カテゴリ:サイクリング
というわけで当日の朝を迎えたわけですが、ゴーゴー唸る風の音で目が覚めたのです。 窓の外では椰子の樹が弓なりに撓って、葉と葉がぶつかり合う音がバタバタと・・・。 昨日は穏やかだった海は白く波立ち、テトラポットにぶつかって大きな飛沫を上げていました。 集合場所に向かうと、幟が風に煽られて。 「大丈夫かよ、オィ・・・」 聞けば風速は8m、時折10mを超えているとの事。猛烈な西風です。 立てかけた自転車がバタバタと風に倒され、リム高のあるエアロホイールなんかはハンドルを手で押さえても真っ直ぐに進めないほど。 「BD-1で大正解」と心の中で思ったくらいでした。 スタート後暫くはこの西風を背中に受けながら千倉へ。 途中、ちょっと坂道があるものの、特に苦もなく越え(2年前はピストで走ったのでちょっとキツく感じたけど)、程なく千倉入り。 千倉の海へ出てからは横風に翻弄されながらの走行。顔にたたきつける砂が痛い。防風林の間からは砂だけじゃなくて波しぶきまで飛んできて、サングラスも白く曇る。 進むにつれ、コースは西へ進路を替え、当然のことながら向かい風に。これがまた凄まじい。とにかく進まない。 下り坂でも漕がないと進まない。押し戻される感覚。もう、景色どころじゃなくて必死(笑) 平地を押し歩く参加者までいたりして。 集団は大きくバラけ、数名単位の短い列車となってそれぞれのスピードで耐えながら進んでいました。 昼食場所(野島崎東)では弁当が飛んでました(笑) この時点でかなりクタクタに 野島崎灯台から州崎灯台までは、一部海岸線から一本山側の道を走りましたが溜まった疲労で速度も落ちるだけ落ちたと言う感じ。文字通り這うようなペース。 南房パラダイス 州崎を越えると向かい風エリアは終了。 先ほどまでの地獄がまるで嘘のように快適。防風林の切れ目で突風に煽られたりもするものの、穏やかな走行ができました。 やがて内湾の静かな海を眺めつつ館山市街へ。 約60Kmという短い距離だったにもかかわらず、どっぷりと疲れた一日でした。 さて、こんな強風だったのでいつもの片手撮影は思うようにいかず、揺れる画像と風の音だらけ。現在編集中ですが・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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