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2008.01.24
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カテゴリ:徒然
 今朝も寒い。気温1℃。

 自宅の玄関を出ると今シーズン2度目の雪。予報では今日一日は気温も上がらないという。

 先週の雪と同じく、積もる程の勢いは無い。

 どうせ降るなら出社不可能ないくらい盛大に降ればいいのに。中途半端な空模様が恨めしい。ただ寒く、冷たい風の吹く歩きにくいだけの朝。



 いつもの様に流れていく車窓の風景。今日は鉛色の空に雪の白い線が加わって、気持ちまでどんどん重くなってくる。

 結露したドアの内側にへばりついた長い髪を気にもせず大声で話し続ける中年女。

 吊広告に視線を合わせたまま、電車の揺れに合わせてよろよろとよろめきながらも吊革や手摺に掴まろうともしない白髪交じりの老いた男。

 巨大なバッグをぬれた床に直に置いて携帯電話のメールに夢中になっている若い男。

 そして見たくもない澱んだ窓外の風景をボーっと見ながら思考停止状態でただ目的の駅に着くのを待つ自分。耳元で流れる音楽は脳に達する前に周囲の雑音と交じり合い減衰し、一定のテンポで明滅する光と同期する。

 気が付けばいつしか電車は地下鉄線内に入っており、小さな蛍光灯の明かりが流れていくだけの窓の外を無意味に眺めている。

雪.jpg

 地下鉄の階段を上がると通りは雪。

「そうか、今朝は雪が降っていたんだっけ」

 面倒なので傘もささずに雑踏を歩く。水分を多く含んだ雪は容易に溶け、褪せたグリーンのコートに次々と黒い染みを作っていく。眼鏡についた水滴が忌々しい。

 いつもどおり、途中のファーストフード店に寄る。カウンターに立ってオーダーを聞くのは、こういう店には全く似合わない初老の女。店の奥ではアジア系の色の浅黒い外国産の若い男と色白の太った男が何やら談笑している。

 毎日コーヒーだけを注文し店内で飲んでいるのに「コチラでお召し上がりになりますか?」と今日も聞かれる。

「はい」

 と小さく答える。

 視線も合わさない。

「ごゆっくりどうぞ」と、小さな紙コップが一つだけ乗ったトレーを差し出される。

 カップだけを黙って受け取り、店の2階へ。

 金髪の髪を逆立てた男がテーブルに足を乗せて、安っぽいビニールで出来たソファに横になっている。

 向かいに座った女が小さな手鏡を覗き込んで、隈取のような化粧をしきりに気にしている。

「心配するな、崩れたところで大差ない」

 心の中で優しく声をかけてやり、江戸通りに面した大きな窓際のカウンターの一番隅の椅子に座って外を見る。

 相変わらず雪が降っている。

 コーヒーの香りが納豆の匂いのように感じられる。ここのコーヒーは相変わらず不味い。どの店舗で飲んでも普遍の不味さだ。



 どんなに重い足取りでも、数分も歩けば会社に着いてしまう。

 薄い膜に押し戻されるような抵抗を感じながら、嫌がる身体を建物に入れる。

 仁王立ちになった守衛の前を通ると受付嬢が甲高い声で挨拶をする。

 軽く会釈して奥のエレベーターに乗る。

 自分のデスクに座ってメールをチェックすると、大量のDMメール。読む気はないので開きもせずに削除。「未読のメール」が「削除済みアイテム」へそっくり移動。

 仕事のメールがあったかもしれないが、勢いで全部削除。Outlookを終了しようとすると「削除済みアイテムフォルダ」の中身を消すかどうかの確認のダイアログ。

 消したいから削除したのに、何故もう一度確かめようとするのか。

 迷わず削除

 暫く何もせずに目だけを開けた状態で過ごす。やがて他の人間が出社して来て、フロア内の空気が動き始める頃、ようやく脳が覚醒する。

***********

 ネタが無いので昨日の朝について書いてみました。

 平日の朝は、昔の車と同じで、寒いとなかなかエンジンがかからないんです。

 休日の朝は目が醒めた時点でテンションは高いんですがね(笑)

 皆さんは平日の朝も普通のテンションですか?



 そうそうネタが一つ。

 昨日の朝、加茂屋のサイトで何やらボタンをポチッとした記憶がかすかに(爆)






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Last updated  2008.01.24 07:23:55
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