カテゴリ:サイクリング
なんとか予定のルートに戻った二人はまた景色などを楽しみつつ走り始めたのですが・・・
さて、事件勃発です。 ちょっと前からツマが「なんだかコツンコツンとへんな振動が来る」って言ってたんだけど、「路面の凹凸なんじゃない?」なんて思っていました。 でも、自衛隊駐屯地前の綺麗な舗装路に入ってもその挙動が治まらないらしいので、念のために停まって確かめてみようと・・・・ !!!!! ツマのバイクの後輪がエライことになってました。 虫刺されじゃあないですよ(笑)笑い事じゃないけど。 このタイヤ、以前記事にも書いたけど、あのリコールになったシュワルベのアルトレモRなんです。 こうなってしまうと間もなくバーストとなるわけですが、変えなきゃ変えなきゃと思いつつも放置してたんです。 しかも今回はいつもと違って軽装備。予備チューブはさっきのパンクで使っちゃったし、いつもは持っている予備タイヤは無いし、Oyajiはチューブラなのでチューブラタイヤしか持ってないし・・・ 状況的にはこのまま走るのは危険すぎる。でも車も滅多に通らない山奥で立往生するわけにもいかない。だましだまし走るしか無いんです。 行く手にはまだまだ大きな上りが待っています。そこを越えれば後は下り基調なので、タイヤの負担も少しは軽くなるはず。 何とかなるんじゃないかと思い、そーっと走ることにしました。 愛宕山からゆっくり下りつつ、いつもは必要以上の重装備なのに、今日に限って軽装備で来てしまった事を、大いに後悔し始めているOyajiなのでした。 最後の坂に入りました。これを越えれば鴨川の市街までは下り坂。何とか持ってくれと祈りつつ上り始めた二人でしたが・・・・ パーーーーーン!!!! 後ろで響く大音響。 「バーストしちゃったよ・・・」悲しげなツマの声。 無残なタイヤがそこにありました。 ここまで激しいバーストは見たことがありません。これはもうタイヤブートとかそういうレベルではないことは一目でわかりました。 チューブの方もまるで風船がはじけたかのようにボロボロに引き裂かれていました。 鴨川までは約10Km。下りですから自転車ならあっという間なんですけど・・・・ もう、押して歩くしかありません。しかもこの炎天下、飲み物だって残り僅か。 ガックリとうなだれて歩く二人。しかもビンディングシューズは滅茶苦茶歩きにくい。 歩き始めてすぐ、前方から自転車が一台、颯爽と下ってきました。 今日始めてすれ違う自転車。 もしかして替えタイヤなんか持ってたり?なんて淡い期待。でも・・・ 「もうちょっとですから~」 なんて声をかけて、あっという間に下っていきました。 坂を上りきれずに押して歩いていると思ったのでしょうね。まあそう思うのが普通でしょう(苦笑) その後も二人組みのローディーさんと出会い、事情を話したのですが、流石にタイヤまでは持っていないとのこと。当たりまえですよね。(なんとこの日林道で見たサイクリストは3人のみ) 結局、鴨川の街まで歩きました。 炎天下を歩くこと約2時間半。ふくらはぎがパンパンになりました。下り道は勝手に進もうとする自転車を押さえながらなのでとってもツライ。 人里まで降りてきたときにはホッとしました。 安房鴨川駅 何とか生還できて何よりでしたが、やはりイザというときのための装備は手抜きしちゃならんという事を再認識した一日でした。特に林道など人気の無い道を走るときには装備は重要ですね。 とまあ、そんなわけで片道で終わってしまいました。 自転車で約32Km、徒歩約10Km。辛くも楽しい一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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