|
カテゴリ:カテゴリ未分類
先日、あるオンラインオークションで夫がデジタルカメラ用のバッテリーを購入したのだが、その領収書に目を通した時に商品購入先のSales tax(セールス タックス)の税率と私が住む地域の税率が異なる事に気づいた。
このSales taxとはいわゆる「小売売り上げ税」で、購入した商品に課せられる税の事である。 日本で言う消費税のようなものと言える部分はあるが、日本の消費税が国税であるのに対し、アメリカのSales taxは州ごとの地方税であり、それに郡や市による税などが加えられる事もあるので同じ州内でも税率が微妙に異なってくる事さえある。 先程お話したオンラインショッピングの例を挙げると、購入先のカリフォルニア州ロサンゼルス郡では税率は8.25%、そして私の住むカリフォルニア州サンベルナルディーノ郡における税率は7.75%と、0.5%ほど差がある事が分かる。 ~Sales taxの内訳~ Sales taxの内訳は郡や市によっても異なってくるが、ここではカリフォルニア州・サンベルナルディーノ郡を例にとって説明したい。 まずカリフォルニア州では、State(ステイト:州)=6%、Local Jurisdiction(ローカル ジュリディクション:地方管轄)=1%、 Local Transportation Fund(ローカルトランポテーションファンド:地方輸送機関資金)=0.25%を合わせた7.25%が州全域に適用される事になっており、その内サンベルナルディーノ郡においてはSan Bernardino County Transportation Authority(サンベルナルディーノカウンティ・トランスポーテーションオーソリティ:サンベルナルディーノ郡交通局)=0.5%を支払う義務があるので、Sales taxの合計は7.75%という事になるのだそうだ。 このように、カリフォルニア州では州で決められた7.25%の課税の他に、郡・市独自の税(地方の交通機関や公安などの資金に充てられる事が多い、、、。)を上乗せしてもいい事になっているが、他州のSales taxに関してもほぼ似たような事が言えるだろう。 自分の住む町のSales taxの内訳を調べてみても、面白いかもしれない。 ~課税、非課税~ Sales taxが何に課税され、何を非課税対象とするかという面もやはり州によって異なってくるが、カリフォルニア州において非課税の対象となっているのは、食料品と処方薬品である(一方、レストランやファストフード店、市販薬品は課税対象)。 他州では、食料品に課税している州や区別つける事無く処方薬品と市販薬品両方に課税する州、そして、Sales tax制度自体取り入れていない州もあるそうで、Sales taxの有無にしろ、課税か非課税かの問題にしろ、Sales taxは実に複雑で興味深いものである。 ~Sales taxパート2へ続く 参考HP: *State Sales Tax Rates (英語) January 1, 2004 http://www.taxadmin.org/fta/rate/sales.html *California State BOARD OF EQUALIZATION (BOE) (英語) http://www.boe.ca.gov/index.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|