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カテゴリ:物語
⑯
・・・俺はしばらく動かずにいた。動けなかった。evaの腰巻を身に着けて寒さしのぎにした。hitokataはこんなものを身につけて、冬眠しなくてすむようにしているのか。 俺はこの2、3日夢のことを考えていた。godは俺をedenの主にする気はないのは本当か。それともあれは夢の中だけの話しなのか。いやおれはsamaelに騙されていたんだ。なんだかevaに悪いことをしたような気になってきた。これを返してやろう。少しは寒さは防げるが、evaにはもっと大切なものみたいだから。・・・ ・・・あれこんなとこに門ができている。かがり火までたかれている。誰かいる。声をかける。・・・ (snake) あんた誰ですかね。これは何ですかね。 ・・・胡散臭い目でじろり。いやな感じ。・・・ (snake) ちょっと前までこんなのはなかった。 (cherubim) 私はengelの第三位で、cherubimです。edenの門番。 (snake) 門といったて、こんなのどこからっでも入れるから、わざわざここから入る必要もないだろ。 (cherubim) いやいや、そうはいきません。このedenの周りには火をめぐらしてあるから、ほかからは入ることができないのです。 (snake) え、そうなの。ちっとも知らなかった。 ・・・あたりを見回すと、確かに火の柵ができている。・・・ (snake) で、どうしたら中に入れる。 (cherubim) まあ普通のものは入れますが。 ・・・門番はまた俺をじろりと見やがった。・・・ (cherubim) 君はだめですね。体に毛なし、体くねくね、長い二枚舌、それに牙もありますね。この特徴は入れてはいけないリストの一番にありますな。 (snake) そんなことないだろ、俺はなこのedenの主になるものなんだぞ、俺をいれなかったらgodから叱られるぞ、堕天使に降格されるよ。 (cherubim) 口からの出まかせはわたしには通用しません。 (snake) いや、俺はこれをevaに返しに来た。evaは中にいるのだろ。だから通してくれ。 (cherubim) いや通すわけにはいきません。 (snake) まさか、evaも出入り禁止になっているのではないの。禁止リストに載っている。 (cherubim) 個人情報保護法にかかわるので言えません。 (snake) そんな固いこと言わないで教えてよ。おれはここの主になるかもしれないんだよ。 (cherubim) 私は堅いから門番をやっているのですよ。さあどいてほかのものの通行の邪魔になるから。 ・・・俺はどうしてもevaが中にいるかたしかめたくなった。・・・ (snake) 俺が這いつくばっているだけの生きものと思っているだろ。おれは幅跳びも高跳びもできるんだ。あんな火飛び越えてやる。 (cherubim) おやめなさい。火は紅いだけではないのですよ。熱いですよ、焼けますよ。まあヘビの蒲焼になっても誰も食べないでしょうけど。さあ帰った、帰った。 ・・・そうだ。あいつのことを聞いてみよう、同じengel仲間だからなにかしっているかもな。・・・ (snake) ところで門番さん、同じengel仲間でsamaelというのを知ってるかい。 (cherubim) なんだいまだいたのかい、やけどをしないうちに帰ったほうがいいよ。私は職務に厳しいからね。しかしヘビというのは本当に執念深いね。 さっきも言ったろ、個人情報は流さないと、ただねsamaelは昔はえらいさんのengelだったんだが、仕事でしくじって降格人事、平engelになったのさ、それでgodに反抗して追い出された。今では地上げ屋satan一味に入ったらしいよ。あんさんもあいつにそそのかされて、evaにちょっかいを出したのだろ。悪いこと言わないからっもう帰ったほうがいいよ、地上げ屋godを怒らすと怖いよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.15 11:53:37
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