メバラーへの道 (後編)
後編です。最初に記録更新をしたポイントでの当たりがあまりに鮮明で頭が真っ白に。今まで自分がためていた知識とか雑誌の記事とは全てが違う。メバリングってワームでゆっくり巻いて。。。が常識ですよね?荒食い時期だからかはわかりませんがそんな感じは微塵もないんです。遠投し玉を使うのは同じです。 ワームも大差はありません。ですがリーリングスピードはシーバス?ってくらいのスピードですし藻場なので藻が引っ掛かったのか?当たりなのか? わからないことだらけ。今回は激さんより『どうこう言いませんから好きにやって。』と言われていた。ある意味冷たい(笑)言葉だが竿を出して意味が分かった。ホントの釣りは自分で感じることしかないんですよね。理屈でなく実際あれこれ考え当たりの出るパターンを見いだし地形把握、流れを読んで組み立てないとコンタクトはとれない。そうこうしていると激さんはさらに奥のポイントへと消えていった。甘えても居られないので感じるままに竿をだし投げ続ける。一つ胸騒ぎがする場所があった。 磯に乗り正面は藻場、右手手前に張り出した岩が顔を出す場所だった。右から入る潮が当たり岩があることから手前に渦を巻き潮が流れる。なんとなく良さそうな感じがした。理由はそれだけ。来たときより潮が上がりだし小物は薄れベイトも全く見えない。というか。。。真っ暗。(笑)思うままに奥へ投げ入れ潮に乗せ岩の向こうに居るであろう待ち伏せしている個体を狙ってみる。 これがドンぴしゃ! 『ゴゴ!』と鮮明に当たりが出た!締め上げたドラグが『キン!』と高い音を響かせフッキングは完璧。慌てて潜るメバル! 格闘だ。。。が。。さっきと潜り方が違う。先ほど釣った個体は茶メバル。よく見る奴だ。今度のは潜るは走るは。。。にぎやかい。 竿を立てるが凄いピッチで竿をふるわせ手前の岩に張り付いた!『潜られた。。。やばい。』正直こういうケースは始めて。正面の岩の向こうへ潜られたらどうする?激さんを呼ぼうにも遙か彼方。(爆)とにかくゆるめず弱らせることに。向こうも必至ならこっちも必至。絶対に主導権は譲らない。ラインブレイク上等!かかってこい!2分ほど粘ったら向こうが一瞬上を向いたのかティップが上をむきかけた。その反動を使い抜き上げたら魚飛んできました!(爆) いや~笑えたよ。浮いちゃえばこっちのもの寄せてライディング完了!獲物は22cmのブルーバック。 後で聞いたらブルーは走るらしい。どうりで潜りが違うと思った。着々と激さんは釣りまくる。 もう人間の性能が違いすぎ。。。その後三度ブルーを釣ったポイントで当たりがあったが簡単には捕れずラインブレイク、バラし連続でちょっと一休み。朝方3時くらいから異様に夜光虫が出てきて一面濁りが入ったためさらに奥へと。なかなか釣れないおいらの横でポイントは入る度に釣れるんです激さんは。。。濁りがきついためそろそろラスト!ということに。すかさず激さんお隣でヒット! あたかも簡単にブルーを上げた。おいらも最後一投。 祈りを込めて今日一日学んだことを思い出し良いと思う場所へ投げ入れた。 もう最後これで捕るんだ!そしてそのときが来た。これまでとは違う。。。でかい!首を振り潜る。。走る。。でも今日はおいらも成長したはず。冷静に竿を下げず、テンションを抜かず、締め上げたドラグを鳴らしながら藻だらけでそいつは上がった。長かった。。。10時間ぶっ通し。何回なげたんだろう? ラインも3回も結び変えた。 ばらし連続だった。フッキングもろくにせずいつも釣れちゃった~的な遊び半分のメバルとは明らかに違った。ドラグの意味も、バットがどうこうとか。。。そういう意味も知らずに。自己記録再更新!思わず声が出た! 最高のバトルだった。25cm出ました! 文句無しのラストワン!最高の釣りをありがとう! ですが。。。 ここからがメバラーへの入り口ですから!(爆)誘ってくれた激さんありがとうございました。前からやってみたかったビクトリークロス!(爆)なにげに後ろに写るUP!がもっとでかいの釣れ!と言ってるようにみえるのはおいらだけでしょうか?(爆)