超超私的日記

ウチの職場は基本的に、
関係者以外立ち入り禁止です。

入ってきた人間には容赦しません。

全力で排除します。

今日、仕事が終わる直前に、
不審者が侵入。

久しぶりの不審者です。
無事に帰す気はもうとうありません。

まずはジェスチャーで静止。

これ以上進めば命の保障はできない事を警告。

不審者は、不思議そうな顔をしてこっちを見るだけ。
いい度胸です。命はいらないらしい。

不審者に近付き、再度警告。

僕　「ここ、立ち入り禁止なんで…」

不審者　「！”＄％＆’＆（）％＄＃？」

やべえ。
外国語だ。

アジア系なので、中国語かな、と思う。
韓国っぽくはなかった。
最近、韓国語は嫌というほど聞いているので。

僕　「いや、あの、立ち入り禁止…」

不審者　「！”＄＆％＄’＆’”＄＄？」

くっ、日本に来ているのに、
日本語をほんの少しでもしゃべる気はないのか！
異文化コミュニケーションの神様に謝れ！

すると不審者は、敷地の奥に指を指しました。

「！”＄＆％＄’＆’”＄＄？」とは、
目的地が向こうにあるので、ここを通ってあちらに行きたい。
という意味であると推測します。

しかしここに入る事は断じて許されません。

僕　「あ～えっと、立ち入り禁止なんすよ。」

さっきから同じ事しか言わない自分。
ボキャブラリーの少なさに自分で自分にがっかり。

すると不審者イライラしたのか、
手をぐるっと回しました。

不審者　「シャーリー？」

シャーリー？
英国なんとか物語エマ外伝？

どういう意味だ？
わからん。

ここは相手の気持ちになって考える。

言葉の通じない相手に、
彼はとてもシャーリーな気分になっているはず。

そうだ。きっとシャーリーなんだ。

僕　「シャーリー。」

不審者　「シャーリー。」

と言って、向こうに行ってしまいました。

シャーリーだったんだ。

いやー。大変だった。
せめて英語使ってほしいね。
外国人さんお願いしますよ。

シャーリーってなんだ？

今日はたっぷり仕事しました。