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テーマ:ネイティブアメリカン(608)
カテゴリ:日々のこと
アメリカ発の世界恐慌。
先日、ネットニュースで副島隆彦氏が 「1ドル60円時代、そして30円にまでさがるであろう」とあった。 すでに、ジプシーのようなテント生活を余儀なくされている人たちも出てきているようだ。 久し振りに、ネイティブ・アメリカン等の著書で有名な北山耕平さんのブログを覗いてみた。 そこに興味深い記事が!! カタールの報道「アルジャジーラ」の英語版で、「アメリカの貧困」ということで、サウスダコタ州パインリッジインディアン居留地のことを紹介していたそうだ。 ここには、あの誇り高きクレイジーホースなどの末裔、オグララ・ラコタの人たちが暮らしている。 ここに来てくださる方は、よくご存知のことと思いますが パインリッジ居留地は、アメリカでももっとも貧しいところの1つで 高い失業率、アルコール依存、DV、自殺・・・それが日常。 自分たちの文化、言葉・・・すべてをアメリカ政府から剥ぎ取られ 悪い土地に押し込められ、飼い殺しの状態にされてしまった。 アルジャジーラの報道で、あるインディアン一家が ガス欠の車にテレビを乗せて押しているところを見て 「どこに行くのか」と聞くと 「現金が要るので、テレビを質屋に入れに行く」と、言う。 「悲劇だね」というインダビュアーに 「これがラコタの日常だよ」と言う・・・・ 確かに、私がかの土地にいたときも 定期的な現金収入がないので、現金が入用の時は なにか金目になるようなものを質屋に持っていっていた。 一緒に質屋に行ったことがあった。 質流れになった品物が、安価で販売されている。 なにかインディアン・クラフトが欲しい時は、 現地の質屋にいけば、手ごろな値段で手に入る。 インディアン・キルトや絵などよく見かけた。 外から来た人にとっては「悲劇」で「まれ」な出来事かも知れないが 彼らにとっては、それは今に始まった事ではなく 親やその前から、居留地生活が始まった頃からの日常。 「なんとかなるさ」という雰囲気がある。 お金がないからと、びくびくしていない。 その日暮らしも慣れればそんなものかなと 手放すことの恐怖感が、彼らを見ていたらおおらかになる。 このたびの恐慌で、そういった社会弱者への配慮ってどうなるのかなとおもったりした。 彼らは、生活保護もうけられず、またすさんだ生活のスパイラルに陥るのか・・・ はたまた、貧乏生活は今に始まったことではない、とおおらかに乗り切るのか・・・ テント生活は、お手の物!! できれば、後者のように 彼らの底力を発揮して欲しいものだと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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