カテゴリ:屋上ビオトープ
そんなわけで屋上ビオトープの濾過槽周りの改修に着手。
これまでの濾過槽はこんな感じで設置されていました。 大きな問題点としては2つありました。 1つ目は、サイフォンでの連結ということ。 サイフォン内に空気溜まりが出来ると流量が極端に減ってしまい、ポンプの揚水量に追いつかなくなるという点。 フネとフネをつなぐサイフォンはポンプの吐水口に取り付けたエアディフューザーにサイフォン内の空気を吸わせる事で対応できましたが、この部分は未対応のままでした。流量低下に備えて、ポンプの流量をバルブで絞っていたため、ポンプへの負荷も気になっていたところでした。 2つ目は、ポンプの位置が濾過槽の上だったこと。 本来は水面より下の位置で運用するポンプなので、濾過槽の上から水を吸い上げる事でこれも余計な負荷をかけていました。 そこで下のような改修を行う事にしました。 フネと濾過槽は水面下で直結させ、流量を確保。VP管の径もサイズアップします。これでポンプの揚水量に対応できるようにする。 また、ポンプを濾過槽の上から横に移動。濾過槽の水をポンプに汲み上げさせるのではなく、自然にポンプ内に流れ込むようにしてポンプの負荷を減らす。 早速作業開始。 まずは濾過槽とフネの直結。 VP管のソケットを使って側面に空けた穴同士を接続。満水時に穴の位置が少しずれる事を想定してS字の配管を噛ませています。 ソケット部分は厚めのOリングで水漏れ防止。穴の部分に負荷がかかってバキッと割れないように、クッションの役目もあります。 ポンプは奥の2段になったコンテナケースの下段に収納。濾過槽から斜めに渡したVP管で水を送り、コンテナケースの上段までケース内で吐水を吹き上げ、外に出しています。つまり下段のケースの蓋と上段のケースの底面にVP管を通す穴が開いているわけです。 上段はコンセントボックスにもなっていて、ポンプの電源はここから取っています。 こんな感じでまとまりました。 濾過槽に使用するパワーヘッドやエアポンプの電源も、コンセントボックスから取っています。 そして仕上げ。 ウッドデッキ用の端切れ資材で木の枠を作って、その上に板を並べて完成。メンテナンスのために板は載せているだけ。 さて、これで循環させる水量は増加し、安定稼働できそうなのですが一つ問題が・・・・ 濾過槽へ流れ込む水が増えたせいで流れが強くなったため、メダカも吸い込まれる危険性が増しました。 一応、取水口にはプラスチックの網を被せていますが、 フネ内にはこういう小さいメダカが大量に湧いていて、吸い込まれ放題になりそうです。 濾過槽内で生きられないわけではないですが、かなり過酷な環境ではあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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