給水を考える
今日から8月。そして関東甲信越地方もようやく梅雨明けとなりました。 南の海上には台風5号が来ていますが、取り敢えず週間天気予報は晴れマークの行進となっています。 今日も都心は日中30度を越え、猛暑日となりました。やっと夏本番といったところでしょう。 毎年夏になると自転車乗りは熱中症や脱水に気を使わざるを得なくなります。 よく「のどが渇いたと認識した時点で既に脱水症状」「頭がボーっとしてきた時点で熱中症」と言われています。症状を自覚した時点で既に遅いということで、これはつまり「常に先回りして予防」するしか手立ては無いということです。 逐次給水可能で、体温を上げすぎない環境が必要ですが、河川沿いのサイクリングロードは一般的に「コンビにはおろか給水所・自販機なし」「直射日光浴び続け」という状況下にあります。 あらかじめコースを調べ、給水設備の有無や日陰になりそうな場所(鉄道や国道のガード下や公園など)の確認はもちろんのこと、必要十分な水分確保と体温を上げすぎない装備を怠ってはなりませんね。脱水や熱中症はハンガーノックなど比べ物にならないほど危険で深刻な症状であり、命に関わることであると認識すべきですね。 さて、今日は給水について考えてみました。 私の場合、街中をポタリングする場合を除き、常に2ボトルで走っています。一方が空になったら補給できる場所を探します。 ところが、よく行く印旛沼、利根川、江戸川のサイクリングロードのいずれも給水できるポイントが少ないのでいつもギリギリまで頑張ってしまいます。いままで幸いにも脱水でぶっ倒れたことは無いですが(ハンガーノックは恥ずかしながら何度か経験してます)これからの季節はやはり心配です。 夏場は特に汗によって失われる水分が半端ではありません。走っているときは気付かなくても、停止したとたんにドバーっと汗が出ますが、走行中は常に風が当たっている為、汗は出るそばから蒸発してるわけで、実際には常に止まっている時の吃驚する位の汗が出続けているということになります。 気をつけて給水し続けていたつもりでも、サイクリングから帰ってきたら何キロも体重が減っていたりする(決して痩せたわけではなく、枯れた)のですから、これはもう水分を取り続けないと駄目なくらい汗をかいているわけです。 少なくとも10分間隔くらいで補給すべき事を考えると、そろそろ無理も出来ない歳になってきたのでこういうものを考えないといけませんね。 ただ、自分の背中で暖められたものを飲むのもちょっと・・・という感じもしますし、背中がべったり汗をかきそうな気もします。使っている方がいたら、使い心地など是非お聞かせいただきたいと思います。 もちろん汗と一緒に塩分をはじめとするミネラル分も失っているわけです。 走っていると手足がまるで砂が付いたようにザラザラしてきたりしますが、よく見ると白い塩の結晶だったりします。黒っぽいウエアなどはこれがよく目立ちます。舐めるとなるほどショッパイので、塩分だということがよくわかります。 これは補給する水分の成分にもある程度気を使わないとならないということで、各自いろいろと工夫されたドリンクを用意されて走っていると聞きます。私の場合、水に若干の粗塩を入れたりすることもありますが、市販のスポーツドリンクには優れたものもあると思いますから、研究の価値が有りそうです。これもまた先達の方々のアドバイスが是非欲しいところです。 ウエアについても最近はいろいろと揃っているようですので、また考えてみたいと思います。 とにかく、今年の夏も暑くなりそうです。「脱水・熱中症・ハンガーノック」には十分気をつけて、すばらしき自転車ライフを満喫したいものです。やはりこれも「備えよ、常に」ですね。