが、イイんですっ！宝石たちは裏切りませんからぁ～・・。いやいや、貴金属を身に付けるほうが幸運を呼び込むらしいのですよ。シルバーなら黒ずんだりしていてはＮＧ。石が入っている方がことさらイイらしいですがね。先月にはショッピングモールで、１０Ｋ・ＷＧでホワイトトパーズとやらがヘッドについた２連のネックレスを半額(\13000←\23000)で買ったばかりといえば、ばかりだった。が、「絶対クロスが欲しい」という欲はもう誰にも止められなかった。午前中に近所のディスカウントショップへ行ってみたが、やはり品数も少なく、気に入ったのはＰｔダイヤの\29800だった。アイタタタタ・・こ、コレは「無理」とあっさり断念し、午後からはカップルや、家族で賑わう人気大型店へリコ一人で向かったのだった。お一人様ショッピングに「抵抗」を感じる神経さえ、もうなくなったような気がする。ギャル風な店員が多いせいか、品物の品質には少々不安がつきまとうが、何たってデザインも豊富だし、値段もぐっと安い。２万ちょいまでが予算だったが、気に入ったデザインは、な、なんと予算内も予算内の\10500で収まるではないか！表示には「１４Ｋ・ＷＧ／ダイヤ」とある。ま、どれもこれも怪しいと言えば怪しくも思えたが、信じる者は救われるってことで・・即買いした。ヘッドのクロスの大きさは14mm*8mmくらいで、小ぶり。チェーンはラウンドカットというのか、キラキラ光る感じ。普段使いには、邪魔にならず、値段的にも今の自分に買うにはちょうどいいだろう。やった！やった！こりゃ、春から何か気分もイイぞいっ。そして、クロスが展示されていたショッピングケースには「ピンキーリング・・左手の小指にすると「出会い」「恋」に利きます」とあるではないか。次回は、ピンキーリングに決まりだな。。それにしても、毎度のことながら、派遣社員にとって稼働日数の少ない、この時期は超・ド貧乏になるってぇのに。。寒い。ズルッ。

  2007年01月03日

  コメント(4)

• 一撃

  「敵」は、サユリちゃん、リコの前方左側。これからの自分の思い通りの計画を遂行しようと、涼しい顔してこちらを向いて座っている。サユリちゃんに全てを話しした翌週月曜日。まずは会社でサユリちゃんから一撃する。To：ヤマモト（bcc：リコ）おはよう。どう？カノジョとうまくいってる？あのさ・・他に仲良くしていた女性にも言わなくていいの？From：ヤマモト仲良しだよ～。なんで？他に言う？って、言う必要のある貴女には言ったじゃん。言う必要のない人には言わないよ。そして、突然絡み始めたサユリちゃんを不思議に思ったらしく、リコのことを、「隣の席の人のこと？」と言う呼び方でサユリちゃんに尋ねてきたのだった。すると、リコに打ち明けない理由を返信してきた彼。「その一言」が返信されてきたのをサユリちゃんは、リコにちょっと躊躇しながら転送してきた。そこには、一言・・「だって、嫌いだから」と、あった。ふ～ん。「嫌い」でしたか。11/2にリコのバースデー祝いで食事して、キスして、手繋いで帰って・・その後、23時ちょっと過ぎ、振り切るようにあんたが帰って行って・・「飲み屋の狙っている女のコ」にでも呼ばれて店に行ったんじゃねぇのか？あんたの態度は翌日、いや、この日から徐々に急変したんだよ。「嫌いな女」とそんなことまでしますか、できますか。あっぱれ。「男」の鏡なのかもしれませんな。過去に「結婚してる」と知らされずに男性と付き合ったことや、不倫の恋も二度三度と、リコと同じような経験のあるサユリちゃん。「男のズルさ」を身を持って経験しているからであろう、リコの今回のことをまるで自分のことのように思ってくれたようだった。彼女にとっては単なる「友人関係」であったヤマモトさんとの間を、リコが引き裂くような結果となってしまったら、本当に申し訳ないと謝ったが、「は？あんな男の一人や二人居なくなったところで、何の問題もなし。気にしないで」と、サユリちゃん。そして、サユリちゃんがトドメの一撃を加えた。To：ヤマモト自分さえ良けりゃ、ソレでいいってか。お互い都合のイイ関係だったにせよ、後始末くらい誠意を持ってやったら？そんなことも教えてくれる女もいなかったんだねぇ・・。その後、会社では彼からの反論はなかった。その夜、ヤマモトさんから「こんばんわ」と、ケイタイにメールが来た。from：ヤマモトあなたがどんな言い方したのか知らないけれど、サユリちゃんにキツいこと言われたのだけれど。。電話もらえませんか？じゃかぁしいわ！！「メールもうしないでください」って言ってきたのはお前の方だろうが！するかぁ～！ボケっ！と、即座にサユリちゃんに連絡を取ると、「私の方には何も言って来てないよ」と、彼女。しかし、このあと電話が３回着信があり、出ないサユリちゃんに「出ないじゃん」とメールを送ってきたのだった。この翌日、通路ですれ違いざまの彼は、ここ最近は険しい顔、視線を逸らすような素振りだったのがリコに全てがバレたことを知ってスッキリしたのか、「薄笑い」を浮かべ通り過ぎた。ヤマモトさんとの全てが終わった。リコは六星占術で言う所の「金星人（－）」。今年までが良くなくて、来年からはとてもイイらしいのだ。あの男で厄落とし。来年のための今年だったと自分に言い聞かせ、来年は気持ち新たに向かっていこう。今年は珍しく、二度も失恋したじゃないか。それも来年のための助走なのだ。きっと。－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－来年はブログ頑張ろうっと。今年一年、お立ち寄りくださった方々、ありがとうございます。来年もこんなリコですが、どうぞ見守ってください。良いお年をお迎えくださ～い。

  2006年12月31日

  コメント(2)

• 沈黙の正体

  いっかーん。ＰＣ設置部屋の寒さと怠慢が重なって、大晦日にして今月最初のブログ更新となってしまった。。リコはスッキリした気持ちで新年を迎えられそうである。－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－12月初め、リコはヤマモトさんから決別を暴言とともに、宣告されたのだった。課の忘年会の帰り、ほろ酔い加減のリコはヤマモトさんにメールし、前までの普通のやりとりの「勘」をお互い思い出させようとちょっとした彼の言葉に絡んでみせた。To:ヤマモト週末こっちに居ないの？カノジョの元かしら？そんなこと言わずに、送ってよ。コレが仇であり、コレで全ての解決の糸口となった。From：ヤマモトうるせ～な、いちいちもうメールするのやめてください。やはり、何かある。この男には何かあったに違いない。リコを完全拒否する徹底的な理由があるハズだ。リコは翌日、隣の席の派遣のサユリちゃんに会い、思い切って、恥を忍んで全てを打ち明けた。サユリちゃんは「リコさんを遠ざけ始めたって時期はいつくらいから？11月入って？・・あぁ・・多分アノ時期だね」アノ時期？11月に入って間も無く、彼はサユリちゃんに「元カノと復縁」を匂わせていたらしいのだ。元カノは地元ではなく、２ヶ月後くらいには地元に呼ぼうと思うから、「地元に連れてきた時には、カノジョと仲良くしてやって。カノジョも心強いと思うしさ。助かるよ」とサユリちゃんに頼んでいたようだった。この「元カノ」・・リコも人づてにしか聞いたことがないのだが、ヤマモトさんがアメリカ赴任中の会社が雇った通訳で赴任前しばらくは、今のヤマモトさんの課にも一緒に居た女の子らしかった。サユリちゃんも当然この当時から彼女とも面識があり、今や、彼の思い通りの計画の為には、サユリちゃんは最も必要となったのである。「人を利用する」ということは、この男が最も得意としていることだろう。「ヤマモトさん・・アメリカ赴任中に淋しくないように、手っ取り早く通訳のコにしたんじゃない？」と、サユリちゃんがリコと同じ見解を口にした。サユリちゃんとの話で、点が線となり、沈黙の理由がハッキリと浮かび上がった。なるほど、そういうワケか。リコを乱暴に扱ってきた男。最後の最後まで乱暴だった。本当の理由を明かさず、「疲れた」で遠ざけ、リコの「絡み」を良いことに、暴言吐いて、自分はさっさと次の計画に仕掛かり中ってワケですか。10月半ば辺りは確か「今カノとお台場へ行った」と言っていた、ヤマモトさん。そして、11月に入って「やっぱり元カノの良さがわかった」と「元カノと結婚する」と「同棲するアパートを探さなきゃ」とサユリちゃんに不動産屋を聞いてきたと言う、ヤマモトさん。そして、その直前には「飲み屋の女のコで今狙っているコいるんだけどさ」とサユリちゃんに自慢気に話ししてきたという、この男。サユリちゃんも、リコもお互いの中に居た「ヤマモト」を吐露して行く内に、この男の低俗さ、卑劣さ、幼稚さが浮き彫りになっていった。結局のところ、どの女ともダラしなく繋がって、「酔ってるときのＨは浮気じゃない」という、34才のこの男の「持論」とやらで自分を守ってきたつもりでもいるのだろう。リコは恥ずかしくなった。こんな男に、見せ掛けだけに惹かれ、そして、待っていたのはこのザマとは。「コイツ・・そんなにモテるかぁ？！」と終始不思議そうな顔をしていたサユリちゃん。そして、二人で口を揃えたのは「ヤツの話す女は、一体どの女なのかわかりゃしない」って、ことだった。３４才。国立大学卒業。人間の質に、年齢も学歴も全くの無関係ってことだ。そして、サユリちゃんが、「アイツに仕返ししようよ」とリコに持ち掛けた。

  2006年12月31日

  コメント(0)

• 逆ギレ

  しつこい女、さそり座の女、リコは夜、ヤマモトさんに一言だけメールした。To：ヤマモトシゴト、大変なの？すると、３分後に返信が来た。From：ヤマモト何が聞きたいの？前に忙しいって言った。怖っ。キ、キレてる。To：ヤマモトゴメン。様子が変わったから気になったの。奥歯にモノが挟まっている気がしてね。。そして、コレ以降返信はなかった。間違いなく、イラついている。どうしようもなくイラついている彼の姿が目に浮かぶ。「他に夢中になる女でデキた」というおめでたいことからは、ちょっと遠い気がした。それにしても、「何が聞きたいの？」って・・・リコが前から尋ねている「私に怒ってるの？」と言う質問には全く答えないくせにさ。何だよ。勝手な男。そして、何だ？リコ・・。「ゴメン」なんて答えちゃってさ。なーんも悪いことしたなん自覚してないのに、どうしてこっちが謝ったりするんだよ？あー、情けない。彼がリコにとって優位な地位にあることを、また裏付けする格好となってしまった。こういう図式の夫婦って、奥さんが苦労して、常にガマンガマンの生活に耐えなきゃなんないんだろうな。あ～、やだやだ。そんなの、まっぴら御免だ。とはいえ、今回は彼の様子の変化の要因がリコかそうでないかだけを知りたいのである。答えろ～～っ！

  2006年11月25日

  コメント(6)

• 反応アリ

  ヤマモトさんから「梨の礫」攻撃を受けていたリコのフラストレーションはマックスに達していた。友達からは「もうコレ以上、こっちからアクションとったら本当に嫌われちゃうよ」などとアドバイスももらったが、「１日」を境に急変した彼の態度にリコの「嫌われる理由」が何なのかがハッキリしないのはもうガマンできなかった。どんなメールでも遅れてでも返信があったが、ソレもなくなり、「どうしたの？」「怒ってるの？」と疑問形で送ってみても無視。会社でも何となく目を逸らす彼。こんなに無視するなら、「距離を置きたい」とか「メールのやりとりはもうやめよう」とか、言やあいいものの。都合の悪いことにはダンマリの彼には今回も「黙り抜こう」ということなのだろうか？どっちにしても、附に落ちない。今まで親しかっただけに、様子の変化は嫌でもわかる。ケイタイメールがダメなら、会社のメールでと、終業時間間際にメールしてみることにした。To：ヤマモトしつこくてスミマセン。全く音沙汰ないんだけど、どうしたの？何かあった？普通の友達にだって、様子の変化があれば理由を尋ねるのは普通のことだと思うけど。ただ単に「そういう気分」というなら、そっとしておくけどさ。あくまでも重くならない雰囲気を出そうと、リコなりにガンバった。しかし、リコが帰る１９時頃までにも返信がなかった。斜め向こうに彼は座っているのに。そして、今朝会社のメールを開くと返信が来ていた。From：ヤマモト特に何もないですがね。仕事が大変になってきてね。疲れてる。出た。男の言い訳利用率不動のナンバー１とも言えよう、この言葉前までは仕事が忙しくても、大変でもリコに愚痴ってきたり、気分転換とも思えるエロメールも送ってきたりしたクセに。そんな人が「仕事が大変でね。疲れてる」か。確かに、最近の彼は仕事中でも苦悶した表情を時折していたり、会議、出張やらで「大変」な様子は充分に感じられた。しかし。。リコはヤマモトさんの彼女でもないし、彼曰く「友人」に位置している。彼には本命？というカゴに入れた遠距離のカノジョというのが居るワケで、もし、最近彼が「新たな恋」を見つけ、ソレに向かって走り出したとしたにせよ、リコは何の邪魔にもならないだろう。だって、今だって他の女の存在を匂わされたり、地元に居るという元カノの話を平気で話し、挙げ句の果てに「カレ、欲しいでしょ？」ともリコを目の前にして、しゃあしゃあと言う程の男なのだから。一体、リコを遠ざけたい理由は何なのか？

  2006年11月23日

  コメント(1)

• さしのみ

  飲み物はセルフ。男でも３０００円もあれば充分に満足でき、そこら辺のチェーン店なんかよりずっと居心地も良い。こんな店が会社至近にあると聞き、サユリちゃんと二人で会社帰りに行ってみることにした。そして・・・ヤマモトさんとのコトも何気に聞いてみよ～っ・・などとも企んでいた。店はシャッターも半分閉りかけた階段を上った所にあった。扉がいくつかあったが、何となく声が聞えてくる方を思い切って開けてみる。１９時というのに、店はカウンター２席しか空いていなかった。もともとカウンター６席と１０人も座れるかどうかの座敷が奥にある。女将が一人で切り盛りしていた。「・・あ～・・今日はあんまり材料ないから、大したもんが出せないからね。それでも良かったらだけど・・」と、手を休めることなくリコたちに言った。モノは試し的に来ただけに、女将の一言を承知し、カウンターに座る。メニューもなければ、お品書きも何処にも見当たらない。ちょっと、怖いぞ。ボられたらどうすんの？いや、周りの雰囲気、女将の印象、そりゃないだろう。まずは恐る恐る「ビール」と言うと、とりあえず出てきた。ビールが苦手というサユリちゃんがこれまた恐る恐る「日本酒ありますか？」と言うと、女将が一旦「店」の外に出て、倉庫らしきところから日本酒を持ってきた。まずは乾杯。お通しは、「小あじの酢漬け」。そして、予めカウンターの大鉢に盛られた「おから」「煎り鶏」が小鉢に盛られて出てきた。ん～、コレがおふくろの味ってか。リコたち意外は常連客のようで、みんな「おばちゃん、お湯ちょうだい」とか電気ポットの水がなければ、お客自ら水を足していた。ビールサーバーの取っ手を握るのも手慣れた風。コレがここでの常識らしい。ほろ酔い加減になり、サユリちゃんと恋愛話に花が咲く。「ココの会社にはめぼしいのが居ないよね～」とつぶやくサユリちゃんに、思い切ってアノことを聞いてみた。「・・でもさ、ヤマモトさんはどうなの？仲良いしさ。同い年だし、いいんじゃない？」「ヤマモトさん？・・申し訳ないけど、有り得ない。ヤマモトさんの顔が目の前に来るってことが想像できないし、ゴメン・・デキない。」意外だった。「ヤマモトさんも私のことそんな風に見てないと思うよ。二人して、『私たちは有り得ないね』って言ってるし」確かに、ヤマモトさんも全く同じ事をリコに言っていた。しかし、全く同じ事を言うことが怪しかったりもする。日本酒の酔いも進んできたか、サユリちゃんの口から驚くことを聞くことになった。「あたしさ・・多分・・普通の人じゃ物足りないんだよね。どうしても既婚者とか、そういうのに興味が行っちゃって・・」そう、サユリちゃんもリコ同様、不倫前科があるのは知っていた。「リコさんだから、話すけどさ・・私が今年から一人暮らし始めたのもさ、実は９月まで不倫相手と一緒に暮らしてたの・・」えっ？マジっ？夏頃だったか、一度リコは一人暮らしを始めたサユリちゃんちを訪問したことがあったが、全く「そんな生活」を感じることがなかった。「・・でもね、１０月から転勤で他県に異動になっちゃったワケよ」そうだったのか。「・・仲良くなった人はみんな私から離れて行く・・」と、ポツりサユリちゃん。確かに不思議なことがあった。偶然の出来事でしかないのだが、このサユリちゃんの一言はリコを肯かせた。サユリちゃんと仲の良かった同じ課のコヌマさんも自らの異動希望が叶い、転勤。そして、もう一人仲が良く、ヤマモトさんと同じグループでもあったカトウさんも転職。そして、この不倫相手も転勤・・。偶然でしかないのだが、重なった。不倫相手と離れ離れになっても、サユリちゃんは一人暮らしはやめないと言う。彼が別れる時に「幸せはみんな平等にあるから」と言ったことを、強く胸に抱いていた。リコ３７才。サユリちゃん３４才。そりゃあ、色々あるってもんで。満腹感までもう一歩だったリコは、女将にまだ大鉢に残っている「おから」のお代わりを言うと「いいよ。その鉢に残ってるの全部食べちゃって」と、また手を休めることなく言ってのける。この後に、「素揚げしたじゃがいも」とたった今目の前で包んだ「いなり寿司」が盛られた皿を置き、「好きなだけ食べな」と言って、女将はすぐ次の仕事に取り掛かった。気風のイイ女将が作る温もりのある食べ物。通りに出ている看板も全く目立たず、口コミでしか知られないようなひっそりとした店。この店を教えてくれたのは、サユリちゃんと同棲していた不倫の彼だと言う。こんな雰囲気とほろ酔いが、今夜の私たちには、ふさわしい気がした。そして、また行こうね、サユリちゃん。

  2006年11月20日

  コメント(1)

• 三角関係

  リコは、今日隣の席の派遣のサユリちゃんからもらったスポクラのビジター券を利用しようと、スポクラに行った。今月になって「入会した」というヤマモトさんと同じ課のサユリちゃん。１１／２に「来週中に入らないと入会金半額にならないんだよな・・」とつぶやいていたヤマモトさん。彼は夏頃からもずっと「スポーツクラブに入って体を鍛えたい」と、言っていた。一時期はリコに「一人で入るのはイヤだから、一緒に入らない？月会費がネックなら俺が払ってもいいしさ」さすが、自分のタメなら他人の月会費まで払うって、か。確かに、スポクラに何度か通ったこともあるが、結局のところ続かないのだ。それを反省し、リコの経済事情からしてもジム通いは今はデキない。当然、彼の「提案」にもお断りしたリコだった。ビジター券を先週金曜日に持ってきてくれたサユリちゃんに「そういえば、ヤマモトさんも行きたがってたじゃん・・」と言うと「そう。ヤマモトさんの紹介で入ったの。リコさんも一緒に入ってガンバらない？」と、サユリちゃん。彼もやっと有言実行したってことか。。しかし、スポクラ入会のことをリコからヤマモトさんの名前を出して彼女が初めて認めたことが、またもやリコの妄想を掻き立てる。ヤマモトさんとサユリちゃんは、同い年で、昔から仲良しなのは知っていた。一度は「怪しい」と思ってはみたが「サユリちゃん！？お互い異性として意識してないから、会社でも話し易いし、周りから仲イイって思われるんじゃん？」とヤマモトさんの回答を素直に受け入れた。サユリちゃんにもヤマモトさんのことを聞いた時期もあったが、やっぱり彼女も「ヤマモトさんは・・掴めないね」と、言っていた。共通するは、やはり「掴めない男」ってことか。リコはサユリちゃんが好きだ。席が隣同士になったこともあり、年齢も近いこともあって、今年になってからは、休日に二人で買い物に行ったり、近々近所の居酒屋で飲もうなんて話しも出ている。彼女の考え方は、リコも十分賛同できることが多かった。果たして、サユリちゃんとヤマモトさんのカンケイはどうなのかはわからないが、ヤマモトさんとは縁が切れても、サユリちゃんとは縁を切らずにいたいと思うのである。

  2006年11月19日

  コメント(2)

• 男心と秋の空

  すっかり秋めいてきた今日この頃。リコの心も秋？いや「冬」突入なのでございます。ヤマモトさんと二人で食事をしたのが１１／２。この日の帰り際、彼はやや呆れ気味で去ったのは事実だった。しかし、その事実がココまで引っ張るとは到底思えなかった。１１／２を境に、ヤマモトさんにメールをしても梨の礫なのだった。２日に彼と別れてからすかさず「ごめん。怒ってる？ごめんなさい」と、特に悪いことをしたワケでもなかったが、惚れた弱み、彼の「呆れた顔」を思い出すと「ごめん」なんて言ってしまったのだった。ただ一緒に居たいがために、別れ際ダダをこねただけだけどね。１１／３の朝に一度だけ「おはよ。また今度」とだけ来て、何となく反応が気になったリコはその後も「怒ってる？」とかメールするものの、一切返信がない。無視なのだった。そんなに機嫌損ねた？リコの帰り際のあの行動が？彼にとってそんなにイヤなことだったのか？今まではどんなに忙しくても、１回／３日はメールが来るものだった。どんなメールにも、遅れてでも必ず返信されてきた・・のに・・なぜ？他に嫌われる理由、避ける理由を考えたところで、何一つ浮かびやしない。一体何なんだ？確かに、１１月に入って会社で見る彼は忙しそうではある。しかし、土日の休みを挟んでいれば、１度くらい何か反応しても良さそうだろう。この「沈黙」が「答え」とオトナなら、察するべきなのだろうか？そして今朝、往生際悪く「じゃ、これが最後！」と自分に言い聞かせ、メールした。To：ヤマモトSubject：無題尋ねたことにも返信できないほど面倒になっちゃった？残念だねぇ・・。そして、今現在、やはり彼からは何の反応もない。

  2006年11月19日

  コメント(1)

• 蘇る記憶

  何だか帰り際の気まずさ、リコのおマヌケさが残った１１月２日。あれから２日・・ヤマモトさんの言った一言、一言が途切れがちに蘇る。「・・だって、彼氏欲しいでしょ？」と、言って、リコも会ったことのある自分の同期の名前を挙げては、「もっとアイツのこと知ってみない？」とか、高見の見物者のような言い方をしていたことを思い出す。「私が、あなたと同じ立場だったら、カンケイを持った人を自分の友人に紹介したりなんて・・イヤだし、しないけどね」「付き合う付き合わないは本人たち次第だし・・俺は別にそう思わないけどね」あぁ・・もうコイツは本当にダメだ。もうコイツのリコに対する気持ちが、いかに安っぽいものかがわかったじゃないか。今回も思いきり、思い知らされたじゃないか。リコは暇な休日は、ひとりで１時間ほど近所を散歩する。昨日は９０分、今日は３０分ほど近所を適当に歩いた。工場が多いこの辺りは、比較的、真っ直ぐに見通しの良い道が多い。見通しが良い道は安心して進むことができる。しかし、視界に入るものの単調さのツマらないこと、ツマらないこと。それに比べると住宅街のある路地裏を歩く時の冒険心の掻き立てられること。「結婚」は見通しの良い、安心した道を選ぶべきなんだろうな。リコの男性観は道と似ている。

  2006年11月04日

  コメント(5)

• 誕生会

  やはり、「だめんずヤマモトさん」とわかっていながらも、彼からのお誘いにリコの喜びはまたしても頂点に達していた。もう抜け出せられない、リコ。麻薬の中毒患者にも似たような心境だ。今日は本当は隣町にあるマチコちゃん推薦の「お店」に行ってみようと、予約もしてみたが、ここ最近忙しいらしいヤマモトさんの時間の都合が合わず、急遽、市内の第２候補の店に変更することにした。１９時半、２名。個室。行ったことがない店だけに「個室」への想像が膨らんだ。リコは１８時に上がり、自宅に一度戻り、タクシーに乗り換えヤマモトさんの寮へ向かった。やはりギリギリだったのかヤマモトさんが予定の時間を少し過ぎて、寮から出てきた。「・・ごめん。一本だけ電話させてもらってもいい？」とタクシーの中で同僚に電話をし、仕事の話をする。忙しいのね。電話が終わると「・・すみません。お誕生日おめでとうございます」と改めてリコを見た。間も無くして店に到着。ロフトになっている２階の「個室」に案内される。このお店で１つしかない和の個室。四畳半くらいだろうか。引き戸を閉められると、本当に「密室」感が高まった。「さ、好きなもの頼んで」と、ヤマモトさんの言葉を皮切りに値段も見ずにじゃんじゃん頼む、リコ。こんな頼み方、久しぶりだ。しかもこだわりの食材をふんだんに使った創作料理の数々。この辺にしては珍しく洗練された雰囲気。大正解だった。ヤマモトさんも気にいった様子で「ここで定期的に食事したいね」なんて言ったりするのだった。この店に決めたリコ自身がちょっと誇らしくも思った。「・・あのプレゼントは何も用意してなくて、ごめん」と、彼。本当に何も期待していなかっただけに、今日のこの時間だけで充分だった。ん～・・だめんずうぉーかー的発想。２時間程楽しく過ごし、この密室で彼とは自然にキスをした。店を出て、「足」のない二人。彼は送って行くよ、とリコの自宅方面に二人歩き出す。え？コレで終わり？手を繋いで、ちょっと遠い道のりをひたすら歩く。駅のタクシー乗り場に差し掛かると、「じゃ、俺はここからタクシー乗って行くから、ここで別れよう。リコさんが見えなくなるまで見てるから。ここで今日は別れよう。」意外過ぎた。ここで別れよう？「今日はリコさんのお誕生会だよ。今日は何もしない・・」と、さっきまでの、いつもの、女にダラしない彼は一転、何処へやら。それでも、ねだって、あと数分のリコの自宅まで彼に送ってもらうことにした。「さ、着いたよ。じゃ、俺帰るから。。今日は何もしない・・。明日も俺仕事だしさ。。・・いい加減、怒るよ」と、血相を変えた。「じゃ」と握手の手を差出し、後は振り向かずに真っ直ぐに駅に向かって戻り出した。そして、彼に先月こう言われたことを思い出す。「リコさんは友達。セフレとしてなら毎回セックスする前提で会うよ。・・二人で会っても『セックスしない』実績を作ろうよ・・」この実績とやらを作ろうとしたのか？酔った勢いでセックスすることへの自分のズルさを反省したのか？２２時過ぎに帰宅。店の個室でのキス。セックスの拒否。今日もこの男にしてヤられた。そして、リコの間抜けさだけが残った気がする。

  2006年11月02日

  コメント(1)

• ３７才になりました

  今年もやってきた。誕生日。去年も・・いやここ数年誕生日を迎えるたびに来年までには何とかなっているだろう・・・と。そして、今年も何ともなっていなかった１１月１日。リコの３７回目の誕生日だ。毎年、ズシっ、ズシっ・・と重みが増す「１年」。誕生日の朝は最もユウウツな瞬間だ。ユウウツな朝の食卓を迎える前にケイタイのメール着信音が鳴った。From：ヤマモトSubject：おめでとうお誕生日おめでとう。クルマは買ってあげられないけど、良かったら明日、リコさんが行ってみたいと言っていたあの店でお誕生会でもやりましょう。素直に嬉しかった。余韻に浸かるのも束の間、朝の身支度に追われた。ちょっとした勇気を持って、自分の部屋を出て食卓に向かう。当然のことながら、いつしか「おめでとう」の言葉もなくなった親子関係。カレンダーをワザと大きな音を立てて破り、声のトーンも低い母親。リコもそれに合わせてテンション低く保つのであった。そして、何を言うのかと思えば「もうあんたの洗濯も母さんはやらないから。自分でやって。うるさく言われたくないなら、自立して出て行って」はいはい。自立できてりゃ、とっくにそうしてるっての。しかし、自立できない今がある以上、「無言」の敗北宣言をするしかなかった。沈黙の朝食。合わさない目線。最悪の時間が過ぎ、会社に向かう。今日１日の第一関門は突破。会社では早速、向かいの席のツチダさんに「そういえば、リコちゃんお誕生日じゃない。おめでとう！」そしてそれを聞いた周りの人たちも「おめでとう」と笑顔を見せる。リコがここ毎年の誕生日へのユウウツさを話すと、リコたちのグループで最年少のヒトミちゃんは、「え～・・そうなんですか？誕生日っておめでたいことなのにね・・」と、不思議な表情でリコを見つめる。四十路前の娘が、結婚もせずに、派遣社員なんていう立場で家に居座ってみなさい。。「誕生日」なんてこんなことになるんだよ。しばらくすると、同じ課のマチコちゃんが「リコさん、お誕生日おめでとうございます。全然大したモノないんで、恥ずかしいんですけど」と小さな袋をリコに差出した。クリップ入れとチョコレート。うっ・・ありがたいねぇ～。そりゃそうと、今日に限ってシゴトで使っている社内のシステムが停止し、いつもは残業できたものの、今日に限って残業もできやしない。すなわち・・早く帰宅できてしまう。何てこった。こんな日は早く家に帰ったところで、イイことなんて一つも無い。去年は確か、幼なじみのサオリを誘って、日帰り温泉に行ったっけ。そして、思い出した・・ノサカさんとちょっと盛り上がりかけたあの頃がちょうど今くらいだった。あれから１年か。「１年」はいつしか早くそして、毎年重みを増すモノに変化している。

  2006年11月01日

  コメント(1)

• ありがと

  ヤマモトさんの誕生日だった昨日、出社してリコはすぐに「プリン２個とマネークリップ」を紙袋に入れ、給湯室の冷蔵庫の中にそっと置いた。席に着くと既に出社して険しい顔をしているヤマモトさんに向かってメールをした。To：ヤマモトSubject：34th? Happy Birthdayおはよ。冷蔵庫の中の紙袋を、帰る時に絶対持って帰って。「お祝いのナマモノ」を入れてあるので。くれぐれも忘れないように。さもないと、爆発する恐れがあるので。From：ヤマモトどうもありがと。爆発物？怖いな。短めの返信が来た後に、リコは給湯室に戻り、付箋に「これは先日のタクシー代です」と書き、「マネークリップ」の包装紙に貼り付け、プリンと共に冷蔵庫に入れた。帰り際に、念押しで「絶対持って帰ってください」とメールを入れると。「忘れないよ」と一言だけ返してきた。そして、昨夜深夜０時過ぎ。ケイタイにメールが来た。From：ヤマモトSubject：今帰りありがと(^0^)プリン大好き。今日は遅いから明日食べるよ。ラルフローレンのは・・マネークリップかな？ありがと。高いタクシー代になってしまったのでは？来月はリコさんの誕生日だよね。欲しい物を検討しておいて。素直に嬉しかった。「欲しい物検討しておいて」なんかにじゃない。文面に「ありがと」が２個ある。「ありがと」が２個。しばらくリコはこの文面を眺めては、本当の彼は一体「どれ？」なのかを考えていた。「欲しい物を検討しておいて」への返信は、一言・・「クルマっ」とだけ返信して１６日が終わった。そして、今朝７時過ぎ。From：ヤマモトうまっ。一個だけ食べたけど、うまいなぁ。コレどこに行けば買えるの？教えてやるもんか。今朝もリコが出社したときには、既にデスクに向かっていた彼。先週末、彼自身が「来週からは忙しいんだ」と宣言したいた通りの光景が続く。それにしても「ありがと」は効いた。なんだ？この懐かしいような気持ちは。「好きだ」「愛してる」と、恋愛中に有効な言葉はたくさんあるが、今のリコには、この悪徳男からの「ありがと」がじんわり効いている。もはや、この男を自分のものにしようとか、自分に振り向かせようとか・・悪徳男への無駄な労力はやめにすることにした。自分がしたいことをした結果の、このじんわり感にはちょっとだけ浸っていたい気持ちになった。

  2006年10月17日

  コメント(3)

• 予想外

  今日も今日とて、行楽日和。リコは、母からの「おつかい」で電車で40分ほどの街へと出掛けた。文化祭やら、運動会でも開催されている地域が多いのか、街の人出は思ったより少なく、ホッとした気分になった。今週末はまたショッピングモールに行く予定もあると知りながらも・・止められない、止まらない、購買欲それは、「フェイスパウダー」を買おうと、買うつもりもないシャネルのカウンターの立ち寄ったのが間違いだった。ＢＡに「今月出たばかりなんですよ」と近寄られ、「試すのはタダだし・・」とつけられたのが最後。【シャネル・プードゥル・ドゥース】自然な光沢感があるフェイスパウダー。「ツヤ感があるからくすみも払拭してくれるんですよ。マットタイプよりも垢抜けた感じになりますよ」と、優柔不断、購買欲を抑えようとするリコを煽るＢＡさん。あららぁ・・キレイかもぉ。・・と、その気になるまでにはそう時間は要らなかった。買うつもりのないシャネルでまたしても、「じゃ、コレください」と言って、カウンターに座っていると、「申し訳ありません・・先程、最後の一つが出てしまって・・せっかくお時間使っていただいたのに・・」あ、コレでシャネルと縁が無かったんだ・・と、思えばよかったのだが、シャネルが入っているもう一つのデパートに一目散に向かったのだった。そして、息も荒く着いたデパートＭのシャネル。早速の指名買い。「一度売り切れて、ウチもようやく入荷したんですよ。」買う、買う、買いますって！！手に取った黒の重厚感あるコンパクトケースに、泣く子も黙る「シャネルのロゴ印」またしても、この充足感にしてヤられた。シャネルが堰を切り、「ドクターシーラボ」で多機能ゲル。「ＡＢＣＭＡＲＴ」で合皮ブーツ。頼みの綱的存在の「ナチュラルビューティ」で、ジャケットとニット２枚。ここまでで総額５万円弱くらいだろうか。ナチュラルビューティでは、３回の分割払いにした。そして・・・明日はヤマモトさんの誕生日か・・なんてことを思い出し、久しぶりに覗いてみることにした紳士フロア。あいつが一体何をしてくれた？リコのことをセフレとしか思わないアノ男を。アノ男の誕生日だなんて、何で思い出したりするんだ？わかっちゃ、いるのに。アイツの「ありがとう」とか、素直な単純なキモチに触れてみたい気がした。非情なアイツから単純な一言だけが欲しかった。今日の「おつかい」も買って出たのも、コレが理由だったのかもしれない。そうだ、アイツには前に好きだと言っていた「プリン」にしよう。そして、ココでは金曜日に送ってくれた「タクシー代」を探すことにしよう。自分がこれから行おうとする一連のコトに対するイイワケを、一通りアタマの中に並べ、ラルフローレンのマネークリップ(\３５００)を店員に包装してもらった。「タクシー代としては妥当だろう」これもまた、イイワケの一つだ。地階に行き、「パステル」の「なめらかプリン」を２個買った。「リコからのバースデープレゼントとして妥当だろう」リコ自身の購買欲と何だかわからない満足感で満たされ、紙袋はとてつもなく大きくなっていた。ダメ男から抜け出せれない女たちを、理解できなかったコトがあった。何度もダマされても信じ続ける女を、アホだよなと思ったこともあった。そして今、リコ自身が独身男性相手にそんな「あほ女」になるなんて・・予想もつかなかった。

  2006年10月15日

  コメント(5)

• 疑似不倫２

  会社では斜め向こうにこちら側を向いて座っているヤマモトさんから、珍しく会社のＰＣにメールが来た。From：ヤマモト眠い。何か面白い話ないですか？彼にとっては途絶えていたケイタイメールも「何ともない」ことだったのだろうか？リコの「掟破り」から、普通にケイタイメールが再開していた。そして、昨夜は0時過ぎに「今から会社から帰るから『だめんずうぉーかー』見れませんでした。」とメールが来たのだった。だめんず・ヤマモトさんには是非とも見てもらいたかった。ドラマ『だめんずうぉーかー』。雨上がり決死隊の宮迫によく「似ている」と言われるヤマモトさんには是非とも宮迫演じる「だめんず」を見ていただきたかった。カブりすぎだ。会社でのメールし始めたついでに、往生際も悪く「私って、一体なに？」などというかったるいメールをする、リコ。なんて、面倒くさい女だ。。それにしても、もうすぐ３７になろうとしている女を遊び相手にするには、あんた・・罪が重すぎるよ。私って、なに？１．都合がイイ２．暇つぶし３．セフレハッキリ言ってよ。どれも自分にとっては、自虐的な回答しか作らなかったことが、自分を「守った」ことの証拠だったような気がする。会社のＰＣでこんなやりとりいいんだろうか？いいわきゃない。数分後、彼からのメール。そこには一言だけ記されていた。「友人です」友人・・セックスもする友人・・いわゆる「セフレ」ってことですか。大分類としての「友人」小分類としての「セフレ」ってことか。わかってたことじゃないか。ハッキリしたじゃないか。この日の晩は課内の一グループの歓迎会に呼ばれていた。焼き肉屋で10人ほどでの小規模歓迎会。22時頃にはお開きとなった。酔うと人恋しくなるものだ。ヤマモトさんも酔った時にリコにメールしてくるのはこんな気持ちなのだろう。To：ヤマモトお疲れ～。まさかまだ仕事じゃないよね？From：ヤマモトそだよ。でももう帰るけど。TO：ヤマモト送って。BMWだと料金高いか。。From：ヤマモトいいよ。3000円/15分だけど。今から帰るところだし。今ならいいよ。5分後には**に着くから。お開きになって、間もない店内に残っている同僚たちを置いて、リコは小走りに店を出た。そして、既に停まっていた彼の車に乗り込む。まだ夕飯も食べていないという彼に食事を誘ったが、「送るために来ただけだから、今日は部屋で一人で飲みたい気分だしね。さ、送るよ」と、発進された。リコの家の前。車内で今日の会社でのやりとりをぶり返す、リコ。そして、ほろ酔いも手伝った、自分の気持ちの吐露。わからない、この男の一体何がいいんだ？ヤマモト：「ありがとう・・。でも、リコさんの気持ちには俺、応えられないよ。彼女いるしさ。カラダの関係はやっぱりマズいと思ってる・・・『セフレ』としてなら会うけど、そうじゃなかったら、二人で会ってもセックスしない実績を作ろうよ」ん？まるで、リコがいつもセックスをせがむかのような言い回し。・・この前の横浜に出掛けた時も一瞬「セックス」に躊躇した彼もいたが結局のところお互い「欲求」にガマンできなかった。ソレがまた「燃える」という効果もあった。そして「応えられない」というまたもや不倫男が言うようなセリフを使う。やっぱり疑似不倫だ。首都高渋滞中の10月9日は、どうやら遠距離の彼女と「お台場」に行っていたことを明かした、彼。－そんなに彼女のこと好き？愚問のリコ。－一緒にいて楽しいし、ラクだしね。と、彼。「まだ３年は結婚したくないな」と言っていた彼にとっての結婚相手は、今の彼女が「確定済み」ということなのだろうか？彼にとって「真剣に付き合う人」と、「セフレまがいの乱暴に付き合う人」。真剣に付き合いたい人ってどんな人なのだろう？彼の理想をすべて兼ね揃えている人？キャリアウーマンで将来的に自分も縛らないでいてくれる人？稼ぎがいい人？じゃ、リコの何が一体だめなのか？自分のことを「見栄っぱりで、格好つける」と自己分析でもよくわかっているヤマモトさん。女も「連れていてサマになる」のを選ぶのだろう。若くて、キレイで・・ってね。そして、この夜は珍しく、かつての不倫相手のオガワさんから数ヶ月ぶりにメールが来た。From：オガワ久しぶり。元気かな？**さんが鬱病になったらしくて深刻らしいよ。知ってた？久しぶりに会って話ししたいな。－久しぶりに会って話ししたいな－妻帯者のオガワさんからは「会いたい」独身者のヤマモトさんからは「応えられない」世の中うまくイカないものだ。

  2006年10月13日

  コメント(4)

• 掟破りの日

  １０月になって初めてのブログになってしまったのが、またまた大反省。旬な新鮮なネタの鮮度が落ちていく～－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－10月1日。リコは決心した。9月最後の週に、ヤマモトさんはリコに近所のイタリアンレストランの名前を尋ねてきた。どう考えても男同士で行くことなんか有り得ない。女とでも行くのだろう。そして、ご丁寧にも「イタリアンレストランに無事辿り着けたよ。ありがとう」などとメールも来た。「デート？」という”待ってました”のリコからの返信には、彼の得意技の「素通り」という技法が使われた。コレすなわち「女と行きました」という答えでもある。「ただ」の女友達になら、女と使いたいレストランの名前を聞くのも別にいいだろうが、リコとカラダの関係も、リコの気持ちもしっていながらこの相変わらずの「匂わす」技法は、もう許せなかった。しかし、彼にとってリコはカノジョでも何でもないワケで、リコには嫉妬する権利もなければ、嫉妬されても・・彼にとってはどうでもいいことに違いない。惚れた負けだ。そして、「素通り」が終われば、「カラオケの話ってどうなった？」などと、丸っきり違う話題にシフトしてくるのも、今日という今日はもうガマンできなかった。To：ヤマモトあなたとはご縁がないみたいで。カラオケ？イタリアンレストランに行った女の子たちにでも話振れば？もう絶対メールしないっ！！！！！！こんな男、こっちから払い下げだ！！！！！・・って、もう何度目の達せられない誓いだ？そして、案の定、今まで１回／３日は彼からのメールがこの日を境にパタりと途絶えた。途絶えて１日、２日、３日・・・何のリアクションもないのを考えると、「メル友が一人居なくなった」くらいにしか相当しないのか？などと思うと、余計に悔しさが増した。ちっくしょー・・・いや、「禁煙」と同じで断ち切ってしまうまでがツラいだけさ。ココを乗り越えなければ。イマが乗り越えどきなんだ。あんな男、このまま側にいたところで何もイイことなんてありゃしない。今までリコに何してくれた？？何もしてくれなかったじゃないか。彼の暇つぶしのケイタイメールが、リコの人恋しさの「穴」をたまたま埋めているだけじゃないか。「ヤマモトを嫌いになる１０項目」を自分なりに挙げてみる。・女グセ悪い。・腹が出てる。・酒飲み過ぎる。・若い女が好き。・ブランド物が好き。・言ってる事と、やってる事が矛盾してる。・自己中。・都合の悪いことははぐらかす。・人のキモチなんて考えてない。・誠実じゃない。サラり上がる１０項目。暇さえあれば、唱えた１０項目。そして、音信不通になって七日目が経った。彼だって今まで頻繁にやりとりしていたメールが途絶えるのは不思議に思わないだろうか？いや、イタリアンレストランに一緒に行ったであろう小娘と盛り上がっているのかもしれない。結局、こっちで気に入った小娘ができれば、遠距離の「カノジョ」とやらは切るのだろう。ひどい男だ。小娘と行ったかのかも、女と行ったのかも、遠距離の「カノジョ」を切ろうしているのかどうかも全てリコの想像でしかないが。10月9日、この日は祝日だったが会社は稼働日。派遣であるリコは出勤することにした。やはり、祝日。年休を取って休んでいる人が大半だった。ヤマモトさんの課の行動予定のホワイトボードを見ると「山本：年休」と、記入されていた。ふ～ん、お休みですか。電話もほとんど鳴らないフロアーで、「禁断症状」が進んだ。意固地になってリコからも連絡を途絶えているのは返ってリコがヤマモトさんに本気だったってことが露呈することになるんじゃないか？いや、唱えろ・・１０項目。。掟は昼休みにリコによって破られた。To：ヤマモト今日はお休みなんだ。おたくの**主任は出勤しているよ。「途絶えていた数日間」がまるでなかったかのように、静かに破った「掟」。彼からの返信が来たのは、８時間程経過しての２０時頃だった。From：ヤマモト部下を休ませるのも上司の仕事ですからね。俺は、首都高渋滞にハマり中。首都高渋滞中？・・って、掻き立てられる同乗者。行き先。でもって、また匂わされる「女」の存在。イタリアンレストランに行った小娘か？そんなにトントン拍子で上手くコトが運んでいるのか？こんな男の一体何がイイんだ？リコのバカ！

  2006年10月09日

  コメント(2)

• 疑似不倫

  いっけねー。期末ということで仕事の忙しさとこの97年製のＰＣ、ＯＳがＷＩＮ９５という立ち上がりの悪さをいいことにライフワークであるブログをすっかり怠けてしまった。大反省。怠けている間に、ちょっとしたことがあったりしたのですよ。そ・れ・は・・言わずと知れた、ここ最近の当ブログのメインキャスト？であるヤマモト氏とのコトです。先日の１７日の日曜日にヤマモトさんの車で横浜へ行ったのである。１６日の夜からのエロメールの流れ？いや勢い？もあって名目上は「映画を見る」ということで。彼の車に乗るのは２回目。休日の昼間に会うのは初めてだった。あんだけケイタイメールしてるってのにね。彼と知り合って７ヶ月・・ココまで辿り着くというか、弄ばれてというか、何だかとっても長い月日のように感じられて仕方なかった。ま、所詮我々は「付き合ってはいない」ワケですが。横浜市街まではリコたちの住む地からは、高速で３時間弱くらいだろうか。彼がちょくちょく他の女と行っていると思われる「みなとみらい」に到着。ランチをし、適当な映画を見ようと上映時間を見たが、どれも中途半端。結局、当てもなくビルブラとなった。リコからだったか、ヤマモトさんの手を握った。「・・今日くらいは繋いでもいいですかねぇ・・」と、リコの仕種に応えた彼。ちょっと恥ずかしそうなヤマモトさんが新鮮に見え、エロい内容送ってくるあの男と同一人物とは思えなかった。夕方からは肌寒く、雨が降り出し、彼が買ったビニール傘１本を二人で差した。ツマらなさそうな風でもない彼。普通に会話をし、笑う。一体、リコの何が「壁」と言うのか？夕食は「戻ってからにしよう」と、１９時前に横浜を後にした。帰り道、信号で停まっては、彼は助手席のリコを抱き寄せキスしようとする。一体、リコとはどういう関係でいたいのか？２１時過ぎに地元に戻ったが、リコも彼も何処からだったか「スイッチ」が、相当前からＯＮになったままだった。ホテル近くのコンビニで何か買って行こうと提案すると、「・・そういうの俺・・何かイヤなんだよね。ラブホテルで食事とかするの・・」意外。リコは今までもこのパターンは普通にあった。だって、「二人で自由に過ごすための部屋を借りる」という意識上、リコには何ら問題あることには思えなかった。ヤマモトさんは以前、遊び慣れた風にリコにこう言った。「俺、アメリカ赴任が決まった時にはセフレがいたし・・今彼女何処にいるかって？知らない。結局は好きじゃなかったんだろうね。」セックスフレンド。セックス目的で会う女性が居た、と豪語するわりには、ホテルでの過ごし方にはこだわりがあるようだ。セックスフレンドと接するのにもある程度の過程は必要なようだ。リコはもっと道具的な扱いをしていると思っただけに意外だった。ていうか、ホントに彼にとっての「セフレ」だったのだろうか？そして、結局ホテルにＩＮ。彼との後戯中にベッドの上で聞いてみる。「私とはこれからどうしていきたい？」「・・どうしていきたい・・って。。・・・」ふとんに顔を隠しながら、小声でつぶやく。何て、ヘタくそな男なんだろう。ホントのプレイボーイならこの場しのぎと、相手が喜ぶ一言でも言うだろう。「・・じゃ、誰か紹介して。マジメに私とお付き合いしてくれる人を紹介して」と、続けるリコ。彼は、何の躊躇もなく、何ヶ月前かに何度もリコに打診してきた同じ言葉をまた今も言ってのける。「だから、どんなのがタイプなの？今俺が紹介できるのって新入社員くらいしか居ないよ。」「・・少しは躊躇するかと思ったら・・平気なのね。」とリコ。少しは躊躇しろよ。それがマナー？だろ。自称「マジメ」としゃあしゃあと言う、ヤマモトさん。非人道的な言動を自覚していても自称「マジメ」と言う、ヤマモトさん。結局のところ、思ったことしか本音しか言えないということなのだろうか。遠距離の切れそうで、切れてない、付き合ってなさそうで、付き合ってると言う「カノジョ」とやらを踏まえてカノジョ意外との女性関係について彼はこう語る。「映画や飲みに行くくらいの付き合いなら別に問題ないと思うけど、リコさんとの関係のようにカラダの関係があるのはマズいと思ってる・・。俺、不倫はしないから・・」エラそうに言うな！二股恋愛はしないから＝不倫はしないから付き合い始めて１年も満たないカノジョとは、どう考えても会ってる頻度も少なければ、大事にしてるとも思えない。そんな「カノジョ」という人は、彼の中では絶対的な、どんなこともがあっても手放せない存在なのだろうか。一体どんな魅力的な｢カノジョ｣なんだろうか。リコは、今までに忍ぶ恋に身を焦がすこともあった。もう絶対しない！と思っていたのに、この独身男とまさかの「疑似不倫」体験をさせられるとは。このヤマモトさんの言っていることがどこまでホントで、どこからがリコを敬遠するためのコトなのかがわからないが、やっぱりこの男、ロクなもんじゃないな。都合のワルい男の都合のイイ女から早く脱さねば。

  2006年09月27日

  コメント(5)

• 噂

  リコは最近、自惚れた男に出会うことが多い気がする。先週の金曜日に課の有志が集まった飲み会にイシダ君も参加した。同じ課のイシダ君。既婚、２９才。子供一人。一見、硬派なイイ男。そして、この小規模飲み会には、先約の食事会を早々に切り上げてまで参加すると言った最近入った派遣のオオヤマさんもいた。どうも、この二人・・・あ・や・し・いのである。オオヤマさんは市外からの通勤者で、飲み会があるときは、親に迎えに来てもらうか、代行を使わざるを得ないようなのだが、先月に行われた彼女の歓迎会ではこのイシダ君がタクシー代を払ってやったと言うではないか。自分の主張は曲げようとしない、かわいげのない彼を正直、リコはあんまり得意ではなかった。「あ～ら、人によって随分対応が違うようで・・」と嫌味っぽく言ってやったら、足を踏まれたこともあった。また後日に行われた飲み会に参加したオオヤマさんを、別口で飲んでいたイシダ君が呼び出し数人で合流し、二人の世界を作っていた・・という後日談も耳にした。そして、先週金曜日の飲み会では、遅れてきたオオヤマさんは、迷いなくイシダ君の隣に座り、二人で話ししては、同時に席を立ったりと、そりゃあ、リコも酔ってなんかいられなかった。ちょっとしたポーズなのか、イシダ君がリコの座っている席に無理矢理座ってきた。何が発端だったのかは思い出せないが、出るわ出るわ自ら語る「俺はモテる」話。なるべく社内は避けようと思っているけど、社外の女の子とはそれなりに遊んでいて、今まで関係を持った女性は何十人・・・終いには、「俺は妻子持ちだって言っても女が寄って来るんだもん、仕方ない。正直、女には困ったことないですよ。」女に困ったことない。か・・。女に困っている男たちが聞いたらなんて思うんだろうね。世の中、見てくれのイイ男イイ女に食い付き易いってのは致し方ない事実ですな。リコの前に座るキザキさん３４才（独身）は、一生懸命他の派遣さんをホメ殺そうとガンバっているのに、彼女はホメ殺されるどころか睡魔が襲っているようで目も虚ろだった。この日、リコは二次会は３０分ほど顔出して帰ったが、噂の二人のその後は知らない。今日のランチタイム。席に着くなり、隣の課のウエダさんが「なんか、リコさんの課で飲み会には必ず愛人を連れて来るって人が居るらしいじゃないですか！」と、噂話の発信源である数人の「女性」の前で切り出した。一斉に好奇の目がウエダさんに向けられる。そして、数人の意見で一致した「イシダ君」。先週の飲み会といい、今日のこのウエダさんの話といい、先週から今日にかけて誰かが何処かで、何かを発信したらしい。それにしても、「噂」ってのは早いな。さて、この「噂」の行き着く果ては・・？************************************************************追伸：女を道具のように弄ぶと、今に痛い目に遭うんだから。・・遭わないとわからないんだろうな。

  2006年09月12日

  コメント(2)

• 美顔ローラー届くなり

  またしても衝動買い。それは10分足らずの出来事だっただろうか。8/25、リコはこの日午後からの健康診断のために会社を休んだのだった。絶飲絶食での午前中、ローカル局での情報番組を見ていると美顔ローラー「スリムセラ」なるものの紹介が始まった。ヘアブラシのような形のヘッドには５本のローラーがついており、柄の部分はゲルマニウムプレートでできているという。このローラーにも何か細工が施されているという。1日たった3分。水分保持効果がアップ。リフトアップに効果的。電気不要で半永久的に使える。しかも、特別な美溶液とかは必要としない。リコのハートをドキュンと射抜いたのは、それを使用しているマダムたちの証言Ｖも一つであるが、スタジオで行われた実験だった。水の入ったビーカーにトリウムセラミックなるものをヘッドに内臓された美顔ローラーを数分浸けていた方は、あ～ら・・不思議。。上から落とした墨汁はストーンと水底に真っ直ぐに落ちていく。そして、ただの水が入っているだけのビーカーの方は水面に墨汁の膜ができ、なかなか水底に落ちていかないではないか！紹介者の女性アナウンサーたちが「うわっ、スゴい。浸透力がアップするってことが一目瞭然ですね」タレントたちが紹介するテレショップより、どうして本当っぽく思えるのかが不思議だ。しかし・・値段が高ければ諦めもつく。と、高ぶる気持ちを抑えながら、ペンを持って予約態勢に入った。－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－気になるお値段ですが・・税込み２１５２５円！半永久的に使えることを考えたら、経済的ですよね。軽くて持ち運びに便利ですし、顔以外、体にもご使用できます。それでは、番号を申し上げますぅ。０１２０－****-****－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－決して安い買い物ではないが、この値段なら何とかイケるっ！目の前にある紙の切れ端にフリーダイヤル番号をメモり、一息つく。ほんとに買っていいのか？自分に問う。買ってキレイになろうよ！と自分が答えた。そして、本日、それが代引で届いたのだった。約たまご１個の重さということで、すこぶる軽い。安心の日本製というのも、買った満足感を充実させた。さぁ、遠慮なく今日からリコをキレイにしておくれ～

  2006年09月02日

  コメント(2)

• ヤマモト氏との再会

  ヤマモトさんとの再会の日。アレから２ヶ月ぶりだ。アレ以来、会社では毎日顔を見て、ケイタイメールでのやりとりはしていたが、二人で面と向かって話すなんてことも２ヶ月ぶりだった。本当は、昨日の会う予定だったが、彼が仕事にハマったようで、斜め向こうの島に座る彼から「今日はゴメン。明日に変更でもいい？」と昨日の帰り際にメールをもらっての、今日だった。しかし、今日は彼が「代休」と聞いていたので、なんだかその一部をわざわざ・・と思うと、ちょっと悪い気もした。幻だっただろうか、午前中に彼に良く似た人の後ろ姿をフロアーで見かけた。もしや？代休返上？リコもここ最近仕事が忙しく、１９時にこの前の店と約束したが、１９時半にしてもらうことにした。１９：３０。二人で初めて会った時の店。平日のせいもあり、週末は人気のこの店も客は数組しかいなかった。お久しぶり。と、とてもメールをあれだけやっているとは思えない程のぎこちない二人。早速にお土産を手渡された。リコの希望の「レチノール配合石鹸」に「クッキー」に、「マカデミアナッツ入りチョコ」。素直に、ありがとう。そして、彼が今プリントしてきたというグアム旅行の写真を見せてもらった。本当に男３人で行っていたことに驚いた。絶対にウソだと思っていたからだ。何で驚く？男３人って言ったでしょ？１３日の夜便だったけど、午前中は会社に出て、帰国した日も夕方から会社に出ましたよ。今日も昼前まで現場に行ってたしね。メリハリ、メリハリ。今日の後ろ姿・・幻ではなかったかのか。そんなに忙しかったんだ。またしても、この男にヤられた。グアムの話やら、仕事の話やら、ヤマモトさんの元カノ？の話やら・・色んな話をした。２２時頃に店を出る。手でも繋ぐ？と言って、手を伸ばす彼。それに応じるリコ。エロくなっただけ？のヤマモトさんと、なぜか興味を惹く非人道的な男の体温を手で感じ、人恋しさも募るリコ。行こうか？と、ラブホに向かった。なんて、安っぽい女なんだ。なんて、都合のイイ女なんだ。一体、この男のどこがそんなにイイんだ？何度もこの言葉がリコの頭を巡ったが、この「瞬間」に自分に逆らうことはできなかった。そして、ベッドでもこの男の偽の優しさに包まれながら、この男の「受け身的」な言葉を聞く。この２ヶ月のブランクも「リコさんが特に**に行きたいとか、具体的なこと言わなかったからじゃん」と、彼。受け身な姿勢で居ることで、「自分には彼女がいる」という立場を保とうとでもしているのだろうか。自分からは決して積極的に行動を起こさない。行動は起こさないが、彼女以外の女とはＳＥＸする男。「俺は浮気はしない主義」と言っている彼が滑稽に見える。この男、やはりロクでもない。リコには「ろくでなし」に惹かれるＴＩＰでも埋め込まれているのだろうか？たぶん、淋しさを埋める術がないからなのだろう。

  2006年08月30日

  コメント(2)

• 男のことは男に聞け！

  リコからは絶～対っにメールしない、と誓った２１日の夜にヤマモトさんからメールが来た。From：ヤマモトSubject：グアム土産お渡ししないといけませぬな。メールが途絶えていたことなど、無論触れることもなくいつものアイツのペースで始まった。そして、どうしたことか、このメール再開とともに、彼からは今日まで毎日メールが来たのだった。ある時は同日の朝、晩だったり、この勢いは一体何なんだ？「今日はメーカーさんと飲んでました・・酔っ払いです」「今日は会社の連中と飲んでました・・もう寝ます」とか・・ただ・・共通しているのはほとんどが「酔っぱらっている」ということだ。女にとってこの状態で連絡してくるってのは、イイ気分ではない。会社の同僚のヒノ君にそれとなく男の心理を聞いてみることにした。To：ヒノねぇ、ある人からメールが来るんだけど、それが大抵酔っぱらってる時なんだよね。これって、私のことどう思っていると思う？From：ヒノ僕はマジメにお付き合いしたいなと思う人であれば、ちゃんと話したいから、酔っぱらっている時には敢えて電話したり、連絡したりしません。人間は酔うと性欲増強されるから、そういう時に連絡を取りたがってくるってのは、つまりＳＥＸがしたいだけなんだと思います。ズバっと言うなよ～。１０才も年下のヒノ君のこの冷静たる、男性の心理分析。あ痛たたたた・・・。やっぱり、そうなのか、ヤマモト！どのメールもだからって、「今から会える？」とかそういう文面はないけれど、やっぱりそうなのかよ？でもＨしたのだって２ヶ月前だし、アレ以来、向こうから会いたがるそぶりなんて全くなかった。セフレ？と考えられたとしたら、こんな頻度じゃないだろう。ていうか、こんなミジメなこと考えていいのだろうか？これを女友達に聞いてみれば、酔った時こそ、自分の本心が出るからやっぱりリコちゃんのこと好きなんだと思う。と言う。んーーー、自分に当てはめてみれば、やはり酔った時は、人恋しさが募る・・。しかし、これは女はそうであって、ヒノ君の言うように男はただエロくなるだけなのかもしれない。近々、ヤマモトさんとは、グアム土産を頂きがてら、会うことになった。二人で会うのは、２ヶ月ぶりになる。サユリちゃんへのお土産は「寮にまで取りに来てもらった」と言うヤマモトさん。サユリちゃんとリコの存在の位置がちょっと違うところに、またしても喜びを感じてしまうのであった。

  2006年08月25日

  コメント(2)

• 女の意地

  「ばっかだねぇ、あんたの反応はヤマモトの思うツボじゃない！」と、東京で滞在させてもらった親友にもこう言われたばかりだ。やはり、リコの素な反応はヤマモトさんを優位に立たせるばかりだ・・って、もう何回この場でも書き綴っては、反省しただろう。この夏、トップシーズンに男三人？でグアム旅行に行くと言っていた、ヤマモトさん。本当に男３人かよ？女でも連れて行ってるんじゃないの？と、疑問符を投げかけたかったが、軽く「気をつけて」と会社のＰＣで１１日の夏休み入り前日にメールしたっきり、彼からは行くと言っていた１３日を過ぎてもメールも来やしなかった。んだよ、んだよ。九州に里帰りした時にはメールしてきたのによ～。そして、１７日の昼頃にメールが来た。From：ヤマモトSubject：日本帰りましたお土産だけどレチノール、アロエ、オレンジのどれが良い？九州への里帰りでのお土産は無い代わりに、このグアム旅行でお土産を買って来ると宣言してくれた通り買って来てくれたらしい。迂闊にも舞い上がってしまったTo：ヤマモトSubject：おかえりなさいまし恋のバカンスいかがでした？また収穫話でも聞かせて。お土産ありがとう。私は・・シワに効くレチノールでお願いします。それにしても、レチノールにオレンジ・・これらは一体何なんだ？「レチノール」だけが異質だ。From：ヤマモトいちゃいちゃし過ぎて、買い物する時間なかったけどね。出た、出た。そして、モヤモヤ感を増しながら、押し殺しながら、ごちそうさま～と、短く返信してみる。そして、これ以来、夏休み明け初日今日２１日の２２時２０分現在、彼からのメールは一切ない。グアムで劇的な出会いがあったんじゃ？いや、夏休み入り前に飲み会でもあって、そこで劇的な出会いがあったんじゃ？とにかく、女と会ったり、連絡取り合ってるんじゃ？という、想像で彼の見えぬ行動を読もうとしているこの無駄な労力。こんな男、ロクな奴じゃないんだから、気にするな！と、自分で言い聞かせてみる。今日は、１８時近くになってやっと外から席に戻って来たヤマモトさん。１０日ぶりに見る彼は、グアム焼けでちょっと黒くなっていた。へー、お元気そうで。何度目の誓いだろうか・・リコからは、もうぜーーーーーーったい、メールしないもんっ！

  2006年08月21日

  コメント(2)

• 夏を振り返る

  まずは、トップページの「カレンダー」見て反省。あらら・・リコったらこんなにブログ怠けていたなんて。反省しつつ、再開。リコの今年の夏休みはある意味、充実していたと言える。９連休の内、４日間はパン工場でのバイト。１日はいつもの配膳のバイト。暇で時間持て余すくらいなら、働いた方がマシだ。これだけでも２５０００円くらいにはなったハズ。パン工場での４日間はノーメイクで目だけを覗かす完全防備な作業着に身を包み、長年働いているであろうオバちゃんたちの厳しい言葉にムカつき、励ます言葉にノりながら、コンベアで流れてくるサンドウィッチ用のパンにひたすら、キュウリ、キュウリ、キュウリ・・トマト、トマト、トマト・・ハム、ハム、ハム・・などの具を置いたり、ラッピングしたり、マヨ塗りしたりと「無」になってシゴトに励んだ。それにしても「ハムかつパン」の「ハムかつ」入れは難しかった。４日間の最終日には、サユリちゃんとお互いの疲れ切って形相が変化しつつあった顔に、お互いの労を労った。そして、中１日おいてブライダルの配膳バイトが１７日。やはり立ちシゴトよりある程度動き回る方がラクだった。でもって、２０日までの夏休みの内、リコにとっての夏休みは１８日から始まったのだった。恒例の東京行きだ。ヤマモトさんのようにトップシーズンに「グアム旅行」など行けるワケもなく、いつもの如く、東京で大学時代の友達たちと会うことにした。田舎者ゆえに東京は大好きなリコ。行ったことの無い「東京」をと、今回は「神楽坂」に出没。しかし、真っ昼間の灼熱地獄の「神楽坂」では、甘味処「紀の善」で早々に行列に並び、涼を求めることしかなかった。んーーココは夜に使うべきだったか。結局、神楽坂→御徒町→上野へ移動し、随分とキレイに、都会？的に変貌した上野駅内の「コカレストラン」で、前回同様にタイ料理に舌鼓を打ったのだった。独身の友達３人も相変わらずだった。はぁ～いつまでこんなこと一緒にデキるのかなぁ・・と考えながら、「じゃ、またね」といつもの笑顔で、いつもの別れの挨拶。次回は・・もうみんな３７才になっている頃だな。。そして、ため息一つ。今年の夏休みは「暇」の有効活用もでき、まずまずの仕上り・・いや、こんな夏休み・・また来年も訪れるのだろうか？

  2006年08月21日

  コメント(2)

• ちょいモテ

  「隣の課のウエダさん(女性)たちと、『このフロアー自分が男だったら誰と付き合いたい？』って話題になって、ウエダさんは『リコさん』って言ってましたよ」と、同じ課のマチコちゃんから聞いた。あら。そーなの？ウエダさん・・既婚者で３０才くらいだろうか？やはり彼女も派遣社員として昨年末にやってきた。目鼻立ちハッキリした、物怖じせずにハキハキとしている気風のイイ雰囲気だった。しかし、そんな彼女とは仕事でも関わらないせいか、ほとんど話したことがなかった。そして、今朝、お茶室でウエダさんに会い、この話題を振ってみた。「あ、マチコちゃんから聞いたよ。この度は、私を選んでいただいたそうで。ありがとね。ウエダさんが男だったらヨカッタのになぁ。」すると、ウエダさんは「あ～・・何だか照れて顔見れなくなっちゃいますよ。でもリコさん好きなのは私だけじゃないですよ。私の向かいに座ってるヤマダさん(既婚男性)も、前から『俺はリコさん』って言ってますから。あ、内緒にしておいてくださいね。」ヤマダさんは、確かヤマモトさんと同い年だったような。彼ともまたほとんど話したことなかった。へぇ。そうなんだ・・。意外と、密かに「リコ好き」な人も居たりするのね。どういう理由にせよ好意を持たれることは、気分がイイってんだ。そういやあ、以前に「ヤマダさんの奥さんて、リコさんに似てる感じよ」と、聞いたことがあったっけ。なるほど、「この手」がお好みなのか？「この手」ってどんなタイプなんだろう？「ヤマダさんは小奇麗な人が好きなんですって、リコさんとウエダさんとは真逆だねって言われちゃいましたよ。」と、笑って話すウエダさん。小奇麗ねぇ。。はい。努力してます。美人には今更なれないが、小奇麗にはなれるのです。ん～。努力の甲斐があるってもんだわ。衝動買い、無駄遣いで終わろうとしていたシャネルのアイシャドウが救われるってもんだわ。この少数派たちに励まされながら、明日からもまたガンバれそうだ。

  2006年08月09日

  コメント(3)

• 夏季貧乏

  「夏季貧乏」こんな四文字言葉が派遣社員のためにあってもいいかもしれない。金もない。暑くてダルい。ジメジメして気持ち悪い。夏はリコの一番キライな季節だ。そして、今年もやってきた来ますよ、「夏休み」リコの派遣先の会社の何がイヤかって、休みが多いことだ。この会社は休みが多すぎる。この夏休みは１２日～２０日の９連休。時給で働く派遣社員のコト考えろよ！って、考えるワケもない。。休みがなかなか取れない人のことを考えれば、何とも贅沢な嘆きだ。そして、リコとサユリちゃんはこの夏季貧乏を回避すべく超短期のシゴトを見つけた。サンドウィッチ・弁当工場での製造のバイトだ。期間：８／１２～１５時給：１０００円時間：９：００～１７：００超短期とはいえ、これで何とか２万円位にはなる。一人暮らしを始めたサユリちゃんも「夏の昼間家でエアコンつけて過ごせば、電気代もかかるし、昼間はなるべく外にいたいんだよね」と、このバイトに応募しようとしたリコに賛同したのだった。そして、本日面接。事務所に入るのにも、完全に髪の毛は帽子の中に入れさせられ、粘着テープのコロコロで洋服についた埃を取り、衛生管理のビデオを見させられ、爪の間をチェックされ、指先の動きが正常かを見られ、鼻の下の皮膚についているナニかを、粘着質のもので取られ、何枚もある提出書類を渡され・・面接が終わった。シゴトは予想通り、弁当容器に担当するオカズを入れたり、パンに具を挟んだり・・。リコは食品関係のシゴトを初めてするので、密かに楽しみだったりする。どんなおこぼれがあるだろう？どんなお弁当を持って帰れるだろう？しかし、「昼食は各自持参でお願いします。過剰生産した場合のみ、格安でお売りしていますが、決してアテにはしないでください」くぅ～っ。。何とも淋しいお言葉。マニキュアも落とし、爪も深爪ギリギリに短く切り、ノーメイクで帽子を被り、７時間の立ちシゴト。４日間のアルバイト。ちょっとやそっとのことは何の苦にもなりゃしない。とはいえ、合否結果は、鼻の下のナニかの検査結果次第らしい。

  2006年08月08日

  コメント(0)

全326件 (326件中 51-100件目)

< 1 2 3 4 5 6 7 >