カテゴリ:徒然
毎年この時期になると恒例の羽子板が浅草寺の境内で行われます。
今年も12月17日から19日までの3日間、小屋がけの店舗に色鮮やかな大小様々な羽子板が並び、縁起物として売られています。 昨日(12月18日:火曜日)はお昼休みにこの羽子板市を早速見物してきました。 雷門のところから人でいっぱい。 師走というのにものすごい熱気です。仲見世もすっかり正月の雰囲気になっていました。 人並みを掻き分けながら仁王門を潜りますと、威勢のいい声と手締めの拍手で湧き上がっていました。 まともに歩けないほどの人の波です。江戸の庶民パワーを感じます。 箱入り娘になっちゃいけねえから、ずうっと出しっぱなしで飾っとくれ! 威勢のいいオッサンでした。 浅草寺の境内は歳末を通り越して、すっかり正月進行となっていました。 にぎやかな浅草寺の脇を通って境内裏へ参りますと、そこではガサ市と呼ばれる、注連縄や門松などの正月飾りの年末市が行われていました。 ※奥に見える塔は花やしきのアトラクションです。 現在のガサ市は専門業者向けの卸売りのみということで、一般客は全く居らず、表の羽子板市とは対照的な雰囲気です。 かつては観音堂を挟んで裏と表で、一般庶民が正月用品を揃えるための市として機能していたということですが、いつしか表の市が羽子板市として残り、江戸の情緒を今に伝えているということです。 帰りがけに浅草庚申塔で有名な銭塚地蔵尊にお参りしてきました。 この年の瀬に、思わず正月の雰囲気を満喫した昼休みでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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