カテゴリ:徒然
いやぁ色々と考えたんだよ、俺もさ。
殺気?今でも感じてるよ、ヒシヒシとね。しかも昨日よりずっとキツイよ。何故かって言えば、今俺の机の上には例のブツが入ったダンボールが乗ってるからなんだ。 PENTAXの100ミリマクロ。しかもWRの付いたヤツ。 なんと言ってもアルミ削り出しの高級感溢れるボディに惚れるね。 おっとインプレはまたの機会にして話を戻さねぇとな。 で、俺の右手の誕生日の話だ。 マクロレンズなんていう実に粋でタイムリーなプレゼントのお返しって事だから、俺もそれなりに奮発してやらにゃあ男が廃るってもんだよな。 だから色々と悩んだってワケよ。 この俺が小娘みたいにプレゼントで悩むなんざ笑っちまう話だけどよ、この先も末永く付き合ってもらわねぇとならねぇ大事な右腕だ。ちゃんとしてやらねえとな、なんて珍しく真面目に考えちまった。 それでさ、何がいいのか考えながら両手を並べてじっと見てみたわけよ。 右手ってえのは俺にとっては利き手だから、当然左手よりも酷使しているんだよな。だから多少は疲れも見えるってもんだ。 でもどうなんだ?この差は。 左手の方は指輪だの時計だのと、大して働いてもいねぇクセに色々と着飾ってやがるってえのに、右手のヤツときたら、何ひとつねぇじゃねぇか。 泣けてくる話だ。実に申し訳なかったよ。スマン、俺の右手。 こうなりゃ左手を見返してやりてぇよな。心配すんな、大船に乗った気で居ろ。俺が立派にしてやるよ。 で、何がいいんだ?兄弟。遠慮はいらねぇ。この俺に何でも言ってくれ。 時計なんかどうだ?ロレックスか?フランクミューラーか?それともブルガリなんかの方が趣味か? ん?いらねぇって? 時計は左手にあげてくれって? お、おめぇってヤツは・・・・・何処までも泣かせるヤツだな。 俺は感動した。やっぱりおめぇは俺の右手だ。おめぇ以外に俺の右手は考えられねぇよ。 でもよ、兄弟。遠慮はいらねぇんだ。何でも言ってくれよ。俺はおめぇにプレゼントってぇヤツをしてやりてぇんだよ。 ん?なんだ?何が欲しいんだ?言ってくれ、何でも言ってくれ。 グローブ? 自転車に乗るときのグローブか? そんなのでいいのか? そうか・・・・・そんなに汚れてたか。それは済まなかったな。よし、おめぇの好きなグローブを片っ端から買ってやるよ。右手だけって売ってるかわからねぇけどよ。 なに?ひとつでいい?しかも左手の分も買ってやってくれだって? お、お、お、おめぇってヤツはよぉぉぉぉぉぉぉ。ちくしょう、涙が止まらねぇぜ、コノヤロー! ポチ・・・・・・・・ このあたりで背後の殺気が究極に高まってきたので終わりにします。 ~~~~~~Oyaji劇場 終劇~~~~~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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