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2011.07.11
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カテゴリ:徒然
 先日の走行ではツマが熱中症になりかけましたが、この日は記録的な猛暑だったようで各地で救急車による搬送が頻発したようです。

 実は先月、御自身もサイクリストであるお医者様による熱中症に関する講座を受けたばかりだったOyajiとツマは、その時の講習で聞いた「絶対に無理をしてはいけない」「微妙な変化でも中止する」という話が頭の中に強く残っていて、それで事なきを得ました。

20110618_02.jpg
「6月18日:震災復興支援サイクリングカレッジちば」の様子

 Oyajiとツマは、いつものようにトランシーバで会話をしながらの走行だったので、ツマの「なんかボーっとする」の一言で停車させて様子を見たのでした。ツマに言わせると、「ちょっと前まではいつもと同じで何とも無かったし多少暑いと感じる程度だった。で、急に頭がボーっとし出した」とのこと。

 熱中症は突然襲ってくるのではなく、ある程度の前兆はあるらしいのですが、あの暑さの中ですから多少はダルさを感じても当然という意識が働いてしまいますよね。

 その時点での対応がその後の状況に大きな差を生んでしまうようです。

 「あ、これはいつものとは違うな」と思った時には既に症状が進行していて、そのまま続けるとすぐにみるみる状況が悪化して意識昏迷に至るケースが多いのじゃないかと思うのです。

 自転車で走っていると常に身体に風が当たっていて、なおかつレーパン&ジャージは非常に通気性が高いので汗がどんどん蒸発して、走行中はあまり暑さは感じません。ヘルメットも通気性が高いので、頭も随時冷却されている状態になります。まずはこれが曲者なんですね。

 これが上り坂で速度が下がったり信号で停車したりするとジリジリと照りつける直射日光の影響をモロに受けますので、一気に体温が上がる傾向があるのかもしれません。

20110710-3.jpg
アスファルトの上の温度は照り返しもあって50℃~60℃にまで上昇します。

 日頃炎天下で作業をする人や運動をしている人に限って、このあたりの微妙な体調変化を見落としがちな様です。
 いつものことだと思い込んでいると取り返しの付かない状況に一気に陥るのが熱中症の怖いところだそうで、Oyaji&ツマのように常日頃から日和るクセが付いていると、ちょっとしたしんどさでソソクサと休憩モードに入ってしまうのでかえってそれが自己防衛手段につながっているのかも知れませんね。

 これを機に、先日のサイクルカレッジでの話をもう一度復習しておくことにしました。

 一番大事なのは熱中症にかからないことなのですが、もしかかってしまった時のことも知っておく必要がありますね。


 万一熱中症の症状が出たら、

・とにかく涼しいところに移動させて身体を冷やす
・脇下動脈、頚動脈、大腿動脈のアイシング
・体表面に散水して扇ぐ
・冷水タオルなどで手足や体幹部をマッサージ

 冷却はやりすぎを恐れず、本人の意識が回復して寒いと訴えるまでやる方が良いそうです。

・痙攣を起している場合、又は痙攣対策としては塩分濃度0.9%程度の飲み物(生理食塩水の代替)が効果がある。ただし飲ませるのは本人の意識があるときに限られる(気管に流し込まないようにする。意識が無ければ点滴)

 また、予防策として、スポーツドリンク(塩分濃度0.1~0.2%、糖分濃度3~5%、5℃~15℃に冷やしたもの)が有効との事で、ポカ○スエットを2倍程度に希釈するとちょうど良いらしいです。

 夏場は2本ボトルが基本ですが、そのうち一本は上記のようなスポーツドリンクを用意したいものです。また、走行中に塩分やミネラルを補給できるように、塩分やクエン酸、ブドウ糖などを効率的に摂取できるタブレット剤を使うのも有効でしょう。この日もこういうアイテムを携行している人が何人もいて、Oyajiも分けてもらいました。走りながら補給できるので非常に効率的です。

 17日のすいかライドでは十分すぎる以上に十分な準備をして、万一異常を感じたら直ちに木陰で休憩するなどの対応をしようと思います。

追記





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Last updated  2011.07.12 06:15:10
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