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カテゴリ:アメリカのサービス
本日(5月14日)よりアメリカの郵便料金が値上げすることになった。
アメリカ国内で1オンスまでの手紙をファーストクラスで送る場合の郵便料金が、39セントから41セントに値上げすることになり、それに伴い、他の国内郵便料金や国際郵便料金も値上げしたようだ。 今回の料金値上げをうけて、企業などは経費調整をしたり、電子メールでのビジネス処理を選択したりと様々な対応をしているようだが、アメリカでは、公共料金や賃貸家賃などの支払いを小切手で郵送する習慣や、あらゆる機会にグリーティングカードを郵便で送る習慣がある為、郵便料金の値上げは一般家庭にも多少なりとも影響を及ぼしそうである。 特に近年においては、オンラインでの公共料金の支払いが可能で、私もオンラインで済ませられる支払いはインターネットを積極的に利用しているが、やはり小切手の郵送による支払いのみを受け付けるところもまだまだあるので、料金改定前に早速、新しい値段の切手を購入しておいた。 新しい料金はオンラインで確認することも出来るそうだが、調べたついでに、以下に料金改定後の郵便料金を書いてみたので、参考にして頂ければ幸いである。 ~アメリカ国内の郵便料金~ ★葉書---26¢ ★First-class letter(ファーストクラス レター)-1オンスまでの場合---41¢ ★First-class letter(ファーストクラス レター)-2オンスまでの場合---58¢ ★First-Class Large Envelopes(ファーストクラス ラージエンベロップ)―1オンスまでの場合---80¢ ★First-Class Packages(ファーストクラス パッケージ)-1ポンドまでの場合---$1.13 ★Priority Mail(プライオリティーメール)-1ポンドまでの場合---$4.60 ★Priority Mail Flat Rate Boxes(プライオリティーメール・フラットレートボックス)-料金一律の専用箱を使用する場合---$8.95 ★Priority Mail Flat Rate Envelopes(プライオリティーメール フラットレートエンベロップ)-料金一律の専用封筒を使用する場合---$4.60 ★Express Mail(エクスプレスメール)-1/2ポンドまでの場合---$16.25 ★Express Mail(エクスプレスメール)-1ポンドまで---$19.50 ★Express Mail(エクスプレスメール)-2ポンドまで---$21.40 ★Express Mail Flat Rate Envelopes(エクスプレスメール フラットレートエンベロップ)---$16.25 *First-Class letterは、重さ3.5オンスまで、長さ11 1/2インチまで、幅6 1/8インチまで、厚さ1/4インチまでの条件を満たす封書。 *葉書は、長さ6インチまで、幅4 1/4インチまで、厚さ0.016インチまでの条件を満たすこと。それ以外は、別料金が必要となる。 *First-Class Large Envelopesは、重さ13 オンスまで、長さ15インチまで、幅12インチまで、厚さ3/4インチまでの条件を満たす封書。 *First-Class letterは、オンス毎に17セント追加。 *First-Class Large Envelopesは、オンス毎に17セント追加。 *First-Class Packagesは、オンス毎に17セント追加。 ~日本への郵便料金~ ★葉書---90¢ ★First-Class Mail International(ファーストクラスメール インターナショナル)-手紙1オンスまでの場合---90¢ ★First-Class Mail International(ファーストクラスメール インターナショナル)-小包1ポンドまでの場合---$10.10 ★First-Class Mail International(ファーストクラスメール インターナショナル)-小包2ポンドまでの場合---$15.90 ★First-Class Mail International(ファーストクラスメール インターナショナル)-小包3ポンドまでの場合---$21.70 ★First-Class Mail International(ファーストクラスメール インターナショナル)-小包4ポンドまでの場合---$27.50 ★Priority Mail International(プライオリティーメール インターナショナル)-小包1ポンドまでの場合---$21.00 ★Express Mail International(エクスプレスメール インターナショナル)-小包1/2ポンドまでの場合---$25.00 ★Express Mail International(エクスプレスメール インターナショナル)-小包1ポンドまでの場合---$28.00 *国際郵便は、Global Express Guaranteed、Express Mail International、Priority Mail International、First-Class Mail Internationalと種類に分けられ、従来の郵便方法より簡素化されている。事実上、船便がなくなった形になる。 *First-Class Mail International-手紙は、オンス毎に90¢追加。 *First-Class Mail International-小包は、ポンド毎に$5.80追加。 *Express Mail Internationalは、1ポンド以降は、ポンド毎に$4.00追加。 *Priority Mail Internationalは、ポンド毎に$4.25追加。 ~フォエバースタンプの発行~ 私が最初にアメリカに来たのは確か1998年であったが、それ以来、何度も郵便料金の値上げが改定されているように感じていた。 そこで、1998年以降の郵便料金改定の歴史をちょっと調べてみたところ、1999年1月10日には 32セントから33 セントに上がり、2001年1月7日には 34 セントに、そして、2002年6月30日 には37 セント、2006年1月8日 には39 セント、本日41セントに値上げしたという経緯である。 郵便料金の値上げは珍しいことでもなくなったが、今回初めての試みとして、Forever Stamp(フォエバースタンプ)という切手が発売されることになった。 フォエバースタンプには、郵便料金が記載されておらず、その代わり「USA FIRST-CLASS FOREVER」と書かれており、今後郵便料金が値上がりしても、ほぼ永久的に使用出来るようになっているのだそうだ。 フォエバースタンプを発行することで、料金改定の度に消費者が追加分の切手(1セント、2セントの切手など)を買ったりしなくてもよいし、また料金改定後の切手を買わなければならないという煩わしさから解放される点もある。 そして、USPS(米国郵政公社)側の利点としては、額面金額よりも作成コストがかかると言われている1セント、2セントなどの小額の切手を、料金改定の度に大量作成しなくてもいい点などが挙げられている。 とはいえ、ほぼ永久的に使用出来るフォエバースタンプが発行されたということは、また近い将来に料金の値上げがあるということを示唆しているような気がしてならない。 追記:フォエバースタンプの他にも、異なるデザインの41セント切手が発行されていますが、料金改定後もほぼ永久的に使用出来るのはフォエバースタンプだけだそうです。 詳しい新料金の表は、下記のリンクでチェック出来ます。 http://postcalc.usps.gov/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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