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テーマ:依存症。(262)
カテゴリ:日々のこと
先日、インディアン通のお友達の弥生さんから
THE BROKEN CORD/希望の詩というピデオを借りた。 久しぶりにインディアン物。 と、言ってもミーハーな弥生さんは今お気に入りのインディアン俳優マイケル スピアーズ君が、このドラマに登場することでポチッたそうです。 しかし、内容はノンフィクションで重いものだった・・ 内容は、ある先住民の血を引いた大学の教授ディビットがどうしても子供、それも先住民の血が流れている子を養子にしたいと探していたら、当時4歳のアダムと出会う。 アダムの両親は死に、その後里親を転々としていたそうだ。 アダムには、知的障害等がありトイレトレーニングもされておらず 問題が多い。 しかし、対面したディビットはアダムを気に入って養子として向かえる。 アダムは、たまに痙攣を起こしたりして緊急入院をするも原因がわからず。 知能の遅れで、受け入れてくれる学校も少なく奔走。 それでも、何とか社会に適応できるように育てたいと 必死の努力を続ける父。 あるとき、アダムの出生の秘密がわかった。 それはアダムの母は、重度のアルコール依存症でアダムを産んだときには、アダムの体からワインの匂いがしていたという衝撃の事実。 そういう母から生まれた子供は、FAS重度アルコール依存症候群に犯され、社会に適合できないほどの色々な障害が現れる。 心身共の障害。直る道はないものの、それでもディビットはアダムをやさしく育てる。。。 インディアン居留地では、仕事もなく将来への希望もなく 日々をアルコール漬けになって暮らす人も多い。 無計画に生まれた子供たちは、親に育てられることもなく 里親にたらいまわし。 生まれた子供に罪はないのに、親の無責任から せっかくの命も希望薄い人生に転落。。。。 私も、居留地に滞在しているときは衝撃な話しをいくつも聞きました。 アルコールの問題は、各部族でも更正プロムグラムが取り入れられ 努力が続いていますが、やっぱり最後は本人の問題。 本当に難しい現実が多いです。 そんな中、先日日本のニュースで 喫煙癖のあるニンプさんにアンケートをとったところ 妊娠中に禁煙するかとの質問に対して 妊娠中も変わりなく喫煙しているニンプさんが結構いるとのこと・・・ こういう人が将来、子供を平気で車に乗せておいて パチンコとかしているのか・・・ と、インディアン居留地の出来事が他人事ではないように思った。 でも、ほとんどのニンプさんが自分が風邪を引いても 胎児に影響しないようにと薬も飲まないのにね。 楽しい映画ではないが 養父の誠実な愛に心が温まる映画だった。 (これは、1992年のアメリカでテレビシリーズとして放映されたそうです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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