「あずさ2号」 狩人
今日は狩人の「あずさ2号」を取上げたいと思います。この歌は昨日の『しあわせ未満 』同様1977(昭和52)年の ヒット曲で内容は都会で暮した元彼と別れ新しい彼氏と長野県に旅立つと言う内容ですが、元彼への未練が残った女性心を歌っています。歌のタイトルにもなっている「あずさ2号」は電車の名前で当時、新宿~松本間を走っていましたが、翌年の1978(昭和53)年にはダイヤ改正でそれまで上り、下りとも発車順に1号・2号と数える方式から、下り列車には奇数号、上り列車には偶数号をつける方式に変更しました。これにより新宿8:00発の列車は「あずさ3号」となり、新宿発の「あずさ2号」は消滅したようです。しかし、2002(平成14)年2月2日にあずさ35周年を記念して、「あずさ2号」は新宿~松本間を走ったようです。でも、残念ながら歌詞に出て来る8時丁度ではなく、8時2分の出発となったそうです。何故かと言うと8時丁度にはあずさ3号が出発したからだそうです。当日は狩人のお二人も招かれて「あずさ2号」を歌われたようです狩人は加藤 久仁彦(本名邦彦)さん(兄)と加藤 高道さん(弟)の兄弟デュオで、愛知県出身です。先に兄の久仁彦さんが18歳で上京されレッスンを受けられ、その後弟さんも上京され、兄弟で歌われるようになったようです。狩人の名付け親は音楽家の都倉俊一さんでお二人の恩師でもあられます。名前の由来は「いつまでも大ヒットという獲物を狙い続ける狩人であって欲しい。」といわれて名付けられたそうです。「あずさ2号」は彼等のデビュー曲でその年の新人賞を総なめしNHK紅白にも2年連続出場されます。「あずさ2号」以後「コスモス街道」、「アメリカ橋」等のヒット曲も出されています昨年,SUPER BELL"Zが「かいじ101号」と言う歌を出されていますが、この歌は「あずさ2号」のアンサーソングとして出され昨年9月にシングルカットされ、あずさ2号カップリングされ、CDのジャケットはあずさ2号のパロディーになっています。因みにかいじ101号は新宿~甲府を走る特急で新宿を9時30分に出ます。今日の気になる一品は「狩人 ベスト あずさ2号」です。