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2010.05.24
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カテゴリ:サイクリング

 昼寝ポタの帰り道、いつもの道を走りながら・・・

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 いつも思うことなんだけど「もっと安全なルートはないかな」と。

 大きな街道を走ることに慣れてしまうと、車のプレッシャーにも次第に鈍感になってゆく。

 路肩に駐車している車を避ける場合や路肩が荒れている場合、自然と後方を確認しつつ車道の真ん中を通ったり、交通量が多くなって車の流れが滞り始めると、一時的に急加速して車の列に混ざることも。

 クラクションを鳴らされたりトラックのエアブレーキで威嚇されたりすることにも自然と動じなくなり、片手を挙げて何食わぬ顔でやり過ごしたり。

 いずれにしても、自動車側の意識が低ければそれは非常に危険な行為となるし、出来ればそういう事をしなくても安全に走行できるに越したことはないよね。

 単独走であれば、自分の周りに気をつけながら走れば基本的にはそれで良い。100mぐらい先の展開を想像しながら、車の流れなどの状況を見ながらの加減速ができれば街道走行中も比較的精神的にはゆとりが出来る。というより冷静にならなければ返って危険なことにもなる。

 ツマと二人で走る場合はお互いが2台を中心とした状況判断をすることになる。自分独りの判断で急加速をしても相手が同じ判断をするとは限らないし。

 先行車の急な減速は事故に直結するから基本的には出来ない。手信号なんて緊急的状況で出せるわけもないから、緊急時は大声を出すくらいしか相手に状況を知らせる手立てがない。

 結局のところ先行車が常に前方の状況を後方に伝え続けるなんて不可能なので、後続車は自然と先行車とズレたラインで走行するか、単独走に近い状況を作ることを余儀なくされる。すなわち


(1)後続が車道側に若干はみ出して前方視界を確保する

(2)間隔を大きく開ける


 街道走行で(1)をやりながら走る姿を多く見かけるが、これはともすると並走となる。先行車が速度を落とすと並走状態になりやすい。

 路肩側に入った自転車は並んできた後続車に車道側を塞がれ、前方に発見した障害を避ける手段を失う。やむなく障害に乗り上げてバランスを崩すと、並走した自転車を巻き込んだ大事故につながりかねない。

 ローテーションでの先頭交代で下がる時は、路面や周囲の状況をよく見てやりましょうね。

 かといって(2)では数名ならなんとかなるけど、10名以上になると車列が長くなってしまい、信号等で千切れることが頻発する。コミュニケーションも難しくなり、グループのリーダーの目も届かなくなっちゃう。

 いずれにしても周囲の状況に応じた判断が必要。



 最近、集団走行を見かけることが多くなった。おそろいのジャージで整然と走るグループもあれば、自転車も服装もバラバラなポタリング集団も居る。中には見るからに危なっかしいグループもあったりして、見ていてハラハラさせられることもある。そういう危険な集団は明らかにリーダー不在のように感じる。

 実際、グループ走行での事故も急増しているらしい。

 レースと違って「みんなで走ろう的な集団走行」の安全性はリーダーがどれだけ集団全体の安全に配慮が出来るかにかかってる。走行ラインとかルート、速度や周囲の状況、後続の状態に十分な配慮が必要だよね。

 横道からの合流が多かったり信号が多い場合、たとえば全体のペースを落すなどの判断をしないと後続車がトラブルに巻き込まれる可能性が高くなったりする。つまり早め早めの先回りした状況判断が的確に出来なければ、前方視界が制限された後続車に咄嗟の判断を断続的に強いることになってしまい、後続には常に不安と不快を感じさせることになってしまう。

 4台~5台の小集団であれば最後尾の声も届くし、初心者を混ぜた場合の比較的車間を空けた走行でも十分に安全性を確保することが可能だけど、10台前後まで数が増えると状況はがらりと変わる。個々の習熟度がそれなりに揃っていない場合はリーダーの力量が大きく問われることになり、集団維持のための配慮には相当な苦労が必要となる。

 10名を越えるポタ集団での一般道走行は非常に難しい。集団は簡単に分離してしまい、場合によっては後続が先行を見失うということになる。信号を渡る場合も「自分が渡れるか」ではなく「集団が渡れるか」を考えないとならない。今自分が通過した場所を、最後尾は数秒~十数秒遅れて通過するわけだから、かなり余裕を持った判断をしないといけない。

 結局、力量がバラバラなポタ集団では、一般道での10名を越える集団維持は非常に難しい。最も力量の低い者にペースを固定し、常に全体を把握できる位置にサブリーダー又はリーダーを配しておいて欲しい。

 そのためには走行前には必ず先頭、中盤、最後尾の役割分担の確認をすべきであり、集団が千切れた場合の対応を事前に打ち合わせておく余裕も欲しい。千切れても後続がルートをトレース出来なきゃ意味がない。気がついたら後ろがついてきていなかった・・・・もう最悪。

 走行ルートや役割分担の事前打ち合わせもなしに、先頭が随時勝手にルートやペースを決定するような集団は単なる「危険な車列」だ。


 集団走行は単独走より格段に楽しい。でも単独走より危険度ははるかに高い。ちょっとした不注意が集団内での追突や大きな事故につながる事を忘れちゃいけない。

 また、初心者を含む場合は走行前にルート説明や役割分担、手信号の徹底などはきちんとやって欲しい。勿論それはリーダーがやるべきであって、また短距離ポタであっても相応の資質を備えたリーダーは絶対に必要な存在だと思う。

 事故のない楽しい集団サイクリングが広まってくれることを望みます。また、集団走行では常に上級者が初心者の、リーダーが全体を気遣う気持ちの余裕が欲しいものです。






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Last updated  2010.05.24 00:59:19
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