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2024.07.15
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カテゴリ:物語

・・・俺はしばらく動かずにいた。動けなかった。evaの腰巻を身に着けて寒さしのぎにした。hitokataはこんなものを身につけて、冬眠しなくてすむようにしているのか。
 俺はこの2、3日夢のことを考えていた。godは俺をedenの主にする気はないのは本当か。それともあれは夢の中だけの話しなのか。いやおれはsamaelに騙されていたんだ。なんだかevaに悪いことをしたような気になってきた。これを返してやろう。少しは寒さは防げるが、evaにはもっと大切なものみたいだから。・・・

・・・あれこんなとこに門ができている。かがり火までたかれている。誰かいる。声をかける。・・・

(snake)
 あんた誰ですかね。これは何ですかね。

・・・胡散臭い目でじろり。いやな感じ。・・・

(snake)
 ちょっと前までこんなのはなかった。

(cherubim)
 私はengelの第三位で、cherubimです。edenの門番。

(snake)
 門といったて、こんなのどこからっでも入れるから、わざわざここから入る必要もないだろ。

(cherubim)
 いやいや、そうはいきません。このedenの周りには火をめぐらしてあるから、ほかからは入ることができないのです。

(snake)
 え、そうなの。ちっとも知らなかった。

・・・あたりを見回すと、確かに火の柵ができている。・・・

(snake)
 で、どうしたら中に入れる。

(cherubim)
 まあ普通のものは入れますが。

・・・門番はまた俺をじろりと見やがった。・・・

(cherubim)
 君はだめですね。体に毛なし、体くねくね、長い二枚舌、それに牙もありますね。この特徴は入れてはいけないリストの一番にありますな。

(snake)
 そんなことないだろ、俺はなこのedenの主になるものなんだぞ、俺をいれなかったらgodから叱られるぞ、堕天使に降格されるよ。

(cherubim)
 口からの出まかせはわたしには通用しません。

(snake)
 いや、俺はこれをevaに返しに来た。evaは中にいるのだろ。だから通してくれ。

(cherubim)
 いや通すわけにはいきません。

(snake)
 まさか、evaも出入り禁止になっているのではないの。禁止リストに載っている。

(cherubim)
 個人情報保護法にかかわるので言えません。

(snake)
 そんな固いこと言わないで教えてよ。おれはここの主になるかもしれないんだよ。

(cherubim)
 私は堅いから門番をやっているのですよ。さあどいてほかのものの通行の邪魔になるから。

・・・俺はどうしてもevaが中にいるかたしかめたくなった。・・・

(snake)
 俺が這いつくばっているだけの生きものと思っているだろ。おれは幅跳びも高跳びもできるんだ。あんな火飛び越えてやる。

(cherubim)
 おやめなさい。火は紅いだけではないのですよ。熱いですよ、焼けますよ。まあヘビの蒲焼になっても誰も食べないでしょうけど。さあ帰った、帰った。

・・・そうだ。あいつのことを聞いてみよう、同じengel仲間だからなにかしっているかもな。・・・

(snake)
 ところで門番さん、同じengel仲間でsamaelというのを知ってるかい。

(cherubim)
 なんだいまだいたのかい、やけどをしないうちに帰ったほうがいいよ。私は職務に厳しいからね。しかしヘビというのは本当に執念深いね。
 さっきも言ったろ、個人情報は流さないと、ただねsamaelは昔はえらいさんのengelだったんだが、仕事でしくじって降格人事、平engelになったのさ、それでgodに反抗して追い出された。今では地上げ屋satan一味に入ったらしいよ。あんさんもあいつにそそのかされて、evaにちょっかいを出したのだろ。悪いこと言わないからっもう帰ったほうがいいよ、地上げ屋godを怒らすと怖いよ。





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最終更新日  2024.07.15 11:53:37
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