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近頃、BTSなどでよくコンドミニアムの広告を見かける。あちこちで新しいコンドミニアムが建設されているのは、タイの経済が順調に発展している証拠なのだろうか。それにしても、以前の経済危機の遺物のような、作りかけのまま廃墟になったビルが目に付くのは変わりない。放置された廃墟と新しく建てられるビル。バンコクの混沌をあらわす象徴なのだろうか。
アパートの近くのソイ・オンヌットでも新しいコンドミニアムが建てられている。BTSオンヌット駅から徒歩で10分ぐらいの距離、近くにモデルルームが併設されたセールス・オフィスがある。以前から自宅を持ちたいと言っていた同居人のKは、さっそく見学に行ってきたらしい。パンフレットを貰ってきた。ワンルームと1LDKがほとんどだが、2ベッドのユニットもある。 2ベッドにしては65平米程度で、少し狭いような感じがしないでもないが、今のアパート(実は賃貸コンドミニアムだった)と同じようなものだ。必要充分というところか。値段は都心の物件に比べれば手ごろで、自分にもラクに手が届く。難はパンフレットを見る限り、バスルームが狭くてバスタブが置けないような感じがすること。配管のスペースが張り出している。ユニットによってレイアウトが微妙に違い、張り出しがないものもある。それだったら良いかもしれない。 同居人のKを伴って、セールスオフィスに行ってみた。Kを見つけてセールスの女性がやってくる。どうやら担当らしい。まずモデルルームを見に行く。ワンルーム。1LDK。そして2LDK。ワンルームと1LDKの違いは、部屋の中間に仕切りがあるかどうからしい。つまり1LDKのリビングルームには窓がないことになる。日本では考えられないことだが、こういうレイアウトの部屋でも買う客がいるらしい。どうにも判らない。普通のタイ人向け物件と違って、ワンルームでも台所がある。かなり外国人を意識しているのだろう。 2LDK。まあ特別に広くはないが、こんなものだろうと思う。日本ではこれより狭いマンションなどザラにある。全部の部屋が外側に向って窓がある。モデルルームだけあってきれいに作ってあるが、家具は含まれていないらしい。非常に気になるバスルーム。モデルルームではシャワーブースだけだが、もちろん自分はバスタブを置くことになる。タイ人のように水を浴びるだけで清潔だと思い込むほど、能天気ではない。 パンフレットの部屋の平面図。セールスの女性に質問した。バスタブを置く場所。これの寸法はいくら?何メーターある?彼女はエンジニアがいないから判らないという。エンジニアも何も、部屋の正確な図面がないらしい。パンフレットの図面。60.5平米と書いてあるが、計算すると62平米ぐらいある。いい加減なものだ。商品知識のないセールスなど、タイでは珍しくも何ともないが、数百万バーツの商品を売るのに、客に詳細なデータも出せないとはあきれ果てる。それで買う客も客なのだが。 エンジニアに聞いてくれと言ったのだが、今日は休みで翌週の金曜にならないと来ないのだという。客だっていろいろと質問があるのだろうが、それに応えられる体制になっていないとは信じられない。そんな細かいことを聞く客などいないのだろうか。タイ人的には銀行ローンのほうが気になるのかもしれないのだが。 2ベッドルームのユニットでバスルームに配管スペースが張り出してないのはA棟のユニット、またはB棟とC棟の角部屋しかない。A棟のユニットは部屋の形が悪い。何を考えて設計してるのやら。C棟の角部屋はB棟に近すぎる。消去法でB棟の角部屋の2ベッドのユニットが最適だと思った。セールスが調べると、すでに予約が一杯で、18階の部屋しか残っていないらしい。じゃあ来週の金曜日にエンジニアと相談するから、この部屋を商談中にしてよ。他の客を止めてよ。ところがセールスの女性は、それは出来ないという。 もうほとんどの部屋が売約済みになっている。2ベッドのユニットは、全部を外国人が買ったのだと言う。セールスオフィスにはファランの姿も多い。自分は2ベッドのユニット以外は買う気がない。よし、わかった。18階の角部屋、2ベッドルームのユニットを申し込もう。セールスにそう伝えた。書類はほとんどがタイ語で、自分には訳がわからない。申し込み金3万バーツ。Kのデビッドカードを使って支払った。一応は自分とKの共同購入ということになるらしい。 ということで、衝動的にコンドミニアムを購入することになった。ローンの支払いは今の家賃より安いくらいだし、多少なりとも後に資産が残る。賃貸にしたり売却もできる。コンドミニアムの完成は一年後だという。さてどうなるか。日本とタイの両方に住宅ローンを抱えることになるわけだが… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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