現在使用している登山靴(トレッキングシューズ)は、2005年の夏に購入した。
妻と大日三山縦走後、足に合っていなかった靴に懲りて、数日後に夫婦お揃いで購入したSCARPA Zero Gravity 10 GTX。今年で購入後5年を迎える。今よりは価格も安かった。
登山靴(に限らない)でミッドソールにポリウレタンを使用したもの、またポリウレタンに限らず、接着剤を使用してソールをくっつけてある靴(ほとんどの靴だな)は、いつかは壊れるらしい。
一般的に言われる寿命が、5年。ミッドソールの素材がポリウレタン系のものはより短く、EVAはより長いらしい。ZG10の素材は、知らん。
そりゃ街中で履く靴と違って、山で靴底が剥がれたら怖いから、まー本当は去年あたり、あまり登山もしなかったから、貼り替えればよかったんだけど、大丈夫だろう、と車庫で放置されていた。(履かなくても劣化は進行する)
で、このGW、とりあえず手始めに山道具屋で聞いてみた。「スカルパの靴のソール貼りかえっていくらくらいですかね」「モデルにもよるけど12000~15000くらい。」だった。
安いトレッキングシューズが買えるではないか。
常々、ZG10が、ワシの登山スタイル(ほぼ低山日帰り、装備も軽量)にはオーバースペックだよなぁと思っていた。のに追い討ちをかけるような一言。1万円台のトレッキングシューズを、履きつぶしていけばいいんじゃないかなー?と考える。
5/5に、ZG10を履いてハゲ山に行った。あたりまえだが、何の問題もなく、骨折リハビリのワシとれおを支えてくれた。「あたりまえ」と思えるところはさすがの相棒なのかも知れん。
自分の足元を見下ろして、傷だらけになって自分の足に馴染んできたオールレザーのこの靴は、なかなかカッコよくて個性的で、やっぱり良いよね、と思ってしまった。
やっぱりソールを貼り替えてもう数年履いたろか。
安いだけで大して気にっていない道具というのは飽きてしまって使わなくなるというのがワシのパターンでもあるし。ZG10はそのレザーのゴツイ外観の割には軽量で、オーバースペックでもないかもね。
・・・が、15000円もだしたら、新品のトレッキングシューズ買えるよなぁ。オーバースペックじゃないやつが。もう少し出せばレザーと化繊のコンビで色もカッコいいのが・・・。
と、やっぱり堂々巡りから抜け出せない今日このごろ。