『およげ!たいやきくん』 子門 真人
今日は朝のうちは天気が良くなかったのですが、だんだん良くなり晴天でした。割りと過ごし易い日でした。今日は1975(昭和50)年のヒット曲子門真人さんの『およげ!たいやきくん』を取上げたいと思います。この歌は子供むけ番組 『ひらけ!ポンキッキ』の中で流され、売上枚数453.6万枚と言うメガヒットを成し遂げました。『まいにち~まいにち~、ぼくらは鉄板の~♪』歌われていた子門真人さんのユニークな歌い方も当時はモノマネする方が多かったようです。この歌を出したレコード会社は新しいビルを建てる位儲かったらしいいのですが、歌われた子門真人さんへのご褒美はギター1本だったと聞いた事があります。どんなギターを頂いたのかまでは知りませんが、どんなに高級でも100万位が当時の最高峰だったと思われます。色々調べていると、この『およげ!たいやきくん』は子門真人さんが印税でなく一曲50,000円で買取りで契約して歌われていたそうです。 1975(昭和50)年当時の大卒初任給が83,600円と言う事から考えても一曲50,000円と言う契約が特なのか損なのかは疑問ですが…子門真人さんは大学卒業後、広告代理店に勤務されていて、それを辞めて歌手になられたそうなのですが、藤浩一さんと言う芸名でシングル5枚を出すものの売れず、1年半後に一度歌手を引退されているようです。その後1971年(昭和46年)に「仮面ライダー」の主題歌『レッツゴー!!ライダーキック』を一曲25,000円歌われこちらは90万枚を越える売上枚数を記録し、この後、子供向け番組の主題歌などを歌われています。因みに『およげ!たいやきくん』のB面に収録されていたのは、なぎら健壱さんの歌われた『いっぽんでもニンジン』でした。こちらも『およげ!たいやきくん』同様、印税でなく1曲30,000円の買取りで契約したそうです。なぎら健壱さんが『いっぽんでもニンジン』を歌われていた事を知っている人は多いかもしれませんが、なぎら健壱さんがフォークシンガーであった事を知っている方は今となっては少数派なのではないでしょうか?