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カテゴリ:日々の暮らしで思ったこと・気づいたこと
先日、夫の高校の10周年同窓会があったのだが、夫に説得されて私も同伴することになった。
今の日本ではどうだか分からないが、少なくとも私が日本に居た頃は「同窓会に夫婦同伴は当たり前ではなかった」と記憶しているし、寧ろ、夫婦同伴は稀だったような気がする。 逆に、アメリカでは夫婦同伴の場が多く、同窓会もその一つで、「夫婦同伴可」というよりも「夫婦同伴は当然」といった具合だ。 夫の同窓会の参加者リストを眺めていても、ほぼ全員が夫婦同伴という具合であったし、『King of Queens(キング・オブ・クィーンズ)』などのテレビ番組を観ていても、同窓会に夫婦を同伴することは普通なことだと気づく。 (子ども同伴というのもあったりするが、基本的に、夕方から開催されるパーティーやかしこまった場では子どもの同伴を遠慮する事が多い。) さて、、、。 今回夫に同窓会に誘われた際、『折角だから、一人で楽しんできなさいよ。』と親切心(?)で断ったのだが、結局同窓会前日までしつこく誘い続けた夫の根気に負け、しぶしぶついていくことになってしまった私、、、。 まあ、こんな機会も滅多に無いし、「アメリカの同窓会」がどんなものか体験・観察出来るという利点を目当てに行く決意をした。 ~誰が一番変わったか?~ 今回の同窓会は、プロムが開催された会場で同窓会が行われる事になり、遠く離れた他州からこの日の為にわざわざ飛行機や長距離ドライブで来た人も居たりで、結構な数の人が揃った。 初め、私のような同伴者は同窓生達の話についていけないから、夫や妻の側で立って笑っているだけでいいだろうと思っていたが、『どんな職業についているの?』、『アメリカにどれくらい居るの?』、『アメリカは好き?』、『日本はどんなところ?』などと色んな人に興味を持って頂き、疎外感は何処へやら、会う人、会う人と会話を楽しむことが出来たのである。 やはり、高校時代の話になると話についていくことは出来なかったのだが、沢山の人と知り合う事が出来、また夫が高校時代どんな印象を皆に与えていたのかを知る事が出来たという意味でも、非常に興味深い一日となった。 日本でもお馴染みのテレビ番組『The Simpsons(ザ・シンプソンズ)』でも、主人公が同窓会に出席するエピソードがあり、その中で『"Most Weight Gained"(最も太ったで賞)』、 『"Most hair lost"(最も禿げたで賞)』 などのreunion awards(リユニオン アワーズ)を選ぶというシーンがあったが、実際の同窓会でも恒例らしく、夫の同窓会では会も後半にさしかかった時にreunion awardsの投票が行われ、私を含めた出席者全員に紙と鉛筆が配られたのである。 司会者が『誰が一番変わったか?』などの質問を一つ一つ挙げていったのだが、さすがに夫の同窓生と全くの初対面である私にとっても、10年以来同窓生と会ったことのない夫にとっても難しく、人とどれだけ会話を交わしたか、またどれだけの人と話したかを試された瞬間でもあったような気がする。 賞は、『The furthest away from home town(最もホームタウンから遠く離れていたで賞)』、『Most changed(最も変わったで賞)』、『The least changed(高校時代とそれほど変わらないで賞)』、『The most likely to have the most kids(子沢山になりそうで賞)』、『The longest married couple(最も結婚暦が長いカップルで賞)』 で、 会場にあったアルバムに目を通したり、これまでの会話の中からヒントを得たりしながら該当する人を選んでいった。 10分後には結果が発表されることになり、最もホームタウンから遠く離れていたで賞には中国に4年間住んで、現在も他州に住んでいるという人が選ばれ、最も変わったで賞には高校時代は問題児だったが、現在は看護婦として頑張っている人が、高校時代とそれほど変わらないで賞にはホームタウンに住み続け、身にまとう洋服さえ今も変わらない人が、そして子沢山になりそうで賞には現在既に子ども4人目の人が選ばれ、最も結婚暦が長いカップルで賞には高校卒業後すぐに結婚して今でもおしどり夫婦の二人に贈呈されることとなった。 その後は、カクテルバーで二次会が行わることになったが、私と夫は色々と都合があり一次会で退散。 それでも、夫も同窓会に出席して満足したようで、『君の同窓会にも誘ってね。』と言ってきたほどだ。 それにしても私の同窓会に行きたいとは、、、。 殆どの人が夫婦同伴していたら連れて行こうなんて思う私は、やはり典型的な日本人なのかもしれない。 追記: Reunionと言えば、もう一つ思い出されるのはFamily reunion(ファミリー リユニオン:家族や親戚が一同に集まるイベント)ですが、アメリカでは良く聞かれる言葉です。 感謝祭やクリスマス辺りの時期にFamily reunionの日を設定する家族も多いそうですが、私の夫の家族も例に漏れず、年に一度Family reunionがあります。 彼の家族の場合、Family reunionの場所がいつもメキシコなので、私は未だに参加したことがないのですが、メキシコやアメリカ合衆国のあちこちに散らばった家族・親戚が集まる特別な機会と考えるだけで、いつか必ず行ってみたいなと思います。^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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